約 2,551,692 件
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/193.html
1 2 3 → 次へ お題 1 開催期間 2004/11/07~2004/11/16 参加作品数 21 審査員 4人 本スレ 13の9-72 議論スレ 8の940-9の187 【チャンプ】 1(◆WN8IybcvEA):5点 いつか(リーフレイン):5点 【準チャンプ】 正しい日本語講座 第一回/人称代名詞の使い方(MUJINA):4点 作品一覧 No. タイトル 作者 点数 10 飲み屋で姉ちゃんに送る散文 GON 3 11 自分が一番大事なオマエへ。 むこうの317 1 12 1種住専で一番いい道で - 1 13 私にとって全てのものが一番よ - 2 14 1 ◆WN8IybcvEA 5 16 はじめ - 1 17-19 当たり前の事を書く - - 20-22 正しい日本語講座 第一回/人称代名詞の使い方 MUJINA 4 23 空腹 心霊写真 1 24-25 いつか リーフレイン 5 26-27 イコール1 - - 28 フィルム - - 29 1の罪 - 1 30 (無題) - 1 32 雪。 S 2 34 たとえ1つ - - 35-38 あまり正しくない詩講座 その乙/「三単現」の使い方 - 3 39 海の向うに忽然と現れた Canopus - 40 詩人の唄 山田(さんた) - 42-47 海峡 ゼッケン - 48 ぽとんと落ちた - - 【審査員】 ななほし ◆lYiSp4aok. かのプすさん代理 MUJINA ◆iXws.WGCLY GON ◆rOo2fYBBKk 【採点レス】 54 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/11/14(日) 22 16 39 ID OAL8bwgz 2点 20 :正しい日本語講座 第一回/人称代名詞の使い方 : 1点 10 :飲み屋で姉ちゃんに送る散文 :04/11/07 14 30 39 ID gfifcEzB 1点 11 :自分が一番大事なオマエへ。 :04/11/07 20 11 24 ID XQcRoz7z 1点 12 :1種住専で一番いい道で :04/11/07 22 18 57 ID sfO2Dm0b 1点 16 :「はじめ」 :04/11/08 02 27 59 ID hU6sbrmL 1点 23 :空腹 :04/11/09 00 37 18 ID dhCko9Vg 1点 30 :名前はいらない :04/11/11 18 12 35 ID w+qrRhVP 1点 32 :雪。 :04/11/11 23 22 45 ID 68EYxd8D 59 名前:かのプすさん代理 [] 投稿日:04/11/15(月) 22 00 38 ID Mm9CUuI2 3点 14 『1』 2点 20-22 『正しい日本語講座 第一回/人称代名詞の使い方』 1点 10 『飲み屋で姉ちゃんに送る散文』 13 『「私にとって全てのものが一番よ」』 35-38 『あまり正しくない詩講座 その乙/「三単現」の使い方』 62 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/11/16(火) 01 44 33 ID z/PG4xKk 【2点】 >24-25 いつか >35-38 あまり正しくない詩講座 その乙/「三単元」の使い方 【1点】 >10 飲み屋で姉ちゃんに送る散文 >13 私にとって全てのものが一番よ >14 1 >29 1の罪 >32 雪。 63 名前:GON ◆rOo2fYBBKk [sage] 投稿日:04/11/16(火) 23 59 27 ID HJMBHFMV 「いつか」に3点 「1」に1点お願いします。 作品 ■▲▼ 飲み屋で姉ちゃんに送る散文 SEXてなラテン語源で「切る」って意味だそうな つまり俺たちはもともとひとつだったものが二つにぶった切られちゃってるわけで まあつまりあれだ俺は生き別れの双子みたいに前からお前を感じてた 例えばアダムの肋骨からイブってゆうかわいこちゃんが出てきて 終始素っ裸で ふたり林檎プレイや蛇プレイにいそしんだなんて言い伝えだってある イヤラシイよな とにかく大昔の、縦列駐車もできねえ猿みてえな奴らでさえ知ってたんだ 俺たちはもともとひとつだったって 俺はひとりじゃたったの半分なわけよ 確かに夜中にパソコン画面見つめてマスターベーションしていた俺は 半チクで情けない片隅の野郎 そんな俺から見たら お前は本当に綺麗で自信に溢れ、完ペキにも思えるんだが きっと一人じゃほんとは半チクなんだろう 男にゃ見えない暗い海で 泣いてるんだろう 俺とセックスしようぜ 俺と中心に行こう 神様から隠れて暗闇で溶け合って 行ったことないあすこに帰ろう 避妊ならするぜ でもほんとは失敗したって構わねえんだ だってやっとこさひとつっきりになれた俺らから いきなり瑞々しくって弱くってうつくしい 半分ぽっちが出てきてさ 俺たち以外の全部の全部を 古くて遠くて不完全なものに変えちまうんだぜ? 痛快だろう? そんときゃ社会のことも体面も お前の親父さんさえも 意味なんか失うだろう? 10 名前:飲み屋で姉ちゃんに送る散文 [sage] 投稿日:04/11/07(日) 14 30 39 ID gfifcEzB 【コメント】 53 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/11/14(日) 21 32 04 ID gWE9yq5c 10 飲み屋で姉ちゃんに送る散文 プラトンは『饗宴』の中で、むかし「アンドロギュノス(男女―おめー)」 という第三の性があったという。それをゼウスがふたつに切り離した。それで、人間は自分の半身を 求めてひとつになろうとして性交するのだという。そんなことをつらつら思い出した。 語源から思考を深めて、生命の神秘に思いをはせる詩法は正統派といっていいだろう。 軽口っぽい口調だが、この作者、正面から重要テーマに切り込むのを照れてるんじゃないの。 「飲み屋で姉ちゃんに――」なんて安っぽく語ろうとしているけれど、そんなに卑下する ことないんじゃない。 54 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/11/14(日) 22 16 39 ID OAL8bwgz 1点 10 :飲み屋で姉ちゃんに送る散文 :04/11/07 14 30 39 ID gfifcEzB 出だし目を奪われた。「セックスしようぜ……」あたりで、ちょっと足元もつれた。 56 名前:かのプすさん代理 [sage] 投稿日:04/11/15(月) 21 24 11 ID Mm9CUuI2 10 もし飲み屋のねーちゃんがプラトンの『饗宴』を読んでたら、その説は あっさり覆るな…。ほんのりとした哀しみを感じる。でも口説き文句というよ り、独白に近いかなあ。 59 名前:かのプすさん代理 [] 投稿日:04/11/15(月) 22 00 38 ID Mm9CUuI2 1点 10 『飲み屋で姉ちゃんに送る散文』 ほんのりとした哀しみと、はにかみがよかったね。 940 名前:リーフレイン ◆LeafL/oiO. [sage] 投稿日:04/11/10(水) 09 53 54 ID qW1YGeCG 本スレ10 飲み屋で姉ちゃんに送る散文 こういう恋愛詩はストレートで好き。妙に生活観と、薀蓄が絡みあってて、 きっと、いい旦那になるんだろうなっ。 なんてのかな、人間が少し薄汚れてても、まあ見逃してくれるような感触がある。 ついでに薄汚れた奥にある白さもきっと見つけてくれるような。。。 神様から隠れて これだけ、ちょと違うかな? もう一ひねり欲しいとこです。 943 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/11/11(木) 23 56 45 ID FcrGnPZE 10 :飲み屋で姉ちゃんに送る散文 :04/11/07 14 30 39 ID gfifcEzB 出だしいい! 一節のテンション、二節の休息、……で息切れか? 977 名前:GON ◆rOo2fYBBKk [] 投稿日:04/11/20(土) 14 56 21 ID 3KvebaAG 「飲み屋で姉ちゃんに・・」書きました おっしゃるとおり照れ照れでした 【得点】 3点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 かのプすさん代理:1点 MUJINA ◆iXws.WGCLY:1点 ■▲▼ 自分が一番大事なオマエへ。 これでドキッとした人、そう、これはオマエ宛だ。 オマエは自分が一番大事。 オマエは自分が可愛くて可愛くてしょうがないよな? オマエの言動で誰かが深く深く傷付いたとしても オマエには知ったこっちゃない。 オマエの思うようになる玩具がひとつ壊れただけにしか過ぎず オマエはただ単に我がの玩具がひとつ減った自分の哀れさだけに傷付き オマエはその辛さを人に訴えることによって オマエ自身の正当性をオマエ自身に言い聞かせているだけ。 オマエは自分が一番大事。 オマエは自分が可愛くて可愛くてしょうがないんだよな? オマエは自分が一番辛いと思っている。 オマエは何故自分が辛い立場に立たされることになったのか分かっていない。 オマエにそれは知ったこっちゃない事。 オマエは「辛い辛い、一番キツイのは俺だ」と人に訴え オマエは自分に対して哀れみの言葉をかけてもらう事で自分の平静を保っている。 オマエのそんな茶番劇。笑ってる人ばかりだって事に気付いてないよな? オマエは自分が一番大事。 オマエは自分が可愛くて可愛くてしょうがないってことは百も承知。 それでも俺はオマエに問い続ける。 居心地のいい場所でしか何も言えないんだよな?オマエは(藁 11 名前:自分が一番大事なオマエへ。 [] 投稿日:04/11/07(日) 20 11 24 ID XQcRoz7z 【コメント】 50 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/11/14(日) 09 12 16 ID fOIzJLxJ 11 自分が一番大事なオマエへ これは読者である他者を糾弾する前にまず作者自身の自己訓戒として読むべきものなのかもしれない。 返す刀で読者も斬りつけるという、二枚刃で剃りあとスキッ、というところなんだろうが、 果たしてスキッ、となっているかどうか。「これでドキッとした人」と冒頭からいきなり 挑戦的な文言だが、大方の読者はいささかもドキッとはしていない。だいたい詩を読んだり書いたり している人はエゴもひと一倍強く、内省的で、それだからこそ、己のエゴに十分自覚的であるように 思う。だからといって、そのエゴを克服して、ひとに優しくできる、というのは別問題だけどね。 興味があるのは第5連。被害者意識と自己憐憫のくだり。新興宗教や能力開発セミナーの 怪しげな合宿は、このあたりを衝いて参加者の自我を崩壊させ、洗脳していくんだそうだ。 だから、この作者も人間の心のツボは知っている。でも、まだ突っ込み方が弱いんじゃないの。 もっとエグッテ、イジメテくれないと、そう簡単には篭絡しないよ。 ああ、それにしても、詩を読んで私も洗脳されたい……。 54 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/11/14(日) 22 16 39 ID OAL8bwgz 1点 11 :自分が一番大事なオマエへ。 :04/11/07 20 11 24 ID XQcRoz7z これも出だしいいパンチ。 56 名前:かのプすさん代理 [sage] 投稿日:04/11/15(月) 21 24 11 ID Mm9CUuI2 11 着眼点はまあまあかな。でもいちいちの事例がずいぶんと卑近なものに 走ってるよね。それはとりもなおさず、「オマエ」は作者のあなた自身を言っ てることになるんです。 940 名前:リーフレイン ◆LeafL/oiO. [sage] 投稿日:04/11/10(水) 09 53 54 ID qW1YGeCG 本スレ11 自分が一番大事なオマエへ。 多分”オマエ”てなあ自分自身なんだと思う。 最初は第2者を想定して読んだけど、読み進むにつれ、辛辣さと 自嘲が滲み出てくる。もう一歩踏み込んだ展開があると、もっといい詩になったと思う。 943 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/11/11(木) 23 56 45 ID FcrGnPZE 11 :自分が一番大事なオマエへ。 :04/11/07 20 11 24 ID XQcRoz7z 出だしはいいが、 「オマエ自身の正当性をオマエ自身に言い聞かせているだけ。」 ……そうかもしれない。でもそれがどうしまいた? 960 名前:むこうの317 ◆317..n/Ke6 [sage] 投稿日:04/11/17(水) 18 12 55 ID 89g400/k 自分が一番大事なオマエへ。を書きました。 梁山泊へはとっても久し振りな投稿でした。 寸評が揃いも揃って「自分自身への言葉か」みたいなものだったんで笑っちゃったんですが、 仰る通り、実はそんな感じで、人間誰しも究極の部分というか、大なり小なり自分が可愛い といった心理があるかと思うんだけど、それに気付かない表面(体裁)上の己に対して、 自分自身を客観的に見る醒めた自分ってー存在が、"一番言われたくない痛い言葉"を ズケズケと囁いてくるっていう感じのつもりでした。 ありがたい寸評をくださった リーフレインさん、MUJINAさん、ななほしさん、かのプすさん、どうもありがとうございました。 貴重な点をくださったななほしさん、どうもありがとうございました。 チョト我が目を疑いました(藁 【得点】 1点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 ■▲▼ 1種住専で一番いい道で この丘を越えた家に帰る少年の一団が煙る 取り巻いた煙の中で巻き添えは嫌だと声がするのは 此処に私が寝ているからだろうか 坂がきつくて流してしまうのか排水溝が綺麗なのと 光の通り道だってくらい人がゐないのが好きで 少し起きて寝ている私が注意するんだろうか 誰に吠えようかと迷っている犬のように どの足にしがみついてやろうかと 定めるにはどれも踏ん張っている 安全にスリルを得たいのならば インターホンを押してあげてもいいけど 丘の向こうへ引きずって行ってくれるかい 喉が渇いているんだよ 12 名前:1種住専で一番いい道で [] 投稿日:04/11/07(日) 22 18 57 ID sfO2Dm0b 【コメント】 54 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/11/14(日) 22 16 39 ID OAL8bwgz 1点 12 :1種住専で一番いい道で :04/11/07 22 18 57 ID sfO2Dm0b でだしまあまあ、だが、終わりまでテンション維持。 56 名前:かのプすさん代理 [sage] 投稿日:04/11/15(月) 21 24 11 ID Mm9CUuI2 12 なんか不思議な味があるね…。側溝にうずくまってるザリガニを見つけ たような気分。興味はあるけど触りたくない、みたいな。多分住宅街の道端で クダまいてるホームレスのことだと思うけど、も少し情報がほしい。 940 名前:リーフレイン ◆LeafL/oiO. [sage] 投稿日:04/11/10(水) 09 53 54 ID qW1YGeCG 本スレ12 1種住専で一番いい道で うーーん説明不足かなあ? 私の姿がいまひとつわかんない。 ホームレス狩りの光景をホームレス側から見ているのだろうか? それは深読みなんだろうか?と悩みます。 943 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/11/11(木) 23 56 45 ID FcrGnPZE 12 :1種住専で一番いい道で :04/11/07 22 18 57 ID sfO2Dm0b 煙に巻かれた気持ちがする。……詩らしいとも、しらじら……とも煙たないなぁ? 959 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:04/11/17(水) 10 45 41 ID 6lkz6j9q 一番いい道を書きました 少年と道端で寝ている人の関係から ホームレスが連想されてしまうのは 事件や映画の影響なんだろうか 「陽なたぼっこは穏やかな場所で」 高級住宅街の丘の向こうにある学校に通う団地に住む 少年の一団の中でタバコを吸う一人がからかうのは 誰なんだろうと思いながら 見覚えのあるひとつひとつと顔が懐かしく 参加したくなる夕暮れの言い訳でした 【得点】 1点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 ■▲▼ 私にとって全てのものが一番よ 昔々に聴いた物語 同時に思い出す母さんの言葉 「私にとって全てのものが一番よ」 手紙が空の飛脚から一通届き 看板娘のおイチさんは 雨色に映える傘を広げ 天気雨の中を歩き出す 直し損ねた破れ目から 柔らかな光と風が 自慢の簪を引き立てる 母と乗った渡し舟の前で 川の主の雨蛙と 世間話に花を咲かせていると 水溜りの波紋は消え 水色の空の中 七色の虹が隣の国まで架かっていた 昔々に聴いた物語 同時に思い出す母さんの言葉 「私にとって全てのものが一番よ」 13 名前:「私にとって全てのものが一番よ」 [sage] 投稿日:04/11/07(日) 23 48 41 ID eNnR2/hH 【コメント】 51 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/11/14(日) 13 58 05 ID pEtvps9Z 13 私にとって全てのものが一番よ 冒頭と最後、サビの部分はよいとして、中身はこのサビを生かした展開になっているかな。 天気雨と破れた傘の描写は素敵。でも、最後の虹はどうなんだろう。世界の一物一理、全ての 美しさを歌うのだったら、虹のような大きなもの、美しくて当然のもので歌うより、 もっと微細で小さいもの、ふだんは気がつかない存在にスポットライトを当てて、 指で掻き分けるようにして描いていく手法をとったほうが、読者により美しさが伝わる。 たとえば、雪の美しさを描く場合に、山を覆う雪よりも都会のビルの屋上の盆栽の松の枝に 降り積もった雪の美しさを描く、というふうに。 56 名前:かのプすさん代理 [sage] 投稿日:04/11/15(月) 21 24 11 ID Mm9CUuI2 13 明るいテイストは嫌いじゃない。けど、これはいったいいつの話さ?2連 めの挿話の小道具がやけに古めかしすぎて、突飛な印象を拭えない。 59 名前:かのプすさん代理 [] 投稿日:04/11/15(月) 22 00 38 ID Mm9CUuI2 1点 13 『「私にとって全てのものが一番よ」』 ほとんど風景描写だけど、昔あった伝承説話ふうの情緒感が好き。 940 名前:リーフレイン ◆LeafL/oiO. [sage] 投稿日:04/11/10(水) 09 53 54 ID qW1YGeCG 本スレ13 :「私にとって全てのものが一番よ」 題が不満。どことなく傲慢な響きが伴ってしまうので 詩の中の敬虔な想いが損なわれてしまう気がします。 943 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/11/11(木) 23 56 45 ID FcrGnPZE 13 :「私にとって全てのものが一番よ」 :04/11/07 23 48 41 ID eNnR2/hH ほのぼのとしたいい感じ。……読み手のところに手紙がこないかなぁ 【得点】 2点 かのプすさん代理:1点 MUJINA ◆iXws.WGCLY:1点 ■▲▼ 1 溶解という赦しをどうか私に出来ることなら何処までも透き 通った闇にそうあの一人として戻らなかった瞳に映らない世 界で強く硬く握りしめていた季節外れの桜の花弁甘酸っぱい 残り香と人形に囲まれて立ち尽くすのが嫌で無言のまま吹き 上げる風にわざと散らされぺりぺり音を立てながら柱の影が 落ち行くほどに爪を研ぎながら考えたことは白磁の肌炎の痕 そうこれらの断片的イメージは1つの詩に収束すること無し にただ眩しい七色の粒子が天から落ちてくるのを待つだけの 1 14 名前:1 [sage] 投稿日:04/11/08(月) 00 03 57 ID a55K0+Ps 【コメント】 51 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/11/14(日) 13 58 05 ID pEtvps9Z 14 1 やってくれるじゃないの。未完成交響曲というのはあるけれど、完結しない詩、というのは 初めて読んだ。一言言いたいスレふうに書くと <肯定>「溶解」「透き通った闇」「爪を研ぎ」「白磁の肌」「炎の痕」など、それらしい 言葉のイメージで優艶な世界を演出している。 <批判> 「甘酸っぱい残り香」「眩しい七色の粒子」は、やや既成の感がある。統一的な全体の構図が 見えてこない。ただ妖艶な言葉を並べただけ、という感もしなくはない。また、「一」とう お題に対するアプローチは、切り方に工夫は見られるが、一発芸のようにも感じられる。 厳しい評ですいません。 56 名前:かのプすさん代理 [sage] 投稿日:04/11/15(月) 21 24 11 ID Mm9CUuI2 14 ぼくの説が正しいか自信はない。が、この詩には非常に惜しい瑕がある よ。「1つの詩に収束」はイメージを限定させてやしないかな?なぜなら、これ はもうすでに「詩」なのだから。「1」がこれほどの意味を持つとは、恐れ入り ました。 59 名前:かのプすさん代理 [] 投稿日:04/11/15(月) 22 00 38 ID Mm9CUuI2 3点 14 『1』 これはスタイルとしては一発芸に近いんだけど、見事にカッコよかったね。基 本的にはイメージを反復することばの列で、どうとでも読めるんだけど、ぼく は拡散する心と、かなしく収束し沈澱する体(『1』)との対比として読んだ。 その1の遣いかたも、この詩のスタイルにハマっていて、ふさわしかったね。 72 名前: ◆WN8IybcvEA [sage] 投稿日:04/11/17(水) 21 17 06 ID W/XCkb5z 「1」を書きました。どうもありがとうございました。 で、次のお題は…、 ちょっと考えたんですが…、 「未来」で。 あ、それと「未来」に関係あるのなら恋愛の詩とかでも もちろんOKです。 では、ゆっくりどうぞ。 941 名前:リーフレイン ◆LeafL/oiO. [sage] 投稿日:04/11/10(水) 10 00 59 ID qW1YGeCG 本スレ14 1 イメージが展開し、文章が尻とりのように繋がっていく流れがとても美しい。 溶解という許しをどうか私に(下さい) 出来ることなら、何処までも透き通った闇に そう、あの一人として戻らなかった、瞳に映らない世界で (私がその世界で)強く 握りしめていた季節はずれの桜の花弁 (私は、花弁の)甘酸っぱい残り香と人形に囲まれて立ち尽くすのが嫌で 無言のまま吹き上げる風にわざと散らされ、 ぺりぺり音を立てながら柱の影が落ち行くほどに爪を研ぎながら考えたことは、 白磁の肌、炎のあと。 そうこれらの断片的イメージは一つの詩に収束すること無しに ただ眩しい七色の粒子が天から落ちてくるのを待つだけの 1 全体が2つの文でなりたっていて、主語や目的語を省略しても文が成り立つ という日本語の特徴を上手に利用して、イメージの連鎖を表現している。 943 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/11/11(木) 23 56 45 ID FcrGnPZE 14 :1 :04/11/08 00 03 57 ID a55K0+Ps 溶解を私がまとてめ透明にしてしまった? ガラスビーカーの中に1が浮いている 961 名前: ◆WN8IybcvEA [sage] 投稿日:04/11/17(水) 20 48 37 ID W/XCkb5z 審査員の方々、本当にお疲れ様でした。 投稿3回目で「1」を投下しました。 …初チャンプ♪ どうもありがとうございました。 【得点】 5点 かのプすさん代理:3点 MUJINA ◆iXws.WGCLY:1点 GON ◆rOo2fYBBKk:1点 ■▲▼ はじめ 二人の影が重なる それはいっそう濃くなる 下手に踏むといけない 痛みをかんじ声をあげる その名は「はじめ」 二人の影が重なる そのときにだけ現れる 話しかけるといけない 口がないから乗っ取られる 私の身体か貴方のそれを 二人の影が重なる 二つのものが一つになる それ特有の・・いけない はじめが突然狂いだす それをいうと狂いだす 二人の影がカサナル はじめはもう住んでいる 私と貴方の心の中に もしくは皆の心の中に はじめーそれは 一つになろうとするもの 16 名前:「はじめ」 [] 投稿日:04/11/08(月) 02 27 59 ID hU6sbrmL 【コメント】 54 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/11/14(日) 22 16 39 ID OAL8bwgz 1点 16 :「はじめ」 :04/11/08 02 27 59 ID hU6sbrmL ストーリーがある。情感の移り変わりがちょっとあいまいか? 56 名前:かのプすさん代理 [sage] 投稿日:04/11/15(月) 21 24 11 ID Mm9CUuI2 16 ホラー風味つーのは意外とむつかしいかもね。ある程度の雰囲気づくり やら、そうでなくても深層心理に働きかけたり。「はじめ」という存在が影と 人を喰う、なんつーか、荒唐無稽というか、無理矢理さが笑えた。 941 名前:リーフレイン ◆LeafL/oiO. [sage] 投稿日:04/11/10(水) 10 00 59 ID qW1YGeCG 本スレ16「はじめ」 愛だなあ。セックスかも。。多分両方だ。 もう少し、深さが欲しいかも。わりと単純な暗喩で終わってしまって残念。 943 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/11/11(木) 23 56 45 ID FcrGnPZE 16 :「はじめ」 :04/11/08 02 27 59 ID hU6sbrmL 出だしちょっと遠いが、しゃべろうとした時唇を奪われてテンションあがる。 でも、やっぱりちょっと遠い影?? 【得点】 1点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 ■▲▼ 当たり前の事を書く これから当たり前の事を書く そう、当たり前の事だ 当たり前過ぎるが故に読む気が失せてしまうかもしれない それでも読んでほしい 読みきってほしい 人は当たり前の事を忘れる生き物なのだ どこぞの推理物の漫画で「真実はいつも一つ」とか言っている 私はあの漫画の設定にも納得がいかないが、まぁそれは置いておく 「真実はいつも一つ」 この漫画からすれば、犯罪を犯した人間が単独犯だろうと複数犯だろうと それは過去の出来事を推理していくのであって、真実が一つなのは当然である では 全ての事柄に対し 真実は一つなのか 算数の足し算引き算とか 歴史の出来事とか それは確かに真実は一つだ しかしそれらを除いた物はそういうわけではないのだ 正義と悪 どっちが正義だ どっちが悪だ 誰が決める?神様だって決めやしない どっちが間違ってるのか どっちが正しいのか どっちも間違っていて正しいのである そう考える方が賢明だ 人は年を重ねるにつれ そういう事を自然と認識する物だ しかしいざ自分の意見、主張に真っ向から衝突されると その事を忘れてしまう 感情の先走り 気付いてみれば 自分こそが真実 と思っているであろう 自分の意見という物がある事 それと同時に 相手の意見という物もある事 何故自分とは違った意見が生まれてくるのか よく考える事だ 冷静に考えろ そうだ 冷静にだ こういう考えが生まれないだろうか 「自分が間違っていたのかもしれない」 真実は人の数だけある 自分が絶対に正しいというわけではない この二つの事をいつもどんな時も忘れてはならない 私が書きたかった事はこれで終わりだ 当たり前の事を書いたまでだ そう当たり前の事を 17 名前:当たり前の事を書く [sage] 投稿日:04/11/08(月) 17 44 55 ID Gyd7hRV/ 18 名前:当たり前の事を書く 2 [sage] 投稿日:04/11/08(月) 17 45 32 ID Gyd7hRV/ 19 名前:当たり前の事を書く 3 [sage] 投稿日:04/11/08(月) 17 45 53 ID Gyd7hRV/ 【コメント】 53 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/11/14(日) 21 32 04 ID gWE9yq5c 17-19 当たり前の事を書く 若い時に、誰もが一度は頭に思いを巡らせるテーマ。作者に聞く。君は「真実」あるいは「真理」 と「事実」の違いが本当に識別できているか。文系(たとえば歴史学)と理系(物理学や数学)の指し示す ものは違う。また、当たり前、「常識」は「事実」のひとつであるけれど、「常識」イコール「事実」ではない。 こうした論理のやっかいなモンダイがきちんと片付いていないうちに「正義」や「悪」の 倫理にかかわる問題まで引っ張り込んで同じ土台で論じようというのだから、まったく。 はっきりいってグチャグチャです。 「真実は人の数だけある」というプロタゴラスの相対主義の命題まで持ち出して、これを 結論を出したつもりだろうか。 これはまったく個人的な意見だけど、詩は相対主義だけで済むもじゃない。詩は真実を 求めるもの。詩的リアリティーをことばで追求し、その中に生きる、というのが私の理想です。 56 名前:かのプすさん代理 [sage] 投稿日:04/11/15(月) 21 24 11 ID Mm9CUuI2 17-19 んで?この詩は真実を語ってるのかい?そこらあたりまでぐちゃぐち ゃかき回した方がよかったかも。 941 名前:リーフレイン ◆LeafL/oiO. [sage] 投稿日:04/11/10(水) 10 00 59 ID qW1YGeCG 本スレ17当たり前の事を書く うーーん当たり前すぎ。”ああ、お説ごもっとも”で終わってしまう。ごめん。 944 名前:ななほし# [] 投稿日:04/11/12(金) 00 02 16 ID p9aMEslR 17 :当たり前の事を書く :04/11/08 17 44 55 ID Gyd7hRV/ なるほど……。???では、他人の考えを理解できとるにょかにゃぁ… そっかぁ……世の中に考えはひとつンなんにゃにゃぁ 1 2 3 → 次へ ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/tendou_suiko108/pages/4.html
本作のシナリオ数は、隠しシナリオであるシナリオ3を含めて3つ(前作は4つ)。 単純な数の比較で言えば、前作よりもシナリオ数は減少していることになるが、大きく分けたことによりシナリオ間の違いが明確になっている点を考慮すれば、シナリオ数だけで優劣を論じることはできないように思う。 また、隠しシナリオでは、梁山泊の108星が勢揃いした状態でのプレイが可能であったり、梁山泊に関係のない好漢でプレイすることができたりする点は前作にはなかった楽しみであるとも言える。 といった前置きをしながら、各シナリオについて概説(詳細はリンク先で)。 シナリオ1・・・1101年開始で、選択可能な5人の好漢のうち4人が放浪中。人材面・支配している要塞数いずれにおいても高俅勢力が抜きんでているが、逆に言えば、それ以外の勢力間の差はほとんどなく、また勢力の存在しない地域も多いので、プレイの自由度は高い。 シナリオ2・・・1106年開始で、選択可能な8人の好漢のうち放浪中なのは2人。シナリオ1同様、高俅勢力の力が抜きんでている状態だが、選択可能な好漢が治める梁山泊や二竜山にも有能な人材が集まりつつあるほか、原作で梁山泊のライバルとして戦った勢力が新たに勢力を興していたりするなどの変化が見て取れる。また、勢力の存在しない地域もシナリオ1より減少しているので、特に放浪状態から始まる好漢でプレイする場合には旗揚げする要塞の選択が重要となる。 シナリオ3・・・1121年開始で、選択可能な好漢5人はいずれも自分の要塞を持っている状態。これまでのシナリオと異なり、選択可能な好漢の勢力はいずれも高俅勢力を凌駕する力を持っている。勢力間の友好関係も悪く、残された時間も少ないなど、短期決戦の様相を呈している。 ※シナリオ3は、シナリオ1か2のいずれかを一度クリアした状態で、ゲーム開始時に表示される「ニューゲーム」「ロード」を選択するポップを閉じると、ゲーム終了するかどうかを確認されるのでゲーム続行を選択して、ニューゲームを始めれば、シナリオ3が出現する。
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/102.html
「~~詩で遊ぼう!投稿梁山泊 3rd edition~~」の513-573 513 名前:犬大好き ◆3JQ6Se9. [sage] 投稿日:02/09/27 02 58 ID bHcSu3KF お題を置き逃げします(泣 「海」でよろしくです 514 名前:一口感想屋 ◆J90ZEm0g [sage] 投稿日:02/09/27 03 17 ID QZ7XQX0d 513犬大好きさん おめでとうございます。 511-512さん 書いた詩批評~スレに批評家が足りません。 どうかお願いできないでしょうか? あと3作ほどなんですが。 515 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/09/27 08 24 ID Ga17SMfM 512 同意。 516 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/09/27 14 55 ID VRwdDpc1 解りきった事だが511=いか粘着という事で良い? 517 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/09/27 15 32 ID Ew+RP5JP つーか 2chにある書き込みそのものが「便所の落書き」だと 一般世間では言われているというのに 何を寝言ぬかしてるんだ?511は 518 名前:Canopus ◆j1h.j3e. [] 投稿日:02/09/27 21 52 ID x4WBtKWy こんばんは。犬大好きさん、おめでとうございます、ならびにお題をありがと うございます。関係ないけど私は猫好き。 今回のお題は、「海」です。 海をテーマに詩を書いて下さい。 締め切りは、10月5日の午前0時です。 519 名前:現実と想像の間に挟まれ[] 投稿日:02/09/27 22 23 ID QJZyAQbH 本でしか見たことのない海を回想して 週一の美術で仕上げた 僕だけのミニチュア・シー 瓶に入った手紙 プラスチックの透けるイルカ 白くなった珊瑚礁 水彩絵の具で塗りたくった 抑揚のないコバルトブルーの海の上を 歩く、当てもなく歩く 中2の夏 記憶の底から溢れ出しそうな水を止めることができずに 海に行く道を 独り自転車を走らせていた どんより重い潮のにおい ざわめきにも似た波音 砂浜に広がる人の群れ それなら僕はただ流れてみたかった すべてを海に投げ出して海になりたかった 藻屑でもなんでもなく、『海』とひとつに 本で見たあの海は偽物だった 僕のミニチュア・シーは作り物だった 目の前にあるのは昔から幾分も変わることのない真実だった 520 名前:「河童」は疑問です。[age] 投稿日:02/09/28 05 26 ID Dd8tP32U >ここの審査員さんへ 「このスレの審査員は詩に盲目だ」←とか、いろいろ散々 他スレで審査員が酷評されているが・・・。どうなのだ? 521 名前:名前はいらない[] 投稿日:02/09/28 05 43 ID SX3br2VD 520 そうそう。 ひとりは、オチャラケ審査員。 もうひとりは、感情的な子供の審査員、、とまで言われている。 522 名前:名前はいらない[] 投稿日:02/09/28 05 58 ID JlfmYCkL 審査員の質が、そもそも劣悪だ。このスレは。 それなのに、ちゃんぷだ、ちゃんぷだ、なんて 満面で喜んでいるなんて、馬鹿だ。(冷笑 523 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/09/28 06 50 ID vLQHmb9D ここの審査員は批評の手法を理解していないのでは? 、、、とも言われていますが。(w-w 524 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/09/28 07 07 ID gO6/aquX >このスレの審査員へ 詩文に対する「批評の行為」に 勘違いがあることだけは確かなようですね。 批評の行為は「個人的な感想」を述べることではありません。 525 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/09/28 07 48 ID vGRPrucX 111 名前 名前はいらない :02/09/28 07 26 ID GRV7X4yO >ちゃんぷのスレの審査員って >人生経験が希薄なのではないのかな。 >だから、その詩が人にどう響くかを >あまり理解できないんだと思う。 >だから「河童」などという駄文を >オモシロ半分に、ちゃんぷに選んで >笑いものになっているんだと思う。 ↑↑ 申し訳ないが上記に同感しました。 526 名前:ミミ海[sage] 投稿日:02/09/28 08 04 ID Dhm93HOr 塩味だね 広く地球にぺったり丸く貼り付いていて 僕もそんな感じ 527 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/09/28 08 23 ID jXYUMyqf 524 う~ん、しかし・・。 特に印象批評などにおいては個人的な感想が その主体なのではないだろうか? ただし、その感想を批評として述べるときには 取り巻く状況の中で、いかに客観的にその詩文の 価値を位置づけできるか・・。 ということなのでしょうが。 批評には研ぎ澄まされた時代感覚が必須であると いわれる所以ですね。 それと豊富は人生経験も必要でしょうね。 525さん。 528 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/09/28 16 32 ID Mt3ZnSmJ 夕焼けが地面にくっつくとこに 嘘つきが孤独に眠ってるって? やつにゃ顔も名前もない 居所なんてしるかよっ やつにはトランク一個につまった人生、それだけ それも借り物のトランクにね 俺ら、自分に乾杯して ささやかに楽しむよ 空の終わるとこで いっちばん下のとこで 地の果てでさ、くり返しくり返しね とっとと失せろってせいぜい祈ってろよ 住所不定の仮住まいでわりぃかよ そのうちぴかぴかの新しい気分になってるさ わかったよ、もうたくさんだ、うるせーってんだ 俺らに必要なのはトランク一個につまった人生、それだけ それも借り物のトランクにね 俺ら、自分に乾杯して ささやかに楽しむよ 空の終わるとこで いっちばん下のとこで 地の果てでさ、くり返しくり返しね 529 名前:す、すまん[sage] 投稿日:02/09/28 19 06 ID Mt3ZnSmJ 528 スレ間違えました 530 名前:錯覚[] 投稿日:02/09/29 00 31 ID 7bHoHv4p 世界が満ちた夜に沈む頃 頭上に張り巡らされた 高速道路の下で 静かに目を閉じて見る 波の音が聞こえる 531 名前:暗い海(1/2)[] 投稿日:02/09/29 07 32 ID WRuceZTA 流れ出す血の赤を見るたびに あたしの中に 暗くて深い海が広がっていく タールのように真っ黒で ねっとりとした海が 雲間から顔を覗かせた半月 妖しいまでに黄色い光が タールの海で照り映える たった今 大嫌いなセクハラ課長の胸に 何度もナイフの花を咲かせ 二度と巫山戯た口が きけないようにしてやった あとは暗い海の底に 深く深く沈めてやるだけ 二度と浮かび上がって 来られないように 532 名前:暗い海(2/2)[] 投稿日:02/09/29 07 33 ID WRuceZTA 先月は定職にも就かず 人の稼ぎを充てにしてるだけの 無能な彼氏を絞め殺してやったっけ もちろんその後は 真っ暗な海の底に 女であることをいやでも 実感させられる日々が訪れるたび あたしの中は暗い海で満たされる 雲の切れ間からは半月 あたしの心の闇を照らす 533 名前:名前はいらない[] 投稿日:02/09/29 12 20 ID 4hF7DAfN 532 訂正 × 充てにする ○ 当てにする でお願いします 534 名前:別れ[sage] 投稿日:02/09/29 12 58 ID bopTUlph 時は時に別れを告げる時です。 人は人に別れを告げる人です。 「いまさら海について何を語れというのだ・・・」 その老いた詩人は嘆いていました。 「私は何年かかっても故人の言葉に勝ることはできなかった。」 人々も嘆いていました。 「仕方ないのです。時が進み人が生きる限り、変わらぬ言葉は消えますから」 そして波がありました。 止むこともなく、変わらぬ響きで。 535 名前:しじま[sage] 投稿日:02/09/29 15 26 ID K+wpBL52 目をとじた肩ごしに 広がっていく 蒼く月がわれて いくえにも 魚にかわり たわむれて 沈み 沈み 月はいない 沈み 色は濃さをまして いつか 536 名前:懲りない[] 投稿日:02/09/29 17 06 ID KMqI3aA5 駅まで続く長い下り坂の オケラ街道がこんなにも長くて 下りなのに足が重いなんて 店先のテレビでは満面の笑みの男が一人 インタビューを受けている 目を背けずにはいられなかった 最寄の駅を通り過ぎて 海へ向かう電車に乗り換える この単勝馬券捨ててしまおうか それとも引き出しにしまっておこうか 夕日が落ちてしまった薄暗い海 おじいちゃんが死んだ時だって 涙一つ流さなかった男が 何の関係も無い一頭の馬の運命に 号泣する 海に落としたわけじゃないのに ぼやけてしまった紙の上の字 サイレンススズカ 今も財布の中に入っている けれども男は今日も叫ぶ 負けた馬に罵声を浴びせる 537 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/09/29 17 28 ID m51B91GQ 519 想像の海にまつわる情景を奇を衒わない表現で綴っている。 幾分新鮮味にかけるものの伝わる絵、においそして音がある。 ただ最終前の連の情感は突発的であると思うし 最終連の時的場所的背景が不明瞭なことには難があるように思う。 526 まずその味的性質を海に語り告げ体様も併せそれらが自己の性質に通じるとの紹介。 「貼り付いて」にかかる副詞の数が多すぎてリズムに淀みも。 530 害するほどの騒がしさの中で波の音を聞くという試み。 「見る」→「みる」、「聞こえる」→「きこえる」or「聴こえる」の方が良かったのではないだろうか。 531-532 この社会で女として生きていく上での強い鬱憤が二人の男を殺した。 実際なし得ないことを詩中で敢えて行って 「暗い海」に象徴される自身の「心の闇」のはけ口としている感が否めない。 照らす「半月」の存在が詩に微妙なアクセントを与えている気がする。 絵的に強烈というのではなく何かひどく観念的な光なのだ。 538 名前:Canopus ◆j1h.j3e. [] 投稿日:02/09/30 00 57 ID Os3SBS0k こんばんは。 534 「年年歳歳花相似」という漢詩を思い出しますね。構成としては大成 功なんじゃないかな。静かなたたずまいがよく表れています。語りとのバラン スもいい。雰囲気に流されたことばが多いのが気になりました(冒頭の2行と か、1連めの最終行とか)。 535 視覚的な情景ですが、「沈む」「いつか」に感情をのせていますね。 「いつか」で締めるのだったら、もう少し感情をのせる必要があったのではな いかな。「月はいない」は余分かも。透徹とした描写は好感。 536 この海、無理矢理だな…。府中だしな…。私はミスターシービーから の競馬歴ですが、サイレンススズカには思い入れたっぷりです。お父っつあん もこないだ死んだしね…。共感はできますが、踏み込みが足りない感じです。 539 名前:つらなり[] 投稿日:02/09/30 01 43 ID o5Mwy/ts 小舟を漕ぎ入り江を手にいれ 恍惚として夕暮れを待つ その繰り返すのみの毎日だけだが 海は彼女を受けいれたという 波のない夜が星をひきつれ すべてを喰らい肥え太った朝がくる 焼けるような太陽と支配 静止画の脈拍を盗み取る樹木 蝋燭の火の揺れに波あわす海 火あぶりにもがく囚人の祈り 大地が川に想いを託し 意識を海に植えつけていく 循環する神経細胞のつらなりに 誰かの震えも風に吸われて 的確な自然に溶けあい薄れ 歩行する物を受けいれてくれる 540 名前:高楼より望む[] 投稿日:02/09/30 03 30 ID 3sD9mNIc それは野分けの過ぎた翌日だった 高見に立ちて海浜のささくれを見る 眼前の海面は無傷に青く ただ平らかに波浪を癒すのみ 河口へは泥色の暴流がなだれ込み 地表のすべてが押し寄せていた そして陽光のない海底へと向けて あまさず大洋は飲み込むのだった 541 名前:楽園の海[] 投稿日:02/09/30 14 03 ID 7a2smNQT 鳥は毎夕波打ち際に出でて スタイロフォームの漂着する砂浜に 打ち寄せられる屍骸を啄ばんでは 腐った肉と 半ば固形化した血にまみれた嘴で 水泡のはじける音と 沈む太陽を曲解した鶏の喚声に合わせ ひとしきり不協和音を奏で 闇の訪れる前にと 藪の中へ羽根を隠し 食い散らかされた人肉を 洗う満潮の頃ともなれば 波は黒曜石の輝きを取り戻し ただ朧げな生白い月の微光を映しては 沈黙を守り 朝になれば発酵する赤潮を内包しながら 言葉を海底へと 深く沈め続けるのみ 542 名前:Sea Of Blue[sage] 投稿日:02/09/30 22 55 ID bkhcUcgB Will she see sea she want to ? She will see sea she have to You have reason am I so blue Up and under the sky of true As she will see sea she have to I will see sea I have to too Then might have reason she is so true Up and under the sea of blue 「海の青」 彼女はそうしたい海を見るだろうか 彼女はそうすべき海を見るだろう 俺がこんなに青いわけは分かるよね 空の本当の上と下で 彼女がそうすべき海を見るだろうから 俺もそうすべき海を見るだろう そうすれば彼女がこんなに本当なわけが分かるかもね 海の青の上と下で 543 名前:あの日の海[sage ] 投稿日:02/10/01 00 50 ID 9YpzprW/ 車をとめたとき音楽も止まった 君の横顔が夕暮れと競演する 君はバッグを一つ買った ヨコハマ 夜の海を見た きらめきは足元に降りて 僕らの呼吸は一緒になった 544 名前:お手伝いドン亀 ◆Tp8oxx7. [] 投稿日:02/10/02 00 01 ID W2L6UyvR 撫子は知恵熱対策で沈黙している。さぁ、俺の出番だ。クックック。 539 見事にあっちこっち飛んでる感じだな。こんだけレトリック多けりゃ、 各人好みの言葉も見つかりそうだ。なんだか人間と自然の融け合う ところを見た感じだぜ。自分でも何言ってっかわかんねぇけどな。 540 台風去った後の海か。ただいま関東は台風まっさかりなんだろうけどね。 情景描写に終始してっけど、最後の行がとっても強大な力を感じさせるな。 541 まさに楽園だな。人間なんぞいやしねぇ。無為の自然ってやつだな。 しかし長ぇ一文だな、オイ。バカな俺なんて集中力がついて行かず、 5回くらい読み返してようやく内容が入ってきたぜ(藁 542 韻踏んでるのね。英語は韻踏みやすいらしいね。シーシーシー、って スンスンスンみたいでおもしれぇな。そんだけ。ぢゃっ! 543 なるほど。これから二人は心中するんだな? 呼吸を揃えていっせーので ジャンプ!!そして一緒に呼吸は止まった。かに思えたが、彼女は バッグを一つ買っていた。それはこの世への未練を表すアイテムであった。 そのアイテムが、橋の手摺にひっかかって、二人は止まった。 宙ぶらりんのまま彼女は言った、「ねぇ、やっぱり死ぬのやめよ?」 俺にはそう読まれちまったぞ!!!!!! 545 名前:ドン亀 ◆Tp8oxx7. [sage] 投稿日:02/10/02 00 03 ID W2L6UyvR テーマ「海」でなんでもいいから書きやがれ。 締切は10月5日の0 00分。 ちなみに俺は部外者だ。ぢゃっ! 546 名前:ワタクシは海[sage] 投稿日:02/10/03 01 15 ID ORYVHMw7 こう言うと、皆様はお笑いになるでしょうけれど ワタクシって、こう見えても海ですのよ いえ、誤解なさらないで! 海のような女、ということではございませんの 海そのもの、なのですわ とはいえワタクシが産み出せるものといえばーー 絶えて無くなるまでには限られた言葉の組み合わせ やがて地球に定住するまっかな宇宙人 ーーそんなものですけれど そして、海が産み出した子を放り出すようには、できず 自分が産み出したものに執心してしまうのですけれど 波の力に操られるように執心してしまうのですけれど それでもワタクシは身体の内に潮をもち 満ち干きを風とともに感じるのです かもめの声が聞こえます 海産物だって獲れるかもしれませんわ 「生命の源」とはよく言ったもの やっぱり皆様、お笑いになりますのね ええ、いつものワタクシの「電波話」だとお思いなのでしょう? よろしくってよ、気にいたしません だって証拠をお見せすることができないんですもの 証拠なんてものは、いつだってメルヘン☆の中にあるんですものね それでは皆様、ごきげんよう ワタクシはこれから一人、寝室に入って 今宵はどんな生命を産み出そうか ワタクシの中から 547 名前:「鏡像」(1/2)[sage] 投稿日:02/10/03 08 33 ID zMfs/HQo こっちへ来いと呼んでいるのか 来るなと追い払っているのか 太陽を呑み その欠片を夥しい浮標として 海は同じ所作のなか それぞれ違う叫びを砂浜に投げ捨て 私を途惑いに溺れさせる 夏を過去に追いやり 海は次第に凛とした表情を見せ 悪戯な立ち入りを拒むその硬さは 靴越しに温度となって表れる しかし海は私を見つめ続ける ただひとつの真っ直ぐな眼差しで それは確かなことだ 私の見つめる海は ただひとつの私の海 それは松葉杖をつき歩く あの少年の海でもなければ 漁船の近くで言い争う あの老人たちの海でもない 彼らには彼らの 私の見た事のない ただひとつの海がある 548 名前:「鏡像」(2/2)[sage] 投稿日:02/10/03 08 34 ID zMfs/HQo 息を荒げる水平線が 強く私の感傷の首を絞める ただひとつの海と相対する ただひとつの命 それは暗くなってゆく 海への帰途に就く太陽に 次第に似てゆく 海は誘いつつまた拒み 流木のように私を置き去りにする 少し冷えてきた砂浜に 誰かの大きな陰影が広がってゆく ランボーが永遠と喩えた 太陽と海が番う瞬間までに まだ少し時は余った 549 名前:酸い口[sage] 投稿日:02/10/03 14 16 ID cxflOAaD 倦怠なるまがい言葉にふさわしからぬ激動が私の体を覆った そいつは痺れになりきらぬ点描をここだあここだあと 描きつつ私の目に、鼻に、口にと五感すべてを満たし いつぞやの空気をおもいおこさせるときがそこにやってきていた 冷たい海よ、もはや土のにおいのする秋風をその上で遊ばせ 自らの蒼い色へと染めていくその過程に わたくしというテトラ堤は港には収まりきらず膨張していく その虹色の円環がこのキャンバスの額になりきる、という幻想も ふくめて潮風だ!とおまえはさけびわたしはあくまで冷静に 麻酔だと水をあびせる、わたしがくわえたその電撃を あらゆるベクトルへと進行させる鉛管を地下に忍ばせながら 海よ おまえは酸味に満ちているのか? 550 名前:オセアーノ (1)[] 投稿日:02/10/04 00 52 ID tp2ert8U 君の胸に抱かれているような 幸福な眠りから覚めた朝に 沖が時化はじめているのを見た 僕は取り残されてしまったのか 椰子の下で 影と一緒に 愛を知った心は砂漠だ 情念の海を乗せ 決して潤うことのない砂漠だ 僕は椰子の実を拾いあげる 波間に放った 影も一緒に 僕は一日中ここでこうしているんだ 嵐がここまでやって来ない限りは 椰子蟹と戯れたりして 海をなだめすかしている 551 名前:オセアーノ (2)[] 投稿日:02/10/04 00 52 ID tp2ert8U そしてまたあの夕暮れ時がやって来る 凪いだ海さえ激しく狂おしくさせる 砂漠は呻き 君を求める 光と影が波を荒立たせ 最も静かな嵐がやって来る しかしそれでも海を傷つけることなど出来はしない 西に太陽 東に満月 やがて乾燥しきった月が権力を奪うだろう しかしそれでも海を乾かすことなど出来はしない やがて君の姿が 海を渡って来る 552 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:02/10/04 02 30 ID bTypdBQM 少し寸評してから寝ます。 546 三好達治が「海」と「母」を引っ掛けて名詩を書いてますが、そこは かとないオマージュを…。うーん、もう少し感じさせてもよかったかもしれま せんね。個性的ですが、2連め以降に展開の弱さを感じます。 547-548 ことば遣いの綿密さに好感を持ちます。1連めと最終連、いいなあ。 ひとりの瞳と心に映る、たったひとつの海。主題は魅力的ですが、構成にスマ ートさを欠いています。大事なところはガツンと言っていいと思います。 ごめん、今日はここまで。 553 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/10/04 21 28 ID qavBjJ+2 546 詩作をする内的世界を海に喩えた。 そこは海のように独りで充足したところなのだろう。 547-548 この海は私の心象の鏡だ。 549 言葉がどんな世界も構築していないあるいはそのつもりもないと思われるほど 絵が見えないしはなしを読むことができない。 無意味という意味さえももつことを拒むかのような難解な詩だと思った。 550-551 ここでの海は君への恋慕あるいは愛情の象徴だろうか。 かつて潤いを知り今はそれを渇望する砂漠だ。 554 名前:名残の海辺(1/2)[sage] 投稿日:02/10/04 22 40 ID n+PfiGSS 海辺のニュータウン ここは昭和40年頃まで 根と呼ばれた海底の岩山 地名すらなかった 海の生き物達の住処 旧海岸の波よけ神社 ニュータウンの住人は氏子ではない 我々2万4千人は海の亡者か ほら 小学校も中学校も 水底にゆらめき立つ フローリングの渚で 打ち寄せられる 宝物とゴミと洗濯物と食いかす 浅蜊でも飼おうか 毎週の掃除もむなしく 潮は満ち 潮は引き 翌朝は元通り 555 名前:名残の海辺(2/2)[sage] 投稿日:02/10/04 22 40 ID n+PfiGSS 山葡萄の模様のソファーは 船になり 岸壁になり 島巡りクルーズ 魚釣り 小さな船長は忙しそうに梶取り 海には赤ちゃんアザラシ 大潮の晩は リビングルームは浸水し 船をふわりと浮かばせる 波に揺られて水音に耳を澄ませれば 彼方からゆっくりと近づく 津波 公園を歩く千鳥 薄暮の空を旋回するおびただしい数の鳶 海の磁場を鳥たちは感じている 私の身体も感じるようになった 月と太陽が正面と背後に来る時を 待っている 556 名前:海へ(1/all)[sage] 投稿日:02/10/04 22 59 ID 1AQkhJpd 「海が見たい」と言った 10年前なら、耳にも入らなかっただろう 5年前でも 半年前なら、車を飛ばしただろう、誰の制止も構わず どうして、 今まで一度も言わなかった そんな台詞を 今、君は言う? 消えかけた 途切れとぎれの 意識の合間 君は、そう呟いた 海を見せたい、そう思った 15年、一緒に居た君に はじめて、海を 見せてやりたいと、思った 557 名前:海へ(2/all)[sage] 投稿日:02/10/04 23 00 ID 1AQkhJpd 「海に行こう」と言った 消えかけた 途切れとぎれの 命の瀬戸際 君は、うなずいて 「海が…」と そして、ひとり 旅に、 でて、 しまった。 558 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [] 投稿日:02/10/05 00 03 ID FUIQinoP 締め切りです。すみませんが、残りの寸評と審査は、明日で。 559 名前:名無し物書き@推敲中?[] 投稿日:02/10/05 00 21 ID n0FntF2S 久しぶりに海に潜った 私の体力では30秒が限界 海底を蹴り上げる 上へ上へ 30秒振りに吸う空気はなかなか美味く感じた 再び潜る 深く深く 昆布茂みの中に体が引きずり込まれそうだ 体を翻す 海中から見る海面は普段とは違った美しさであった あぁ私も内側から己を見直すとこの海のように違って見えるのだろうか さぞかしどす黒い色をしているのであろう きっと3秒も直視していられないだろうな この海で私の黒さを流し出せるなら このまま海と一つに成るのも良いかもしれん 560 名前:名無し物書き@推敲中?[] 投稿日:02/10/05 00 23 ID n0FntF2S あぁ〆切過ぎちゃった・・・・ 一応題名は「洗濯」 です 561 名前:名前はいらない[] 投稿日:02/10/05 00 51 ID yjz5qJ/w チンコのレス】 〓〓〓〓〓 |〓| |〓| |〓| (⌒⌒) \/ 〓 【チンコお守りレス】このお守りを見たあなたは超超超幸せ者! 2週間以内に必ず彼氏・彼女が出来るよ! すでにいる人は超~ラブラブ みんなが幸せになりますように… そのかわりこのコピペを1時間以内に、5つ別のスレに貼り付けてね・・ でないと、あなたはインポや性病になります 562 名前:撫子さん ◆ikeEr7LE3I [] 投稿日:02/10/06 00 34 ID qYy/xcHF いえ~い♪ひさしぶり☆ まずはついてないところの寸評~☆ 554-555 海だった場所に人の町ができる。一連目は説明的すぎて読む気失せ かけたカモ★ 想像力を飛ばして楽しそうだケド、ちょとひとりよがりで 引っ張って行くパワーがないカモ★ 最後から2連目が説得力を 与えてるのが救いかな☆ そのあとの最終連の伏線としても効いて るし☆ でも、そこまでがちと、長かった★ 556-557 そんなTVドラマあったな~☆ なんてドラマだったったか、忘れ たケド★ そのドラマのクライマックスだけダイジェストでお送り してる感じ~☆ 悪くはないケド、ちょと薄いよな★ もちっとお肉が ほしかった★ 563 名前:撫子さん ◆ikeEr7LE3I [] 投稿日:02/10/06 00 43 ID qYy/xcHF あたしの審査結果発表でーす☆ 549「酸い口」=3点 今日はTVで「マトリックス」見まちた☆ こういう現実と言葉世界を 自由にひん曲げてしまったよーな作品、なんだかマトリックスぽい よなー☆ 各連を独立したものだとして読めば、とってもその不確定な 物のダイナミズムが味わえるなー☆と思ったんだケド、はっきりいって 各連の繋がりはさぱーりわかりませんでちた☆ 「私」「わたくし」 「わたし」は別のものを意味してるのかな? よーわからんケド、 読んでて一番気持ちよかったのはコレでちた♪ 88点!は本当は 2点にしてるんだケド、特別サービスで3点あげる☆ 564 名前:撫子さん ◆ikeEr7LE3I [] 投稿日:02/10/06 00 56 ID 0ZtFK7Df 541「楽園の海」=2点 ほんっと長い一文だよね☆ でもそれがひとまとまりとしての 楽園の海を表現してるんだと思た☆ まさに人間なんて知らない 楽園の海っちゅ~☆ 正直、キレイだぁ☆と思いまちた☆ 最後の 行なんて、惚れぼれ♪ でも、もうちょと読ませる工夫も欲しかった かな★ 82てん☆ 535「しじま」=1点 海のお題からこういう詩が出てくること、正直予想はしてたケド (結構、歌詞に多いっぽいよね☆)、このシンプルに沈んで行く 潔さがよかた☆ 79点。 534「別れ」=1点 これだけで海を感じさせちゃうんだよね☆ すっごい☆ でもちょと言葉がカタイっていうか、平凡になるのを危惧して わざわざもったいつけた書き方になっちゃってるぽいと思たよ★ 76点。 551「オセアーノ」=1点 2連目までがよかったな☆ でも2連目2行のあとに「ながら」が つくんじゃない? クライマックスのところに力があればな~★ 76点。 以上っすー♪☆ 565 名前:名前はいらない[] 投稿日:02/10/06 00 57 ID nv2bxXh7 無料掲示板http //gooo.jp 566 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [] 投稿日:02/10/06 10 41 ID Anx3qCpD こんにちは。ちょっと御無沙汰しちまったっす。 審査したんですけど、 528-529の誤爆が、結構いいんだよね。確かに水平線 ではなく、地平線なんですけど、あと繰り返しは詩の精度を落としただけで、 あまり効果的ではなかったんですが、魂にことばが乗っかって、はばたいてい ます。個人的にはいちばん好きだったかも。裏の2点をさしあげます。 534 何つっても、魅力的な世界観、これにつきます。人々のかなしみをた たえたことばが堆積して海になり、波になり、時間になるさまを思い浮かべま した。個々の部分は、見事に何言ってるか分んないんだけどね。寄せてかえす 潮騒を感じながらの2点。 541 反語的な楽園です。時間の推移に従って微妙なきらめきを見せる海。 静謐であり、やわらかく死を包み込む。満潮時と朝の海は、ほぼ同じことを 言ってるよね?そこが気になりましたの2点。 567 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [] 投稿日:02/10/06 11 13 ID Anx3qCpD 530 コクトオの『耳』の現代版、って感じですね。題名がストレートすぎ るのと、表現のかたさが気になります。ポエジーを感じることばがほしかった ですねの1点。 547-548 鏡としての心の海。ところどころに魅力的なことばもあって、い いですね。ただ、中盤の大事なところで表現が停滞しているんです。そのため か、平板な印象ですの1点。 549 タイトルは『すいろ』と読ませるのかな?それにしても何とかならな かったのかな…。題名で萎えます。2連めがいいですね。前半で飲み込んだも のを後半で循環させる、つまり味わう図式。口腔にじわっと海の、いのちの味 がひろがってきます。描写力には脱帽でした。1点のつもりだったけど、気が 変わった。2点です。 568 名前:霧都 ◆bKLWQf3H.k [] 投稿日:02/10/06 22 50 ID rb1noO5G 550-551 オセアーノ 2点 (ラストが陳腐なので、残念) 547-548 鏡像 2点 (少しだけ、くどい印象) 546 ワタクシは海 1点 (最後まで、集中力が持続していれば3点あげた) 541 楽園の海 1点 (連分け等、工夫があればもっと良くなる) す、すいませんが、たてこんでるので、自分の結果を起き逃げさせていただきます。 569 名前:撫子さん ◆ikeEr7LE3I [] 投稿日:02/10/07 23 42 ID qUoHcSeJ あれっ? 今回、審査員、3人だけかぁ★ んじゃ審査発表しちゃいまーす☆ ☆チャンプ☆ 541「楽園の海」5点獲得♪ ☆準チャンプ☆ 549「酸い口」?「酸いロ」?4点獲得♪ 541たん、おめでと~☆ 次のお題をよろちくお願いしまーす☆ 570 名前:撫子さん ◆ikeEr7LE3I [sage] 投稿日:02/10/07 23 44 ID qUoHcSeJ 次回はちょっと亀ちゃんと審査員交代しまちゅ☆ あんまりエラソーにしたら殴っていいからね☆ 571 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [] 投稿日:02/10/08 01 42 ID 2f5PFeTJ 撫子さん、集計ありがとう…って、間違えてるがな! 549も5点、ですね。 というわけで、チャンプは 541さんと 549さんです。 おめでとうございます。 んで、お題は 541さんに出してもらいます。 準チャンプは、ごめんね、該当者なしで。 572 名前:ドン亀 ◆YdTp8oxx7. [sage] 投稿日:02/10/08 07 51 ID KgUMpZi7 バ カ 撫 子 573 名前:ピンクフラミンゴ ◆PINKvHEPP. [sage] 投稿日:02/10/08 11 46 ID fqn+UGOG ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ◯( ´∀` )◯< チャンプゲットー!! \ / \_______ |⌒I、│ (_) ノ ∪ ∬ オーッホホホホホホホホホ! 遂にチャンプになれたのね! 541 はアタシYO! 4回目にしてやっとヨ! 長い道のりだったワねぇ、、、 審査員の皆様や、毎回寸評を書いてる名無しさんのコメントが嬉しかったり参考になったりと、 元々「締め切りを守る」「テーマを与えられて書く」という2つが苦手なアタシには、 (・∀・)イイ! 勉強ばっかりさせてもらえるスレだから、これからも投稿させてもらうワネ(w そうそう、次回のお題は「落葉」ヨ! 上田敏訳に負けないような詩を書いてネ! じゃ、これからいつものバー貸し切って祝勝会よ! 今日はみんなジャンジャァン呑んで頂戴!(w ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/318.html
前へ ← 1 2 3 4 → 次へ 作品 ■▲▼ うそ 未来、という ことば は いつも 曖昧 で 隙だらけ に 見える から ありもしない 希望 で 埋めて しまいたく なる。 82 名前:うそ [sage] 投稿日:04/11/19(金) 03 42 26 ID jG33IjoH 【コメント】 146 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/11/27(土) 16 25 52 ID x8726fkr 82 うそ 未来という言葉の曖昧さや希望とは、 ありもしない希望に由来するものではないらしい。 それともそうなのだろうか?空白と助詞のつくる情緒があった。 6 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/11/23(火) 21 57 01 ID /O9lxVxy 82 :うそ :04/11/19 03 42 26 ID jG33IjoH どことなくわかるが……鑑賞できないかなぁ…… ■▲▼ イザヤもしくはエゼキエル 世界は変わらぬ 大統領が暗殺されようが 世界は変えられぬ デモ隊が国会を囲もうとも 世界は変わるべくもない 海の向こうで戦争が始まっても 明日も明後日も今日と同じように 世界はそこに在り続けるであろう だがしかし 世界は変わるべし 一万年の眠りから未だ覚めやらぬ 南氷洋の蟹の剛毛が 潮の流れでピクリとなびいて揺らめく その刹那 稲光が空を覆い 地表に死の雨が降り注ぐであろう 廃墟の街の 運河に面した煉瓦塀のかげで 捨てられたシェパードの耳がピンと立つ そのときには、もう 世界の滅亡から免れる者は 一人としておるまい 83 名前:イザヤもしくはエゼキエル [] 投稿日:04/11/20(土) 00 01 52 ID zeTPf5mZ 【コメント】 146 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/11/27(土) 16 25 52 ID x8726fkr 83 イザヤもしくはエゼキエル 世界は変わるべしという話者の語りは面白くなかったけど、 そこに自然描写と共に現れる毛蟹やシェパードに存在感があっていいと思った。 986 名前:リーフレイン [sage] 投稿日:04/11/22(月) 19 49 16 ID iVXQjtMA 本スレ 83 「イザヤもしくはエゼキエル」 「悪い子孫を持つ恐れで、あなたが思いとどまることがないように。 あなたは、あなたの義務を行いなさい。そして聖なる神はご自身が 気にいることをなさるのです」 ユダ王であったエゼキエルが邪悪な子が自分から生まれる夢を見たため、 自身の繁栄を恐れたため、預言者イザヤがこのように諭したと言われている。 この旧約聖書から引いてきたか、あるいは単に、預言者イザヤ、預言者 エゼキエルを引いてきたかちと迷いました。前者であれば、 世界が廃墟になると予兆されていても、成すべきことを成せという題だし、 後者であれば、作者自らが預言者と自身を重ね合わせている。 前者であれば、題でもって、詩のすべてを転倒させるので、とても面白いと 思いました。後者であれば、詩全体が予言の詩という意味合いですね。 6 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/11/23(火) 21 57 01 ID /O9lxVxy 83 :イザヤもしくはエゼキエル : その時は……って、今がその時だったりして……エヘッ。うふふ。 186 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/11/28(日) 09 23 31 ID zyJ69zFX チャンプのふたり、おめでとう。みなさん、乙です。 「イザヤもしくはエゼキエル」を書きました。世界を変え、この世を滅ぼすほどの 詩の力を蟹に託したつもりで書きました。 ウンチクを少々。予言と預言は違う、って知ってます? 予言は未来のことを占う、 言い当てることだけど、預言は「神の言葉を預かる」つまり、神の警告だ、ってこと。 だから、当たる、当たらないが問題じゃなくて、「このままだとこうなりますよ」という 神の警告なんです。だから、ノストラダムスの大予言も実は大預言ってことになります。 新聞報道されてる内外の事件や戦争を見てると、ノストラダムスの言うことはますます 真実性を帯びている、と思う今日このごろです。本当は世界はもうとっくに滅びてしまって いて、それに気付いていないだけ、だったりして…。 あー、園川さんの件は、なんかあと味が悪いなあ。園川氏は必ず梁山泊に復帰します と誰か預言、じゃなかった、予言してくれないかな。 242 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:04/11/28(日) 22 09 12 ID hTfK2+r6 83 後半のガニメとケルベロス(とぼくは名付けました)が一気に世界を亡ぼ してしまう、その強引さというかナンセンスさというか、そっちの方に惹かれ たんだよね、ぼくは。 【得点】 2点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 P ◆WN8IybcvEA:1点 ■▲▼ 小生が、代々木八幡~東急百貨店本店の間で、渋66の京王バス乗った時。 静かな車内で池沼1人だけがでかい声で騒いでたんですよ。その時の小生は オタ席に座ってましたけど、運転士が何回か切れて池沼にマイク使って注意 してました。電車やバスの車内、公共の場所に出すときは監督者付けろって 言いたいところですけど、現状では監督者が付き添っていても暴れまわって いるんですよねぇ。日本のお役所や教育機関って、ホント池沼に甘いですよ。 84 名前:名前はいらない [] 投稿日:04/11/20(土) 02 30 57 ID FaSXZs0n 【コメント】 85 名前:リーフレイン [sage] 投稿日:04/11/27(土) 19 19 19 ID ZjDM8gSA 本スレ 84 名前はいらない この間、某国大統領を批評するのに、知障と書こうとして変換したら、 池沼がでてきました。 なるほど、こういう意味からだったんだと、膝をポンと叩いた次第です。 自らオタクと名乗る諧謔精神に乾杯したいと思いました。 近未来の新しい差別社会でせうかね。結構こういうの好きです。 ■▲▼ 希望のチラリズム 見えたかな? 見えないよ! 綺麗で汚い 幸せの サブリミナル効果! 欲しいのかい? 欲しくない! (ほんとは欲しい) 愛しい恋しい赤頭巾 とっても大きい狼の胃の中で 乾いた瞳で僕を見た! けだるい月曜 黄色いコインを 1/2の笑顔へトスをする さぁさぁ何賭けよう? ハイリスク ローリターンの ああ素晴らしき生活! ねぇ ねぇ 砂ダチョウは 駄目な鳥ってほんと? ほんと。 なんで? 飛べないから! でもね でもね ある夜 僕は見た! 金曜のAm0 30 砂ダチョウが レム睡眠でもって 美人の1等星へ 飛んで行くのを。 そのダチョウの名前は カタカナでボクといいます 漢字では僕 読み方はしもべ 何のしもべ? 知ーらない! 遠い過ぎる目的地。黄色い三日月に腰掛けて少し一休み。 手ぶらに気付き、月の石! 落したらいけません ですけど 底に穴の開いた袋しかありません 仕方ありません 袋が いっぱいになったら飛び出そう 甘い匂いの あの髪の毛。僕を目掛けて落ちてきます。 袋に紛れこんでも知らんぷり ハート型の杯にピンク色の美酒を注いだプレゼント 飲酒飛行だ♪ 飲酒飛行♪ でもね そこで *夜明け* {あぁ落ちていく(堕ちていく)} けだるい月曜日。目覚ましのベルの音に泣きながら それでも何もかもが続いてく まだ続くのだ! いつまで? 朽ちるまで! 85 名前:希望のチラリズム [sage] 投稿日:04/11/21(日) 14 35 58 ID DaLDcakc 【コメント】 133 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/11/26(金) 00 43 23 ID RNBOIPlK 85 希望のチラリズム 半音高い、全体的なトーン。いいんでないかい。ファンタジー、それも、ちょっと間の抜けた ファンタジー。最後の2行がちょっと甘いのが気になるが、まぁ、おまけしておこう。 題名も気が利いている。 146 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/11/27(土) 16 25 52 ID x8726fkr 85 希望のチラリズム 作品のテンションの高さに対して読み進めていくスピードがついていかずにもどかしい。 自問自答の形と短い形での繰り返し、あと語り口の軽さが先行してイメージの描画速度がやや遅い。 そこをクリアすればなにも言う事はなかった。ただ最後、夢でひざを折られた。 多分作者の中では成立しているのだろうが、僕は夢落ちの必然性を読み取れなかった。 この作品と「天」の優劣はいまのところつけられない。 6 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/11/23(火) 21 57 01 ID /O9lxVxy 85 :希望のチラリズム : 楽しいはずのオチルが、今一つ楽しく書かれていないかなぁ…… 85 名前:リーフレイン [sage] 投稿日:04/11/27(土) 19 19 19 ID ZjDM8gSA 本スレ 85 希望のチラリズム いいなあ、支離滅裂を装いながら、微妙に整合のとれたはちゃめちゃって 好きです。全体に流れる明るさもいいね。小道具がファンキーだからいいんだねきっと。 この未来は、おもちゃ箱をひっくりかえしたような雰囲気でした。 【得点】 1点 MUJINA ◆iXws.WGCLY:1点 ■▲▼ 碧眼教授の授業:「未来について」 お前らはいつでも未来未来って叫びまくるけどさ。 未来って起こること全部じゃん? 未来を具体的にとらえようなんて、無理な話でしょ? 「大きな数」はいくつ以上ですか?って聞いているのと同じだし。 例えばとある店の主が赤い数字に頭を抱えること、 例えばお前らのうち全員が明日隕石に踏み潰されて死ぬこと、 例えばこの講義がお前らに一厘も理解されずに忘れ去られること、 例えばノーベル平和賞がビルゲイツに贈られること、 これ全部未来だ。起こるかもしれないし起こらないかもしれない。 当たり前だよなぁこんなこと。1+1=2ぐらいで当たり前だよなぁ。 けどその当たり前なことを発掘してゆくのが人間であって、そんなことも当たり前。 当たり前の中に当たり前じゃないことがあって、それが当たり前で、 未来があるのが当たり前で当たり前じゃなくて、 混乱する方程式の中で彷徨うのが未来で、人間で、俺で、お前ら。 でもってその行為全般を迷い、綺麗な言葉でいうなら青春というわけだ。わかったか。 キンコンカンコン、はい。講義終了。 帰宅途中には交通事故よりも拉致に気をつけろよ。 で、何か文句ある? 86 名前:碧眼教授の授業:「未来について」 [sage] 投稿日:04/11/21(日) 21 16 40 ID 4ozEHrSm 【コメント】 133 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/11/26(金) 00 43 23 ID RNBOIPlK 86 碧眼教授の授業:「未来について」 こういうムチャクチャは好きだ。ほとんど自棄、と言おうか、投げやり、と言おうか。 「お笑いオンエアバトル」で、ラーメンズなんかがこのネタやると受けるかも。 146 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/11/27(土) 16 25 52 ID x8726fkr 86 碧眼教授の授業:「未来について」 好意的に見れば擬論理に様々なイメージを乱暴に乗せてその力で作品を展開させている。 でも講義という形による先入観を破るだけの力は感じないのでそういう風には解釈しない。 破綻した論理展開で主張をがなり、がなることによって相手の言葉を封殺しようとする臆病な教授がいたと解釈する。 6 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/11/23(火) 21 57 01 ID /O9lxVxy 86 :碧眼教授の授業:「未来について」 : なんとなくよくわかる。……で、文句ない。 85 名前:リーフレイン [sage] 投稿日:04/11/27(土) 19 19 19 ID ZjDM8gSA 本スレ 86 :碧眼教授の授業:「未来について」 教授という人種の、ペダンチックな部分を生かしてないなあ。 もっと、幻惑させるような話法でないと面白みが足らない。 これは、”辻説法”に近いですね。”拉致に気をつけろ”はナイス。 242 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:04/11/28(日) 22 09 12 ID hTfK2+r6 86 教授っぽくなさは計算?新鮮と感じる人もいるだろうし、違和感を覚える 人もいるだろうね。んで、ぼくは後者。 【得点】 3点 P ◆WN8IybcvEA:2点 MUJINA ◆iXws.WGCLY:1点 ■▲▼ 過去の未来 2004/11/22/1:38 「産声」 いつ終わるか知れない未来に 生誕したのは私のささやき ウユララの風はきまぐれで どの木の実を落とすかは私だけではわからない 第一声はとっくに過去に食べられてしまているから 2004/11/22/23 02「月影」 常夜灯が月影 殺した 私の影は 殺された 青と青の階調のまどろみのなかで 短く泣いていた私を 灯影がまっ白く 塗り込めて 塗り込めて 塗り込めて 気がつけば 私の影の 影は ひとりぼっちに濃く青く 佇んでいた 目が慣れ もう眩しくはない けど 私の好きな やわらかな月影は殺された 2004/11/24/2 16「犬」 犬はどこにでもいるが シベリアンハスキーとまめ柴の雑種の犬は どこにでもいるわけではないと私はおもう その犬の飼い主は 彼を釘づけにしたまま引っ越してしまった 人なつこい犬で私の運んだドッグフードをおいしそうに食べた 彼のそばで その家は解体されていった ある日の帰り道 日当たりのいい原っぱで雑草を引き抜いて杭のそばに置いた 犬はくんくん匂いをかいだ しばらくして なにごともなかったかのように その犬は消えてしまった そんなことを ふと 思い出した 奇跡的瞬間 あの犬 どうしてるかな 2004/11/24/7:19「なきがら」 なきがらにそえる花をさがしつづけて 旅人は死んだ 私は旅人を摘んでなきがらにそえると 花をさがしにいった 2004/11/24/7:31「埋葬」 風が吹き ぽとりとひとつ実がおちた 実の重さは腐葉土を伝って 私のなきがらをそっと圧した 追憶は鎮魂の祈り 安らかに土にかえり 未来の糧となるように 2004/11/24/21 09「放課後」 機械的にテープが回り 1,7秒後 その場所に調べは届いた 土管のなかで 煙をまいて たわんだ世界の 時計を合わせた 這い出ると 一番最初に空が見えた 輝く雲はひどくのろく見えたが 実際はかなりの速さで動いている 涙が出そうになって その場を離れた 私は 急いていたのだ 2004/11/24/22 27「なきがら2」 きまぐれのささやきにも 誕生日があり 命日がある ささいななにかがおわるとき ささいななにかは確かに死ぬ 私もまたこれで終わり 私は過去の未来であった 87 名前:過去の未来 [sage] 投稿日:04/11/22(月) 01 45 52 ID QeSGSN2L 102 名前:過去の未来2 [sage] 投稿日:04/11/22(月) 23 24 06 ID QeSGSN2L 115 名前:過去の未来3 [sage] 投稿日:04/11/24(水) 02 49 45 ID UhID6kwr 116 名前:過去の未来4 [sage] 投稿日:04/11/24(水) 07 23 56 ID UhID6kwr 117 名前:過去の未来5 [sage] 投稿日:04/11/24(水) 07 55 31 ID UhID6kwr 121 名前:過去の未来6 [sage] 投稿日:04/11/24(水) 21 19 06 ID UhID6kwr 123 名前:過去の未来7 [sage] 投稿日:04/11/24(水) 22 31 46 ID UhID6kwr 【コメント】 141 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/11/27(土) 01 46 41 ID QnMwAd7p 87,102,115-117,121,123 過去の未来 次の料理はまだかい。この店は、どんだけ客待たせたら気が済むんや。ワイは腹減って 死にそうなんや。ワレ、サクサク次の皿、持ってこんかい。 隣でオヤジがわめいてます。あーあ、フルコースのレストランに連れて来るんじゃなかった。 かく申しますように、この作品は小出しにして引っ張る引っ張る。連作の是非も感想スレでは 議論が花盛りですが、それは後に述べるとして、内容の吟味から入ります。 この詩の心臓部はNO4.「なきがら」とNO5.「埋葬」にあるのだろう。「一粒の麦死なずば」 という犠牲の上にいのちが受け継がれてゆく、という生命の連鎖のモチーフがまずひとつ。 それから、もうひとつは疎外感。常夜灯、四六時中がお祭り騒ぎのトチ狂った明るすぎる世界に作者は 居心地の悪さを感じている(NO2.「月影」)。そんな作者は土管の中にしか自分の居所がない (NO6.「放課後」)。消費社会は回転が速すぎて、自分にはついてゆけないのだ。珍しい犬の追憶 の中にしか、作者の魂を鎮める場所は存在しないのだ(NO3.「犬)。 全体から醸し出す悲哀のトーン。内容はピカ一です。ただし、時間をずらして連投する今回の 形式にした必然性は作者なりにあるのだろうけれど、詩の内容からはあまり感じ取れなかった。 この手法は新しいし、面白いともけれど、そのまま完成品として一度に出しても、力量は十分だし、 下手に小細工を使ったって、怒られるのも、肯なるかな、とも思う。第一、読みにくい から不親切でもあるしね。だからと言って減点するつもりはありません。この形式を 今後真似しても駄目ですよ。それこそ、よっぽどの必然性がないと私は評価しない。 142 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/11/27(土) 02 07 38 ID QnMwAd7p 【2点】 >87,102,115-117,121,123 過去の未来 やっぱ、内容は圧巻でしょう。ちょっと説明不足で断章どうしの整合性にかける うらみがあるけれど、そこを読者の想像力で補わせる、という怪我の功名戦術? 147 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/11/27(土) 16 28 27 ID x8726fkr 87 102 115 116 117 121 123 過去の未来 「過去の未来」という題自体が多義性を孕んだままに存在している。本編の語法もそう。 時間をずらしての連作の投稿という形態、ここへの投稿時刻の直近に別の場所に投稿された 作品のコピペという体裁。読むと様々なメタファーが出現する。 形態と体裁、題、語法、イメージ、それら全てが死者の声として響いている。 作品としてはそれでいいのだがなにか引っ掛かる。語法の問題だと思う。書き手としては完全に主観に 埋没して生理的に引き出された言葉なのだろうが、他人には読みにくい。というより基本的に読むものだろうかこれは? 言葉が意味を伝えようとしていない。ただ不気味な蠕動とともに死者の言葉がそこに現れた。現れてしまった。人間は訝しむ。 ・・・だとすればこの作品の、日常的な感覚からは読みようのない言葉のあり方は必要とされたということか。 とにかく読めなくても、分らなくても、考えなくても、暗さや悲しさや悔いにも似た情調が伝わってくる。 現れた途端に過去へと消えていく死者の悲しみだろうか。この作品と「天」と「希望の~」の順位は保留。 155 名前:ウノ ◆mdm4jQk4Iw [] 投稿日:04/11/28(日) 02 49 55 ID dzhp8CEv おっと 過去の未来の作者です。 次のお題は 「微」 でよろしく。 7 名前:ななほし ◆812uyODVoo [] 投稿日:04/11/23(火) 21 59 39 ID /O9lxVxy 87 :過去の未来 : 短いけど複雑に絡み合っている。何度も読んでしまった。 12 名前:ななほし ◆812uyODVoo [] 投稿日:04/11/25(木) 02 16 59 ID 81vwPPSj 102 :過去の未来2 :04/11/22 23 24 06 ID QeSGSN2L つながっていないように……も、感じる。やわらかな月影は……言葉だけな、 ような……。 85 名前:リーフレイン [sage] 投稿日:04/11/27(土) 19 19 19 ID ZjDM8gSA 本スレ 87 過去の未来 これは後にします。。 【得点】 5点(チャンプ作品) P ◆WN8IybcvEA:1点 MUJINA ◆iXws.WGCLY:2点 園川 ◆nWfXpQxHHM:2点 ■▲▼ 未来はへへへ 未来はあほな恋人のなか 未来はいうことをきかない 未来は漫画のように 未来は凡人に乾杯する 未来は今日も一人で 未来は16のときの20拍子 未来は若い者 老いこぼれた者 未来は笑って泣いて怒って 未来は現在、墓の中でも生き残り 未来は愛で刻み付け アイ ラヴュー ライ ラヴュー 未来は調和のなか育まれ腐る構図 未来は誰だ 僕は自由だ 未来は広告のキャッチ 未来は煙草のけしもく 未来は最下位の人間 未来は結婚の有意義 未来は決死の戦火 未来は憂国てのとは別の母国のアイデア 未来は遺伝の勝利 未来はテレビクイズ 未来はあらゆるものの層化 未来は悔い改めた人々 未来はつまり彼との猿な思い出 88 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:04/11/22(月) 03 15 23 ID guW84W2J 【コメント】 133 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/11/26(金) 00 43 23 ID RNBOIPlK 88 「名前はいらない」未来はへへへ 未来は16のとき20拍子――フロムAのキャッチコピーみたい 未来は調和のなか育まれ腐る構図――ちょっと表現カタイか。 未来は結婚の有意義――そんな、改まって言われても…… 未来はテレビクイズ――はらたいら、に10点。 未来はあらゆるものの層化――そーか。そうか? 未来は彼との猿な思い出――つまり、彼女とのモモンガーな恋、というわけだな。 ほとんど意味不明な寸評でスマソ。 なんか、この詩、好き。最後の「猿な」が一番好き。 147 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/11/27(土) 16 28 27 ID x8726fkr 88 「未来はへへへ」 こういう行頭での繰り返し自体読みにくい気がするのはただ僕の好みの問題なのだろうか。 もうちょっと工夫がないと眠くなるか放り出されるのではないだろうか? でも一度書き手の世界に引き込むことが出来ればこの形式は強いのだろう。 単純な繰り返しの中に現れる作者の手つきに未来が様々に変質し、最後に余韻と共に残るものが在る。 でも僕はそこにたどり着く前に力尽きた。 7 名前:ななほし ◆812uyODVoo [] 投稿日:04/11/23(火) 21 59 39 ID /O9lxVxy 88 :名前はいらない :04/11/22 03 15 23 ID guW84W2J 「未来はへへへ」 出だし面白い! 最後はなんとなく付け足しの感じがある。途中が凡庸か? 85 名前:リーフレイン [sage] 投稿日:04/11/27(土) 19 19 19 ID ZjDM8gSA 本スレ 88 「未来はへへへ」 総花的な陳列。もう少し、言葉の遊びという側面を押し出すほうがいいだろなあと思いました。。 猿はいい。 【得点】 2点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 MUJINA ◆iXws.WGCLY:1点 ■▲▼ 部屋 どれくらいここにいるだろう 真っ白い部屋 今は昼ですか 夜ですか 僕には関係ない 未来へ進むことを止めた その瞬間から 僕は自分でこの部屋に入った ドアは消えた 僕は誰かを恨んでいた あの世界を恨んでいた それがどうだろ もう 何も感じないんだ どうすればここから出られるだろう 何もない部屋 今は春ですか 冬ですか 僕には知るよしもない ガチャガチャとドアノブが鳴る 白い壁の向こうから 君の声が懐かしい声が聞こえる ドアは見えない 僕は自分から部屋に入った 逃げるように部屋に入った それがどうだろ もう 出たくてたまらないんだ だけど ドアは見えない 君はどうか進み続けて このドアを 君は開けるべきじゃないから 君は開けるべきじゃないんだ どうか どうか どれくらい時間が経ったろう 真っ白い部屋 僕は誰ですか 生きてますか もうわからない 89 名前:部屋 [sage] 投稿日:04/11/22(月) 04 01 57 ID yCfSocl4 90 名前:部屋 [sage] 投稿日:04/11/22(月) 04 02 20 ID yCfSocl4 【コメント】 147 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/11/27(土) 16 28 27 ID x8726fkr 89-90 部屋 描写の貧しさや改行やのせいで本当に真っ白な部屋みたいな作品になってしまった。 7 名前:ななほし ◆812uyODVoo [] 投稿日:04/11/23(火) 21 59 39 ID /O9lxVxy 89 :部屋 :04/11/22 04 01 57 ID yCfSocl4 出だし引き付けるフレーズだが、…… >どれくらいここにいるだろう <引き付けるが……いまいちの感じもする >真っ白い部屋 >今は昼ですか 夜ですか >僕には関係ない <一番最後にも同じフレーズが聞こえる 85 名前:リーフレイン [sage] 投稿日:04/11/27(土) 19 19 19 ID ZjDM8gSA 本スレ 89 部屋 統合失調症の夢?似非自閉症の自嘲かもしれない。 もっと、焦燥感がほしい、あるいは、言葉が構築できない恐怖みたいなものかな。 言葉がある時点で、すでに窓があり、外界がある。そういう考察が抜けているのが不満。 認識とは何か?その認識において言葉の意味は何か?この言葉を作り出している自分は 本当に閉じ込められているのか?ちょっと宿題してみたく思いました。。 前へ ← 1 2 3 4 → 次へ ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/12.html
ページ:1 2 お題 続く何か 開催期間 2005/12/09-2005/12/19 参加作品数 17 審査員 4人 本スレ 15の497-545? 議論スレ 11の903-922? 【チャンプ】 老夫婦:4点 【準チャンプ】 愛人回覧板(竹輪ぽぇーむ):3点 つづく(にいちぇ):3点 ぼくがおとなになったたったひとつの理由(ゼッケン):3点 カレンダー:3点 作品一覧 No. タイトル 作者 点数 498 願い事 蜜柑 - 499 輪廻 - - 500-502 愛人回覧板 竹輪ぽぇーむ 3 505 「着床」未来という返事 北 1 506 老夫婦 - 4 507-508 つづく にいちぇ 3 510 続く言葉 ねむい - 511 timed-release ミミン - 512 PINPORORIN - - 513-514 暗闇 - - 515 摩天楼 - - 518-519 ぼくがおとなになったたったひとつの理由 ゼッケン 3 524 道端の鬼 リーフレイン 1 525-526 カレンダー んなこたーない 3 527 一人酒 ◆jipx.wAXvs 1 528-529 芥子の実 あぶく 2 530-531 愛の左下 cレール 2 【審査員】 Canopus ◆DYj1h.j3e. ◆L4LyBSss3w 葉土 ◆Rain/1Ex.w 虫 ◆Yh5.nC8OlA 【採点レス】 537 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2005/12/07(水) 01 38 43 ID w6exkan0 3点 525-526 カレンダー 2点 507-508 『つづく』 1点 500-502 愛人回覧板 506 老夫婦 518-519 ぼくがおとなになったたったひとつの理由 530-531 愛の左下 538 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2005/12/07(水) 19 57 42 ID r+hX40My 【2点】 528-529:芥子の実:ID zI3j2qGw氏 【1点】 500-502:愛人回覧板:ID zrJZB32S氏 507-508:『つづく』:ID meBvXoLJ氏 524:道端の鬼:ID W0etF7UW氏 542 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/12/07(水) 20 51 15 ID 79Y+WSMh 採点 518-519 ぼくがおとなになったたったひとつの理由 2点 505 「着床」未来という返事 1点 506 老夫婦 1点 527 一人酒 1点 530-531 愛の左下 1点 543 名前:虫 ◆Yh5.nC8OlA [] 投稿日:2005/12/07(水) 21 47 22 ID ULgMo5G/ 506 老夫婦 2点 500-502 愛人回覧板 1点 作品 ■▲▼ 願い事 昔から四つ葉の詰め草には願い事が叶うっていう言い伝えがある 私の妹も四つ葉の詰め草が好きだった 病弱な体のくせによく病院の庭に探しに行っていた 余命が残りわずかなのも知らずに… 神様は不公平だ いるかどうかもわからないけど、それでも私の願いは叶えてくれなかった でもそれは公平なことだったのかもしれない、願いが叶わないのが現実なのかもしれない いつも、あの子は笑っていた 私にもいつも笑っていてほしいと話していた 忘れられない記憶、過ぎ去るとつらいくて悲しいだけの思い出…それでも人の繋がりは途切れずに続いてゆく どれだけ時間が流れても、「もう一度だけでも」と四つ葉の詰め草に私は願い事をしているのだろう 叶わぬ願いだと知りながら… 498 名前:願い事[] 投稿日:2005/11/27(日) 10 35 03 ID fTZWMyDd 【コメント】 533 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2005/12/06(火) 00 00 48 ID FH5dxbc7 498 「妹を失った」という感傷だけで終ってるよね、話が。「人の繋が り」は、四葉のクローバーを通して行われる、という狙いだろうけど、そこの 記述が、どうにも弱い。 539 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/12/07(水) 20 47 51 ID 79Y+WSMh 498 願い事 冗長な口調が気になります。それこそ最初の2行と神様は不公平だという1行 の3行あれば事足りたのではないでしょうか? 921 名前:蜜柑[] 投稿日:2005/12/09(金) 07 42 44 ID NtwTy3hK 今回「願い事」で投稿させてもらったものです。 みなさん、評価ありがとうございましたm(__)m今回は詩というより小説っぽくて自分でも失敗したなぁって思っていたんです↓↓ もし次に書くことがありましたら、もっと詩に??なるような物を書けるようにがんばろうと思います☆ ■▲▼ 輪廻 暖かい ここはどこ 暗い でも暖かい 光が見えた 悲しんでいる人 何故だろう 見たことがあるような 辛くなってきた もう行こうか ここはどこ 輪廻だ 499 名前:輪廻[sage] 投稿日:2005/11/28(月) 21 28 15 ID juFwyZGG 【コメント】 533 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2005/12/06(火) 00 00 48 ID FH5dxbc7 499 死、そして転生の境界部を表現したんだね。それなりの感慨を与える ことには、ある程度成功しているとは思うけど、エッセンスだけ抽出した感が 強いので、もうひと味、何かほしいところ。 539 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/12/07(水) 20 47 51 ID 79Y+WSMh 499 輪廻 ここはどこ 輪廻だ という言葉がどきっとしました。死後の世界じゃなくて”輪廻”とおいたところに 世界が広がる可能性を感じます。輪廻を現象としてではなく場所として捉えた という気がしました。できたらもっとイメージを展開させて欲しかったです。 ■▲▼ 愛人回覧板 「ほら、田舎の町内会みたいでしょ?マンションでこう集合意識無いって信じてたけどこれ見て」 シャワーが雨音に聞こえたのは二回目まで、晴れた日曜の床暖房に慣れた三回目。 日溜まり溶解物にパルファム名残を漂わせ、沈黙合戦の末。 興味本位では脅迫電話の主の罠、誘われてソウロウ。 「ああ、あなたの声ってパパそっくりね」 悩めるサイコロ箱ン中 二人して とめどなく滴り 乱れればいいよね ピンクのリボン幾重も掛けられれば プレゼントの包みで どこかに放置した時計がこっそり動いてる みたいで 二人して真新しい単細胞のゼリーオバケ作るように 包装紙の内から 破った裸でいたいよ 青いバインダー、A4サイズの表紙には部屋ナンバーと住民の名字が記載されており、ゴシック体に揃えられた文字が並んでいる。 味気なくただ。 性別を匂わす印は見当たらない、冷たい羅列が。 息を飲みよそ見している振りをしてるのがやっとね。 シルクレース撓む梔の花弁 ベールを足に頂戴 足も真っ白なまま並べてね 肝の太ももそっと 包み止める 片足だけ網タイツでさ 貴男から好きなように抱いてなんて ギンガムチェックな台詞 吹き出しの中の喘ぎ声聞きたくないから 野暮なこといっちゃ厭よ 貴男はここに座るの きりかぶの年輪内側から 白 桃 青 緑 黄 赤 繰り返し続いていくのよ 綺麗でしょ? 今 桃色の辺り わたしの人生 わたしのきりかぶは椅子になる さぁ座って か弱い子鹿のキングになってから ゆっくりね絹糸を解いて リボンがリボンじゃなくなるまで 駄目にして飾りじゃいられない姿にしてよ? 野心引き絞る ポーズ知ってるでしょう? あなたの好きでいい 「やっぱり違うわね」 性格、忘れました足の親指反り上げて忘れました。 携帯電話奇遇にもお揃いでね俺と。 何が?違いなど聞きたくもなく、バイブのまま床歩みだす携帯電話にお構いなくと、煙草が燻り燃え尽きる匂い。邪魔なソファーにマーキングした爪痕。 「ぜんぜん違うわね」 体、良くわかりません。 クリスタルの中で手間を省くよう、ひっそり息を止め燃え尽きる灰皿に無い灰を吹く。 紅茶のぬるさに溶け入る午後、窓からぬっと割り入る客人のタワー。 見覚えのある違う窓から監視されている何ものかに問う。 常に、偉大なるそして栄え滅びつつある循環に、そしてヤバいなはぐらかせない視線は。 回るのか否や。 リサイクル通信販売のチラシ、墓地分譲の募集、階毎の通路清掃当番ローテーション表、苦情についての注意書き。 意味無く関係無く捲れ上がって目に刺さる。 純白の上質紙にマッチ磨り付け火を生む目線。 いつでも生立ってジュィ芯に刻んじゃうのか。 わたし強引にね貴男の兄弟産めるわけよ 怯えてないわ 失うものなんてちょっと贅沢な暮らしだけ わたしがたった今決めたら済むことよ 貴男の子孫もこの世に存在させることが出来る 簡単よ ふふ チャイムも鳴らさず、ドアに鍵を差す音がする。 「回覧板にわたしたちの写真が貼られてたのよ、ひどい。悪戯だと思うけど、今日は気分じゃないのお願い電話出ないからって心配して日曜日こないでいいわ無理しないで」 夢であれ、回覧板を胸に抱き迫真の涙声。 現実であれ、ドア一枚の隔離今だけは。 今だけは。 500-502 名前:愛人回覧板 ◆OkhT76nerU [] 投稿日:2005/11/28(月) 23 34 36 ID zrJZB32S 【コメント】 533 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2005/12/06(火) 00 00 48 ID FH5dxbc7 500-502 仮想だか現実だかよう分らん昼下がりの情事の描写は、非常に巧 く書けていると思う。これだけの筆力がありながら、どうして回覧板の悪戯と いう現実のパートまで、日本語を崩して、分りにくく書くんだろう。おかげで 構成の芯が通ってなくて、読みにくかったです。 538 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2005/12/07(水) 19 57 42 ID r+hX40My 500-502:愛人回覧板:ID zrJZB32S氏 「おんなことば」の違和感がプラスに働いた力作です。 539 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/12/07(水) 20 47 51 ID 79Y+WSMh 500-502 愛人回覧板 うまい。いや、もう、本当にうまい。で、なんともすごいことに内容は昼めろなんじゃあなかろうか? しかもなんだか複雑にどろどろした人間関係が垣間見えまする。。。 このギャップも凄い!! しかし、わかりづらい。実は事実関係を全部把握できたという自信がないのです。 543 名前:虫 ◆Yh5.nC8OlA [] 投稿日:2005/12/07(水) 21 47 22 ID ULgMo5G/ 500-502 愛人回覧板 1点 こんな台詞言う女はおらんだろう!と思いながらも 楽しく読んでしまったので。 「ぜんぜん違うわね」 体、良くわかりません。 という部分は自分には思いつかない展開でした。 903 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:2005/12/05(月) 14 35 01 ID MlwI55eR 本500-502 破滅につながる刹那的なインモラル性を善良な社会性を象徴する 「回覧板」の「味気な」いディテールが浮き上がらせています。 説明的ではない発言部が実録性をたかめながらめまぐるしさを 加速させています。ドラマティックにアダルトな詩です。 「桃色」シーンの部分にはレトリックここに極まれリという感があり 生きざまがありそして慈しむ母性があります。派手です。 909 名前:竹輪ぽぇーむ ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2005/12/08(木) 18 00 15 ID vT4Ar6lc 『愛人回覧板』を書きました 竹輪ですm(_”_)m 初めて梁山泊スレに投稿させて頂き 先輩方の巧みさの中ハレハレあっパラぱぁーやってしまった感が 笑 準チャンプ 嬉しぃ 審査員様方点数丁寧に評をありがとうございます しっかと評と作品照らし合わせて再度楽しんで なるほどと唸りながら読み耽っておりました 「つづく何か」がお題でしたので 相対する衝突から巡りを導きたくて平坦に書き上げた漢字だらけの文章を 女性のパーツと男性のパーツに割り 出力を変えて再構成したのが話の筋を不鮮明にした原因になってしまった 女性のパーツ Anti-society :10 Originality : 5 Temptation level: 8 Rhetoric/Sense : 9 男性のパーツ Anti-society : 0 Originality : 5 Temptation level: 2 Rhetoric/Sense : 1 この力加減に変換したのも回覧板の性質と回覧板を抱える人物に付きまとう社会的地位によって変わり続く「何」を炙り出したかったんだ 903さんのレスにある解釈 目論みを見透かされてます 笑 読んでくださってありがとう! 書きたいことは気持ち良く書き切れました 重ね重ねありがとうございました 【得点】 3点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 ◆L4LyBSss3w:1点 虫 ◆Yh5.nC8OlA:1点 ■▲▼ 「着床」未来という返事 人通りのない靄に包まれた通りの点滅信号が、 緊張と緩和を繰り返し朝が試験運転を始める。 朝刊を配る若者が履くスニーカーの滑り止めが 小石を拾う度に、希望の刻印をアスファルトに 刻み込んでゆくのを見た。 果てしない悪路を彼はぶっきらぼうに走る。 切り立つ岩山の崖に突き刺さる、孤独と聳える松のように走る。 過去も未来も理由に閉ざされている暗黒母体の闇の中、 大地を振るい立たせる希望の力は、 「いけるぞ!」 この一言に念じ続けることを、彼にさせているだ。 505 名前:「着床」未来という返事[] 投稿日:2005/11/29(火) 00 19 00 ID HS4c2nUA 【コメント】 533 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2005/12/06(火) 00 00 48 ID FH5dxbc7 505 着床というと、子宮に精子がたどり着く、競争率2億倍のアレを連想す るんだが、それで正しいのかな…。そう読むと、「いけるぞ!」の気合が、山 中鹿ノ介的なカッコよさを、上手く演出している。ぱっと見は硬いけどね。 539 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/12/07(水) 20 47 51 ID 79Y+WSMh 505 「着床」未来という返事 生命の誕生を意味する題に、詩文のほうは意志を持ってひた走る青年の姿。 精子を暗示さるわけだけれど、それをおいといて、このひた走る描写がいい。絶品です。 904 名前:北 ◆FUCKcjokcg [sage] 投稿日:2005/12/08(木) 01 00 57 ID ytJPhgrK 着床を書きました。読んでいただいた方、ありがとうございました。 この詩は確かに精子をイメージできる詩ですが、もうひとつ大きなことを暗喩して書いたつもりです。 植物は、その種が土や根を出せる条件に触れたとき、それがどんな悪条件であろうが、「いける」と感じたら ぐんぐん根をはらし、芽をふくそうです。崖に聳える松とは、その悪条件を意味しています。 詩全体の物語を無視して進行し紐解くと、人通りの少ない通りは宇宙を意味させました。 新聞配達人の息づかい、読み手がイメージできる彼の走るスピードは時間です。 配達人が持つ新聞には歴史を意味させました。スニカーの下りはそのままでうすっぺらい表現です。 この「宇宙、時間、歴史」を新聞配達人に背負わせて走ってもらいました。 そしてこの彼自身が生命であるということ、そして(着床)の条件を担い、 それはいかなる悪条件であっても走り続ける。「いける」この一言によって、大きな車輪は回り続ける。 しかし彼にも「いけるぞ」と思わせる力は、いったいどこから来るのかわからない。 「いけるぞ」この思いの出場所をどこから?この疑問を、新聞配達人を思いっきり走らせて、訴え投げかけてみました。 しかし今回も独りよがりな言葉使いになってしまいました。 どうも重ねてありがとうございました。 906 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2005/12/08(木) 14 15 58 ID Nh2j/T32 904 北さん、詳しい解説ありがとうございます。 しかし、解説を読んでから作品をもういちど読み直してみても 印象が変わらないのがいいなと思いました。 908 名前:北 ◆FUCKcjokcg [sage] 投稿日:2005/12/08(木) 17 58 45 ID 90Bvpbxj 906 どうもありがとう。 ただ、ゼッケンが最初に俺の書いた詩を読んだとき、 どういう印象を持ったのかが、今の時点ではわからないので、 俺はいったい頂いたレスについて何を思えばいいのか? 迷ってしまうね。 923 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2005/12/09(金) 12 47 43 ID 1JMvnnX3 908 外はマイナス10度だけど仕事に行こうという勇気が出ました。 解説読んでもべつに頭がよくなった気はしなくて、やっぱり思ったのは、 ちょっくらやりますか! ってことで、新しい目標が見えたりとかそういうことではなくて。 ただ、あらためて確かめたのは背景にある物語は隠れてても力は表に出てくるんだなってことです。 【得点】 1点 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点 ■▲▼ 老夫婦 道のむこうから 老夫婦がやってきた しっかりした足取りだ どちらからいらしたんですか? 夫が顎でさす あちらから?見えませんよ 振り返ると もう かれらは遠くにいて やはり しっかりした足取りで 小さくなっていった 506 名前:老夫婦[sage] 投稿日:2005/11/29(火) 00 39 32 ID mnnuOu5a 【コメント】 533 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2005/12/06(火) 00 00 48 ID FH5dxbc7 506 これは意外と面白い。好みとしては、もう少しシュールな味わいを出 してほしかったかも。この際だから、寓意性なんて全部取っ払っちまって。 539 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/12/07(水) 20 47 51 ID 79Y+WSMh 506 老夫婦 寓話のような風景がとても心地よいです。(てか寓話なのかもしれないすでに) 奥行きが広がる良い詩でした。 543 名前:虫 ◆Yh5.nC8OlA [] 投稿日:2005/12/07(水) 21 47 22 ID ULgMo5G/ 506 老夫婦 2点 絶対に読み違えているんですが、自分は瞬時に変わる遠近に恐怖を 持っていまして、その部分をボリリと掻かれてしまいました。 来て去るのが老夫婦なのも、彼らが無言なのも、 「しっかりした足取り」で移動して行くのも恐ろしい。 903 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:2005/12/05(月) 14 35 01 ID MlwI55eR 本506 骨組みのみのわかりやすいカメラワークを持つ地味な詩は 「老夫婦」が主人公をそうするように読者を置き去りにしますが 以下の解釈を要求してきます。 師弟関係の疎遠。 マラソンコースの起終点の同一性と不可視性。 模範性の根拠および人生の目的に関する質疑。 結婚願望。 コミュニケーションの一方通行性。 流暢なリズムを排し一本の「道」に内在する正反異なる二つの 方向性の視覚化に集中するこの詩はユニークです。 907 名前:あぶく ◆OPBYKkBBNQ [] 投稿日:2005/12/08(木) 14 25 48 ID jW2SQReV 『老夫婦』、私も虫さんと似た感想をもちました。なんか怖い。三角形も浮かびました。佐藤春夫の『海の若者』も浮かびました。なにはともあれ、おめでとうございます。 採点者の方々、お疲れさま&ありがとうございました。 910 名前:竹輪ぽぇーむ ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2005/12/08(木) 18 09 39 ID vT4Ar6lc 追伸 チャンプさんの 老夫婦 素晴らしい おめでとぅ! 私も虫さんと似た後読感でした 恐さと不思議さ 私にはできない表現です おめでとぅございます 913 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:2005/12/08(木) 23 46 32 ID s3QqUL4H 「老夫婦」書きました。自転車に乗ってると、かれらが歩いているのを よく見ます。何となく詩にしようと思いまして、イメージをうんと遠くに引っ張ってやりました。 「恐い」って言う感想は意外でしたが、読み返すと恐い感じしますね。 ほんと嬉しいです。未熟ものですが、精進していきます。みなさん、採点、評価ありがとうございました。 【得点】 4点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点 虫 ◆Yh5.nC8OlA:2点 ■▲▼ つづく あーいつもいいところで終わるんだよなあ ドキドキさせてハラハラさせてさあどうなる?という時につづきは来週 続くといえば線路だけども実際どこまでも続くわけじゃないだろう 終点は必ずあるはずだがどっこい行きっぱなしの列車もないわけで つまり終電は必ず始発となってまた走り出すからつまりは永久運動 同じところをグルグル回っていると見るかどこまでも続くと見るか それはその人それぞれのロマンの問題どちらも正しいし正しくない けれども正誤決められないならどちらでもいいわけでもちろん俺は すべては螺旋階段だと思いたい 垂直的思考は硬直してるが水平的思考も袋小路に突き当たる 変わらないものに美を見い出すのが伝統ならば 変わりゆくものに興奮を覚えるのは未来だろう 美も興奮も一度に手にしたい欲張りな我らが目指すものとは 歴史的連続性を保ったままの破壊的ゲリラ活動 産業革命ではなくルネッサンスを フランス革命ではなく明治維新を 今それぞれの地下に潜伏した工作員が息をひそめて 我らの決して途切れない連続した未来に次ぐ未来を つづく 成功したってみんなは気づかない なぜなら成功というゴールを隠しているから 風景に「つづく」のテロップさえ出しとけば 誰もが何が起こったのかさえ気づかない 進歩でもなく進化でもなく 衰退でもなく退化でもない 現状維持かといえばそれも違う くるりと一周まわれば元の位置 しかし確実に一段上がっている おい頂上は一体どこにあるんだい? ははは宇宙には上も下もないんだよ 見下ろす景色は遠くなり 見上げる景色も遠くなる おいそんなのに何の意味があるんだい? ははは意味はなくても動いているんだよ そして確実に続いているんだ あー来週までのお楽しみかあ つづきが待ちきれないよ早く日曜日の夜が来ないかなあ でもね今日と来週の今日はつづいているんだよ 来年の今日だってずっと大昔の今日だって 今日という日はずっと前から同じところにあって ずっと先にも同じ場所で無表情に突っ立ってる そんな動かぬ大木の先っちょにぶら下がって ほんの少しだけ風に揺れるブランコのようなものさ つづく 507-508 名前:『つづく』[sage] 投稿日:2005/11/29(火) 22 19 57 ID meBvXoLJ 【コメント】 533 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2005/12/06(火) 00 00 48 ID FH5dxbc7 507-508 格別新しいことや難しいことを言ってるわけじゃない。が、巧い なあ。螺旋階段のとこなんか、感心した。弱点は前半。線路の記述は凡庸な比 喩に思えるし、ルネッサンスや明治維新を一言で片付けるのは、正直抵抗がある。 538 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2005/12/07(水) 19 57 42 ID r+hX40My 507-508:『つづく』:ID meBvXoLJ氏 饒舌さと「つづく」のフレーズが作るリズム感に。 540 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/12/07(水) 20 48 59 ID 79Y+WSMh 507-508 『つづく』 ああ、一人はこの「つづく」を使って書くんじゃあないかと思ってましたよおおお。 (実は自分でも考えてたし。) だけど、単純に最後に「続く」と書いて作品にするのじゃあなくて、「つづく」と 表示されたことの意味を深めていったとこがいいです。 ただ、物凄く整理されてない。だらだらと書いていったという印象がぬぐえません。 911 名前:にいちぇ ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2005/12/08(木) 22 51 27 ID WuFmYCDP えっと今回は「つづく」というやつを書きました。 なんか知ってる人が増えてきて楽しいなあ。(笑) ちと今忙しいですが、いずれ点数入れる方にも参加しようと思います。 毎度のことながら読んでくださった皆さん、お疲れ様、そしてありがとうございました。 他の方の作品もいつもとても楽しめます。 916 名前:虫 ◆Yh5.nC8OlA [sage] 投稿日:2005/12/09(金) 02 44 10 ID BLCC9Ect 912 にいちぇさん、今回はあなたの作品に加点しませんでしたが 「つづく」好きでしたよ。空行の下の「つづく」が持つ、それこそ 「続く何か」の連続性を感じました。 ぜひ点を入れるほうにもご参加ください。自分も新参者ですが、 これはこれで詩を書くのとは違った面白味があります。 他の方々もぜひ。 というか、いろんな方の評が読みたいだけなのかもしれませんが(笑)。 【得点】 3点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:2点 ◆L4LyBSss3w:1点 ■▲▼ 続く言葉 この後に続く言葉を待った夜 帰り道 街の灯りは僕たちに優しい 自転車を転がす君の手のひら 手袋もせずに 広い駅前通りからいつもの路地に入る 沈黙は破られることなく続く たまに視線が交差して また離れる 苦い痛みさ 家の前でキスをした どちらからともなく 続く言葉は「また明日」 期待通りで期待はずれの 鈍い痛みさ 君と交わした言葉を思い出しながら歩く 風の音は僕だけに厳しい はぐらかされてしまった 今日もまた 君はずるいね あのときの僕の問いに続く答えが聞きたいよ 君の答えを知りたいよ 続く言葉は「また明日」 期待通りで期待はずれの 甘い痛みさ 510 名前:「続く言葉」[sage] 投稿日:2005/11/30(水) 23 27 01 ID rE5tChB5 【コメント】 535 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2005/12/07(水) 01 26 30 ID w6exkan0 510 リズムいいね。懐かしい感じ。歌詞にするといいかなあ、と思って読 んでたけど、歌詞にすると、サビがないことに気付いた。サビの部分をつくる と、グッと映えそうな気がする。キッチュな提案かもしらんが。 540 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/12/07(水) 20 48 59 ID 79Y+WSMh 510 「続く言葉」 うまくまとめてあるっていうのが第一印象ですが、その印象を越えるものがないのが残念です。 915 名前:ねむい ◆yYGM98H44I [sage] 投稿日:2005/12/09(金) 01 49 53 ID 1B+uzYNJ 『続く言葉』を書きました、ねむいです。 何と言うか、毒にも薬にもなりそうにないものを書いてしまいましたね。 最近はずっとこんな状態ですが…。 次は、力の限りを尽くして書いた文章を持って参加したいものです。 コメントくださった方、ありがとうございました。 ■▲▼ timed-release これ以上破壊しなければ 母なる大地は 取りあえず 陽の塊を中心に廻っていく ほんの気紛れで 差し延べた行為も ドミノのように 優しさや 憎しみとして 何故か赤の他人まで 伝わってしまう どんなに 愛だ 怨んだと 垂れ流してみても いづれ鼓動も 停まってしまう 受け継ぎ どう感じ ただの人間として いかに逝きるのか 未だ見えない持続性 511 名前:『timed-release』[sage] 投稿日:2005/12/02(金) 15 31 25 ID fKKZH/17 【コメント】 535 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2005/12/07(水) 01 26 30 ID w6exkan0 511 作者の根底に横たわる世界観はなかなか骨太に感じられるんだけど、 ことばを通して上手く伝わってないかも。はじめに地球を出しているのに、後 の展開で人間寄りの世界観になってるのも、気になった。 540 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/12/07(水) 20 48 59 ID 79Y+WSMh 511 『timed-release』 地球規模の展開からはじまって、人間関係にいっちゃうところがなんか大きさが 縮んでしまったような気がしてしまいました。 914 名前:ミミン ◆4fCTWDhugY [sage] 投稿日:2005/12/09(金) 00 20 31 ID 78z6aoyT 『timed-release』を書いたミミンです(*_ _)ペコリ お歴々の中へ無謀にも参加してしまった事を赦して下さい( _ 。) 評価をして戴けただけでも嬉しかったです! また参加させて戴けたら嬉しいです(ノ_・。) ページ:1 2 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/301.html
次へ 「~~詩で遊ぼう! 投稿梁山泊 8th edition ~~」の6-52 6 名前:Lights [] 投稿日:03/06/07(土) 01 10 ID PpMBDW4Y どうもありがとうございました。 「失恋♪」を書きました。 次のお題は「祝」でお願いします。 同点なのに俺でいいのかな… 7 名前:霧都 ◆SNOW/oy/Uw [] 投稿日:03/06/07(土) 01 16 ID /EmNrHWZ >6 チャンプ、おめでとうございます。 (同点チャンプの場合は早いもの順とルールに明記されてるので安心してください) お題、いただきました。 次のお題は 『祝』 投稿締め切りは、6月14日一杯までです。(15日00 00時〆) 皆さん、ふるってご応募ください。 8 名前:祝される者への詩(1/3) [sage] 投稿日:03/06/07(土) 02 33 ID gKSlRzPf 『祝』ッ! それは本能である! 人は何故祝うッ!! 勝利に! 達成に! 婚姻に! 記念に! 貴様らは何故祝うッ!! め で た い か ら だ ッ ! ! ! 祝いは祭だッ!! これは古代から変わらんッ!! めでたい時ッ!!嬉しい時ッ!! 我々は祭を!宴を開いたッ!! いわば祝いは人類の本能である!! しばしば祭が主となってしまい!! 本末転倒になることもある! しかし皆の心は一つッ!!! それは誰かを何かを祝うということッ!!! 心を込めて貴様を祝うということだッ!!! だ が 貴 様 は 何 だ ッ ! ! ! ! 9 名前:祝される者への詩(2/3) [sage] 投稿日:03/06/07(土) 02 34 ID gKSlRzPf 祝われる対象ッ!!! 宴の主役は座っているだけでいいのかッ!! 否ッ!!! 『祝』という文字ッ!! 旁の『兄』ッ!! 上部は口ではなくサイという∀のような字である!! サイとは祝詞を入れる器!! その下の二本は人を表すッ!! 一つは俺ッ!! もう一つは貴様だッ!! 貴様と俺とで讃えるッ!! それで初めて『祝』となるのだッ!! 俺が口先だけで祝ってもッ!! 貴様が口先だけで感謝しても!! それは随分と嫌味なものよッ!! 貴様も男ならッ!! やるべきことはわかるだろうッ!! 口に出しては「呪」になるッ!! 俺は示すッ!! 貴様も示せッ!! 本能の赴くままにッ!!! 本能の…ッ!本能………ッ!!! 本能ォォォォォォッ!!!! 10 名前:祝される者への詩(3/3) [] 投稿日:03/06/07(土) 02 34 ID gKSlRzPf ∧_∧ キサマガ スキダー (; ´Д`) ウワァァァン キモイヨー ハァハァ (つ つ ヽ( `Д)ノ ( ヽノ ( ) し(_) / ヽ ∧_∧ ヨルナ バーヤ バーヤ (´Д` ;) マテッ イワッテヤルッ ヽ(Д´)ノ ⊂、 ⊂) ハァハァ ( ) ヽ 人 / ヽ (_)J (⌒\ \ヽ(`Д´) ヤメロッツッテンダロ ウワァァァン (m ⌒\ ノ / / ( ∧ ∧ ヘ丿 ∩Д` ;) モウシマセン (ヽ_ノゝ _ノ □□■□■□■□■■□■ ■□■□□■□■□□■□ ト ミセカケテ ウオルァ!! □■□■□■□■□■□■ オレガ マウントダッ ■■□□■□■□■■□□ ハァハァハァハァ □■□■自主規制□■■□ □■□■□■□■□□■□ ■□■□■■□■□□■□ ナンカ ヌルヌルシテルヨ ■□■□■□■□■■□■ ウワァァン ■□■□□■□■□□■□ 11 名前:祝される者への詩(オマケ) [sage] 投稿日:03/06/07(土) 02 58 ID gKSlRzPf |, ⊥ , || .|| .|| .|| .|| .|| | / \, ,|| .|| .|| .|| .|| .|| ,, ,,, ,,,, |  ̄ ̄~~ , || .|| .|| .|| .|| .|| ,,, ,,, ,,, | _____ ,, || .|| .|| .|| .|| .|| | ,┃∥∥∥∥┃ ,|| .|| .|| .|| .|| .|| ,,,, ,,,, , | ,┃∥∥∥∥┃, || .|| .ii‐ii‐ii‐ii ,,,, ,,,, , |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ || .|| .ll .|| .|| .|| | ,, ,,, || .|| .|| .|| .||=|| , ,,,, ,, |______,,,,__||_,||_,||_,||_,||_,||_____________ヽ(`Д´)ノ バーヤ バーヤ!! /,, ,,, , ,, \|| .ll .|| .|| .|| ( ) / , ,,, , ,,,(´・ω・`) ,,, \!!、|| .|| .|| / ヽ / ,, , (∩ ∩) ,, \!!、|| .|| / ,, ,,, ,, ,, \!!、|| /,,_________________,,\!! 12 名前:誕生日 [] 投稿日:03/06/07(土) 11 10 ID 3VIZF7ZF 君からの贈り物が届いた今日 少しだけ考えてみた 人生は果てしなく続く しかして 若さはあまりに儚い 時を惜しめ 若さを惜しめ そう生くべし なんてね 13 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:03/06/07(土) 19 13 ID C2SvpUgk 何きみ今日が記念日だってそりゃあ目出度い事だ早速宴会だなあちこちから人を呼ん で方々から来客も引っ切りなしだ会場はもうあの最近話題のホテルエドモントだなう んうんそうあの噂の角部屋も隣の部屋もその隣もそのまた隣も借り切ってしまおうさ ぞかし淫液に塗れているんだろうなあそこはそう言えば有事法案の際にもあの男は平 気な顔をしてテレビに出ていたぞまあそんな事はどうでもいいなさあさっそく酒飲ん でカラオケ歌って盛り上がろうえなんだって記念日と言っても100円ショップで買 った一リットルのガラス瓶に5年間かけてハナクソをいっぱいにした日が今日だって ドラえもんに出てくる間抜けそうな登場人物かお前はこの大馬鹿者痴れ者厄介者まった くしょうのない奴だまあいいとりあえず祝ってやろう君のハナクソ瓶貯め込み達成記念 日御目出度う! 14 名前:「祝される者への詩」作者 [sage] 投稿日:03/06/07(土) 20 52 ID gKSlRzPf 8-11は審査対象外としてください。 何故こんなことをしたのか自分でも不思議でなりません。 お気を悪くなされた方もいらっしゃるかと思います。 本当に申し訳ありませんでした。 15 名前:霧都 ◆SNOW/oy/Uw [] 投稿日:03/06/07(土) 21 44 ID 1T5Qo795 ~アナウンス~ 今回のお題は 『祝』 投稿締め切りは、6月14日一杯まで。(15日00 00〆) 1-3のルールをよく読んで、ふるってご参加ください。 16 名前:パーティー(その1) [sage] 投稿日:03/06/07(土) 21 47 ID Btu5aRp8 「二人が出会った記念に」と言って、あなたはグラスを合わせる。 幸福な風景。こんな風に祝うのはもうあなたで何人目か。 あなたにとってそれは現実的で、夢のようなもの。 私も思い切り笑う。無邪気な子供のように。 あなたが一番好きだと言った顔。 だけどあなたは知らない。 心の影に潜む魔性の私に。 そう、これは間違いなくパーティー。 あなたの見つめる幸せと私の企む幸せはきっと違う。 一年後の今日、私はきっと別の人とまた祝うでしょう。 今夜みたいにテーブルに料理を浮かべて。 それは昔の人の残骸。 17 名前:パーティー(その2) [sage] 投稿日:03/06/07(土) 21 53 ID Btu5aRp8 あなたは何も知らずに、真っ赤な血の滴るチキンを頬張る。 それは去年「愛した」若い絵描きだった。 あなたは大声で笑う。私は妖しく笑う。 きっと一年後の祝いの席でも、私の前に座る人は無知なままだろう。 そんな事を思いながら、私は束の間の喜劇を演じるだけ。 18 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:03/06/07(土) 22 12 ID 5EEnemWX めでたい→愛でたい 19 名前:祝辞 [] 投稿日:03/06/08(日) 03 43 ID tc5CHniA ガラにも無く正直阿呆らしいような花束を もうすっかり傷だらけとなってしまったこの手で あの頃とは見違えるほどに色っぽくなってしまったあなたへ 自分でも嫌になるほどに爽やかな笑顔を添えて 捧げてやるよ 辞令を共に ありがとう、幸せにな 昔の思いでは重荷に感じるな なぁに、互いに若かったんだ 良かったな、俺以外に愛してくれる奴が居て 20 名前:祝辞(2 [] 投稿日:03/06/08(日) 03 43 ID tc5CHniA いいえ、あなた 私を愛してくれた人はもっと居たの 沢山いたの 問題は私が愛せるかどうか 貴方と彼は、その条件をクリアーできた 唯一の2人だったのよ 今更言ってしまうのも卑怯だけれど 今でもあなたを1番愛しているのだわ 君はすっかり変わってしまっていた あの頃には持っていなかったずる賢さを持っていた そんな事を打ち明けられようと 応えられないのは 目に見えているというのに ああ、幸せに幸せに 今更言ったって遅いだろう 俺じゃあお前を幸せにできない 幸せに、幸せになれよ それが俺の幸せだ 俺のためにも幸せになれ 頼むから引きとめるな このまま格好良く去りたいんだ 21 名前:祝杯 [sage] 投稿日:03/06/08(日) 14 47 ID GBAPhmrD 時計の針が重なった瞬間 一人静かにグラスを空ける 蒼白い光が反射して 不思議な陰影を作りだす 今この刻に 心からの祝福を 夜明けと共に この満ち足りた気持ちは きっと消えてしまう 今まで生きてきた私に 私からの祝福を 白い月が沈むと共に 湧き上がってくる虚しさから 目をそらして 刹那的な快楽より 恋愛という名の戯れより 一瞬の祝杯をあげ そのまま眠りにつくのがいい 22 名前:霧都 ◆SNOW/oy/Uw [] 投稿日:03/06/08(日) 23 13 ID mxO5UyDU ~ 日に1回の募集age ~ 今回のお題は 『祝』 投稿締め切りは、6月14日一杯まで。(15日00 00〆) 1-3のルールをよく読んで、ふるってご参加ください。 なお、雑談は専用雑談スレ↓でお願い致しします。 http //book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1051762043/l50 23 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:03/06/08(日) 23 19 ID GLDAbFrq 必死になってるこの人なんなんですか?怖いんですけど? ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 霧都 ◆SNOW/oy/Uw :03/06/08 23 13 ID mxO5UyDU 24 名前:踊るネズミに踏んだ麦 [sage] 投稿日:03/06/09(月) 03 34 ID XqfpdznS 君は黒いスウェードのワンピースで 夜の麦畑を耕していた。 楽しそうに、楽しそうに、 この畑を耕していた。 でっかい輪っかが、畑に出来て、 君はとても満足そうだった。 だけど、来てしまったネズミたちが、 土をひっくり返す。 夜の麦畑を、ただの土の広がりに、 君の目はどうなってるのかと、覗き込んだら、 意外にもニコニコ笑ってた。 君の手がなにも掴めなくなっても、 畑で踊ってたネズミたちは、 なにもしらずに、ぐるぐるぐるぐる、 踊りまわってたよ。 たとえば、君はあの畑の輪っかが、 いまだに残ってても、 ニコニコ笑ってたかと思うと、 誰にもなにも言わず笑ってたかと思うと、 ボクはつい笑ってしまうかもしれない。 笑いながら君のお腹に、 君がぺちゃんこにした麦を置いて、 手なんか合わさないでさ、 ニコニコ笑ったりしたいんだ。 25 名前:名前はいらない [] 投稿日:03/06/10(火) 01 43 ID YwIB5o8e >24 む? 祝いは踊りとニコニコ笑顔で成立するのだ! なんか感動? 26 名前:新しい記念日 [] 投稿日:03/06/10(火) 21 02 ID UkJlfVqW 彼の横に寄り添った 貴女は綺麗 他の誰にも出来ない 彼の魔法で 彼女は私の 大切な友達だから 幸せにしないと許さないぞ よろしくね 真っ赤な顔の新郎様 純白のドレスに 真っ赤なブーケなんて 貴女が描いていた夢のようだね もう朝まで話したり できないよね たまにはいいかな おめでとう 今日は貴女の 新しい記念日 これからも ひとつずつ増えて行くんだね 貴女の細い その身体に 彼と同じ瞳の天使 もう宿っている 底抜けに笑えちゃう 次の新しい記念日が 早くも控えている 27 名前:「イワイノヒ」 1/2 [] 投稿日:03/06/10(火) 21 32 ID gX/zLMyW 最初にまず拍手から入っていつも同じリズムになって 号令のない合図とともに空気の震えも収まっていくと 電気信号が一本通ったら誰もが息を呑むのは これからの進行はみな知ってるつもりでいるけれど 誰もが知らないふりをして驚くような演技の中で主役が満足する 合計で二桁か三桁に届きそうな圧力の矢の中で 舞台は回転も上昇もするような仕掛けを隠した 光が意図的に消され彼も彼女も見えないようにするのは フィルムの中にだけ残すベクトルのない風景だけの時間たちと 勝手気ままに想像膨らまして語り伝えて消えていく他人のため 28 名前:「イワイノヒ」 2/2 [] 投稿日:03/06/10(火) 21 33 ID gX/zLMyW 直径5センチ未満の紙だかナイロンだかわからない 四角が飛び交って眩しさで皆を少しの間だけ目隠しする ただの紙切れに書かれた設計図も終わってしまうと行進は てんでばらばらに外へ向かって擬似的な交通渋滞をつくる 言葉のない祝いと受ける喜びの消えた宴のあと誰かが落穂拾いをする その誰かもまた拍手をする ──やがて同じリズムになる 29 名前:おめでとう [sage] 投稿日:03/06/10(火) 21 36 ID lrmU3Df8 おめでとう おめでとう 今は心から言える 私の思いが自然に消えるまで 10年もかかった事をあなた達は知っている それでもあなた達は いつだって 私を友と呼んでくれていた おめでとう おめでとう あなたから最初に聞いた時 心の底からうれしいと思った 切なき想い出は空に解き放った だから安心して言える おめでとう おめでとう ありがとう 30 名前:黄昏の国境にてあなたが発した言葉 [] 投稿日:03/06/10(火) 22 51 ID cERvo/5r 目を閉じたあなたの意識がずっと見ていたのは 滅びゆく帝国の涯(きわ) 黄昏の白い砂漠に 鮮烈であったはずの光をうけて迷子のようにたたずむ あなた自身の裸足の後ろ姿だった 白い砂だと思っていたのは無数の骨の欠片で それはあなたが殺戮した四千の日と夜の またはあなたが知らない四千億の日と夜のなれの果てで 風も歌もとうの昔に消えてしまって 舌を抜かれた小鳥のコラージュがはらはらと舞い落ちて あなたの指先はいつまでも赤黒い血で濡れていた 耐えきれずに目を伏せたあなたの意識が ずっと聴いていたのは ずっと記憶していたのは あなたが一篇の詩を紡ぐために殺した幾多のもの言わぬ叫び あなたが一枚の毛布にじっとくるまって待ち望んでいた たったひとつのことば 肩にとまっていた小動物を抱くように裸の背中をふるわせて あなたはそれにいとおしく頬をよせた もうそれも死んでいるのに と どうしてもあなたは言い出せなくて 四千の日と夜の屍を踏みしめてあなたは あなたの絶望の旅立ちに秘やかな祝福のことばを喚げた そのことばさえ そのことばさえもが 組換えに失敗した出来損ないの遺伝子のように あっという間に黄昏の光に砕け散って 白い砂漠の骨に音もなく溶けていった 31 名前:M,M [sage] 投稿日:03/06/10(火) 23 01 ID N4DjKc3c 『多分じぶんの・もしくはキミ 素直すぎる詩』 俗な人間とは関わりたくなんか無い だってそれじゃあボクはつまらない歌謡曲ばっか聞いて ROCKなんかブルハみたいなモンばっか聞く そんな低俗な野浪と同属じゃないか!” ボクはボク キミはキミ 宇宙とTシャツ ぐらい違う ボクはキミ キミはボク パンツの穴 とブラックホール並に違う 「ただ・・・ただただそれだけ」だと悲しい孤独みたいな事を演じやがって! それだけじゃないだろう?お前はエロなんだろ? 神様なんだろう?お前は歩く雑学大事典なんだろう? 何千時間も費やしてるお前の時間を ココで吐き出せよ!”吐き出すなんて 低俗なバカどもにデキナイよ! 俗っぽい詩しかか書けない クソッタレの板に書くものか!書くものか!” 風だとか愛だとか 笑わせるんじゃないよ!” 一人の世界が無限なものか 脳味噌が固まってなにも受け入れられない話せないぃ!” ボクは天才 それがボクの言い分 ボクは天才 だってみんなの知らない事いっぱい知っているから それだけがボクの言い分 だから近寄らないで下さいセニョリータオレは天才なのだから 天才なのだから・・・・天才だぁ!!!!!! 32 名前:大塚裕司 [] 投稿日:03/06/10(火) 23 36 ID tFXGqWpc http //life.fam.cx/a002/ 33 名前:半笑い達 1 [] 投稿日:03/06/11(水) 02 38 ID /ssmq3et 就職戦争の終わりを告げる電話の後で 召集をかけました 俺はやったぞ、集まってくれ おまえたちはなんだ コングラッチュレーションとかないのか これ、いつもの飲み会じゃないか 俺中心、俺中心、俺中心の… え、また俺に飲ますの? 「えー、この度ワタクシも無事内定を頂く事が出来…」 涙の演説とかしてさ、みんなが祝福したりしてさ 「よかったなあ、よかったなあ」 って言ってもらったりして夜がふけていく そんな俺の筋書きが 戦後の教科書みたいに塗りつぶされていく はて、戦後。んーなるほど 「裏口入学みたせんなや」 俺は頑張った!間違いない!実力だ! 自分に言い聞かせてないと 結局この夜は何の宴かわからなくなる 34 名前:半笑い達 2 [] 投稿日:03/06/11(水) 02 39 ID /ssmq3et 時計の針が回るに連れて 酒もこれまたまわってきました 隣人もそうしているであろう顔で 俺も横になりました 「あっ、主役が寝よったで」 はいはい、俺は主役のようでその実 ただの飲み会のきっかけに過ぎんのですわ 「でも、よかったなあ。これでまた遊べるな」 不意打ちの涙、ここで来るとは思わなかった 夏が来る 学生最後の夏が来る 「こいつ寝ながら泣きよるわ。気持ち悪っ」 海、行こか 35 名前:詩情主義者メレ ◆zc7lZdRUOg [] 投稿日:03/06/11(水) 11 33 ID oH8UznbJ 27 主語と述語の関係がこんな壊れ方をしていると、さすがに読む気にならない。 29 詩情がありそうでまったくないのは、あなたがブ厚い壁のむこうでモゴモゴいってるだけだから。 30 ゴテゴテしている。どこかから借りてきた詩情という感じ。 31 こういうのは嫌われやすいけど、素直でいいよね。しかしお題は? 33 日常感覚をうまくリズムに変換している。飾り気のない等身大の詩情に好感。 ところで、内定ってそんなに早く決まるの?。 36 名前:詩情主義者メレ ◆zc7lZdRUOg [] 投稿日:03/06/11(水) 21 26 ID 5xUTc+CA 8-11 詩情とは無縁。まるでマンガ。しかしマンガの代替品というわけではない。 メチャメチャでおもしろい。こういう詩があってもいいと思う。 後半のAAはマンガそのものになってしまっているが、メディアミックスと考えれば。 13 筒井康隆のパクリか。こういうのはいくらでもある。しかも詩でない。 笑えもしないし、同種の既存の文章と較べれば何の破壊力もない。 なにより言葉が説明のための道具でしかないのでは、どんな詩情も生まれようがない。 19-20 5連目、「幸せ」連発しすぎ。「唯一の2人」って凄い言葉だな。 わかりやすいのはいい。しかしマンガ風ではある。絵のないマンガは退屈だ。 格好つけすぎなのはわざとだろうが、かえってあまり格好よくないような。 21 行き当たりばったりで書いてない?なぜ恋愛等よりも祝杯なのか? ところで時計の針が重なり合うのは僅か一秒、静かにグラスを空けるのは不可能です。 37 名前:小瓶 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 00 26 ID QJYzvAnv -え~い やっさ -え~い やっさ -ふぅね こぎぃ なぁみ あびぃ -え~い やっさ -え~い やっさ -おらんくぅにぃ~ おととし 今年と とと死に かか死に 浦なし わらじに 編む手の さびれ のぞき目 ふし目 たしなむ いろ目 見返り浦島 女郎のほつれ 祝されていたのでしょうか この名もわからなき てあぶらでくすんだ ちいさき びんは 一通をよせられ 伝えたきことなど そして水にながされ うかんで 小瓶の気持ちなど だれが考えるでしょうか -ととととと とん とん とん ツテテテテテテテテテ・・・ -どん 38 名前:小瓶 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 00 32 ID QJYzvAnv たちまち 数年 ころびて てがわれ うらびれ 浜辺に 錦の いおり しおかぜしみて わたしの ここ よ しゃがんでひろう ちいさな すきま -幾度のしぶきの影おもい -すきまにしみるは風のおと -ぬぐいきれないその穴から 「あつい こ え」 ひろった肴は くびふるための ものでした もたれた はしらは しがみついても しがみついても なにもいってはくれませんでした -え~い やっさ -え~い やっさ -ふぅね こぉぎ なぁみ あびぃ -え~い やっさ -え~い やっさ -おらんくぅにぃ~ 39 名前:名前はいらない [] 投稿日:03/06/12(木) 01 23 ID fN48MtGD >37 ブラウザのぐあいで「ひろった肴は くびふるための ものでした」 ってフレーズが目に飛び込んできた。目に焼きついた。 なにが祝いなのかわからないけど……せつない。心が涙で洗われるような。 ……なんだろう。虚空で満たされるような…… …… 40 名前:祝☆なっちソロデビュー決定☆服 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 02 43 ID vdmocGFi ひなたの白い壁に君の微笑みを飾っているよ ちっちゃな君の歌声はおっきな感動を与えているから いちばんに君に言いたい、ありがとうの一言 たおやかに ゆるやかに 繋がっているよう きめの細かい肌は美しく、ふりむく仕草かわいい うでまくりしてはりきる君は無邪気な気まぐれ屋 あと少しで感じられるんだね 22歳の君の歌声を そう、新たなステージで君は一層輝くのだから・・・ 41 名前:40 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 21 03 ID Ra7AmB/7 40 タイトルに誤字があります。 正しくは「祝☆なっちソロデビュー決定☆福」です。 すみません。 42 名前:詩情主義者メレ ◆zc7lZdRUOg [] 投稿日:03/06/12(木) 21 53 ID Wz6zgdzh 今回のお題は「祝」。 締切は6月14日いっぱいだそうです。 今回より私、審査員を努めさせていただきます。よろしくお願いします。 37-38 浪曲というか、民謡というか、そんなようなものとラップがドッキングしたような、 独特の世界ではある。内容はさっぱりわからないが、雰囲気はある。 途中の擬音とか「わからなき」「伝えたき」みたいなのはぎこちない感じがする。 40 ファン以外にはどうでもいいかも。私は今朝のスポーツ新聞で初めて知った。 ソロデビューして成功したモー娘。OBって、今のところいないよねぇ? それはともかくとして、縦読み職人の技はいつも通りすぎて物足りない。 43 名前:たもいの刺身 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 21 55 ID 6bN6k0xr 審査ありがとうございます。 44 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:03/06/12(木) 22 08 ID 3r3Y7qe/ 43 審査期間まだ終わってねーよ。 失格になりたいのか? 45 名前:ひょっとこのお面 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 23 28 ID 4ZxcoRMp 午後5時半 市役所に勤める私は 早々に仕事を切り上げて 車の運転席に座り込んでいた 別に急ぐ用事があるわけではないのだが それと同じように 残業するほどの仕事もない キーを回すと キュルキュルルと音がするだけで 一向にエンジンが掛からない 何度も回してみたが 掛からない 私のため息がハンドルに圧し掛かり 車内には静寂が垂れこめた フロントガラスに訪れる夕暮れが眩しくて 魔が差した クラクションに頭をぶつけ 割れるような音の中で 「ちくしょう」とつぶやき 私は苛立ちを抑えて車を降り 電車で帰ることにした 46 名前:ひょっとこのお面 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 23 30 ID 4ZxcoRMp 午後六時 ホームに着く ホームはラッシュ時で人が溢れかえっていた 家路を急ぐ会社員や部活帰りの学生たち ひさしぶりに立ったホームは 居心地が悪かった それが「慣れ」の問題なのかどうかはわからないが ヒトゴミの中の私は いっそう際立っていたような気がする 笑いあっている人々が 目に付く 座席に座り 目を瞑る うとうとしてきて 私は眠りに落ちた 午後6時半 車内放送で目が醒める 周りの客はほとんどいなくなっていた 私が降りる駅は、ここから数えて4つだ 冴えきらない感覚に また眠りに落ちては駄目だと言い聞かせ 私は外の景色を眺めていた 左から右へ引き伸ばされて流れる青の風景 青白い畑が広がってそのところどころに 火の玉が揺れている 今日はお祭りらしい 47 名前:ひょっとこのお面 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 23 30 ID 4ZxcoRMp 電車が短いトンネルを通過したため 景色は一瞬 幕が下りた映画館のように真っ暗になったが トンネルを抜けても やはり畑が広がっている 午後六時四十五分 電車が薬師前駅に到着し 私は下車した 私の最寄駅は 次の「嵐ヶ丘」なのだが なんとなく降りてみた 駅を出ると 駅から山のふもとの鳥居まで 夜店が出ていた やはり 今日はなにかのお祭りらしかった 夏でもないのに蒸し暑い 祭り特有の騒々しさが 焼きとおもろこしの弾ける音が 綿菓子の甘い香りが 風呂上りの子供達がヨーヨーをしている姿が 懐かしい 客のいないお面屋で ひょっとこのお面を買い ショルダーバックにしまいこんだ時 48 名前:ひょっとこのお面 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 23 32 ID 4ZxcoRMp ほくほくした顔つきの人々の間に 見覚えのある背中を 見つけた (すこし大柄な女性、浴衣すがたが良く似合うその背中、間違いなかった) 「おかあさん!」 それは私の母だった 去年の4月に肺がんで死んだ母だ 「なにやってるんだよ!?元気か?」と私が尋ねると。 「あら、健ちゃん、今日はお祭りよ。」と母。 「そうみたいだね。お祭りがあるなんて知らなかったよ。」と私。 「何を言っているの?あなたのためのお祭りよ。」と、 口元に優しい笑みを浮かべてそう言った母は 私にうちわを渡して 人ごみの中へ消えていった 「待ってよおかあさん。なにをお祝いしてくれるんだ?」と呼びかけたが まるで返事がない 49 名前:ひょっとこのお面 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 23 32 ID 4ZxcoRMp 肩を落として座り込んでいる私に 通りがかる人が優しく声をかけていく 「おめでとう。」 と ひゅるるる~~ どーーーーーーーーーん BR 花火が打ちあがる 人々の足は止まり 顔を上げて 花火を見あげている それでも顔を上げられない私の腕をわっしと掴んだ ゴツゴツした手 それは私が小学校2年生の頃、海に攫われて死んだ父の手 「さ、立て、よく見ろ。皆おまえのために祝ってくれている。男だろ。」 哀しみの涙は 嬉し涙に変わった 「みんな俺のことを祝ってくれているんだ。。。 なんなんだこの感覚は、嬉しくてたまらない。嬉しくてたまらないよ。 さぁ、一緒に踊ってくれ!」と私は、嬉しさに満ち溢れて起き上がり なつかしい人々の輪に入った 太鼓と笛の音色に載せて 踊っていた 50 名前:ひょっとこのお面 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 23 39 ID 4ZxcoRMp 夜の帳が下りて 祭りの後 母を捜していると 木陰に隠れた母が サっと森の中に消えた気がする その曖昧になった影を追いかけて森に入った その瞬間 私は電車の中で目を醒ました 外を見回してみたが 青白く広がる畑だけで 火の玉はどこにも見当たらない 夢だったのだ 母の姿も父の姿も夢だった でも、本当にいい夢だった 生きる力が湧いてきたよ お母さん、お父さんありがとう。 でも、僕の何を祝ってくれたんだろうか? いや、なんだっていいや。なんだっていい。 ありがとう。 午後6時46分 電車が「嵐ヶ丘」駅に到着する 私は 気持ちよく電車を降りて 夏前のまだ涼しい風を感じながら家に向かったのだった ショルダーバッグの「ひょっとこ」の存在は まだ気がついていないのだが 51 名前:たもい [sage] 投稿日:03/06/13(金) 00 00 ID 3zccdRcm 44 気安くしかも無礼な話し掛け方せんといてね。 で投稿してないから。じゃ。 52 名前:TOP OF THE WORLD [] 投稿日:03/06/13(金) 07 44 ID AM/8f/uv 「何考えてた?」 「そっちこそ」 「先に言えって」 「じゃぁ 3・2・1 ゼロで 同時に ね」 「おぉ」 信号待ちの 朝の隙間 幸せな回答を唇で塞いで 赤い信号がずっと変わらなければいいのに 思いながら 開いた目が合う そんな 男の妄想を どこか見透かされているみたいで 「やっぱり秘密」 と笑って 青いシグナルの下を ゆっくりとくぐり抜ける あんなにも 朝日は赤い だんだんとあれは 高く 明るく そうしてやがて 眩しくなり 真っ直ぐに見れなくなるのだ 次へ ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/2844.html
登録日:2011/06/22(水) 11 02 21 更新日:2024/03/13 Wed 10 01 40 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 チート 勝てる気がしない 史上最強の弟子ケンイチ 変人の巣窟 変態の巣窟 奇人の巣窟 奇人変人の集い 弟子馬鹿集団 有料地獄巡り(月謝五千円) 格闘道場 梁山泊 活人拳 珍百景満載 貧乏 超スパルタ式 達人集団 鬼修行 魔窟 『史上最強の弟子ケンイチ』の登場組織。 武術を極め、スポーツ化した武術に馴染めない達人が集う場所。 秋雨の発言から、風林寺家に秋雨と剣星が始めに加わり、後に時雨や逆鬼、アパチャイがやってきた模様。 現在所要で出ている達人が一人いる。 兼一は梁山泊唯一にして初めての弟子である。 かつて、秋雨と剣星は後に闇の達人゙拳聖゙となる緒方一神斎を弟子にとる予定だったが、長老の反対により却下された。 因みに達人は皆、決闘禁止の誓いを立てている。 ゙この中で誰が一番強いのがという質問はタブーであり、もしうっかり口走るものなら地獄絵図が出来上がる。 一度財政破綻した事があり、その時は兼一からの好意で月謝を8000円に上げ、新島の発案で近所の子供達に武術を教える事で乗り切った(*1)。 尚ここでの「達人」とは、上り詰めるのではなく、梁山泊という崖から堕ちた果てにあるものであり、死ぬ事はあっても為らない事はないらしい。 敵対組織である“闇"が相当な財力を持っている為、ひがんでる。 一同が金策に走る必死な姿もこの作品の見所である。 谷本夏曰く「ヘンテコだがマスタークラスの達人が大勢いる」 兼一曰く「ヘンテコさもマスタークラスな達人」 自作の木造船゙赤兎馬二号゙を所持している。動力は人だが、達人が動かせばとんでもない速力が出せる。ちなみに一号がどうなったかは不明。 船長は長老。 白浜兼一 梁山泊の一番弟子。 項目参照してね! 風林寺美羽(ふうりんじ みう) 抜群のスタイルと容姿、学力、そして非常に高度な武術レベルを持つ少女。長老の孫。 武道家としてのタイプは動(最初は動の気を使いこなせていなかったが、長老の教えにより改善された)。 前の学校で目立ち過ぎた為、現在の学校に転校してきた。通学路で出会った(張り倒した)兼一と親しくなり、梁山泊を紹介する。 自分と友人になってくれた兼一に好意を抱いてるが、家族愛や友情等との区別がついてなかったが、連華が押しかけ始めてからは意識始めている。 性格は良く、妙なお嬢様口調を使い優等生である一方、背後に立った相手を条件反射で投げ飛ばしたり、ドジで嫉妬深い一面もある。 梁山泊の家事炊事、家計を担当する苦労人(*2)。 中学生までは長老に連れられて世界中を旅していた為、自由に生きる猫に憧れている。 将来の夢はお嫁さん。萌える! 風林寺隼人(ふうりんじ はやと) ◆無敵超人◆ 梁山泊の長老。詳細は項目を参照じゃよ。 逆鬼至緒(さかき しお) ◆ケンカ百段の空手家◆ へっ、べっ…別に項目を参照する必要なんか無ぇんだからな! 岬越寺秋雨(こうえつじ あきさめ) ◆哲学する柔術家◆ 柔術だけでなく、あらゆる芸術も極め、優秀な外科医(医師の間で「病魔も治療に並ぶお医者さん」と恐れられている)でもあり兼一の修行(拷問)道具を開発し、様々な外国語を使いこなし、バイクも乗り、指紋認証すら突破、独自の悟りを開いてる完璧超人。 最近はパソコンも出来る様になった。だがピーマンだけは苦手。 独自の修行法により、全身を瞬発力に優れた白筋と持久力に優れた赤筋両方の特徴を持つピンク色の筋肉(中間筋)に置き換えた為、割と細身であるにもかかわらず尋常でない筋力を誇る(兼一にも伝授してる)。 兼一の修行に関する取りまとめ役であり、無茶苦茶な修行法はほとんどが彼の発案。 彼も兼一同様いじめられっ子であったらしく、シンパシーを抱いてる。 医術を「輪廻を切り裂き、摂理を歪め、熱力学第二法則に真っ向から戦いを挑む人術」とする信念を持つ(*3)。 馬 剣星(ば けんせい) ◆あらゆる中国拳法の達人◆ 小柄な中年親父だが、圧倒的な発勁と内功を持つ。昔は美形だった。 武道家としてのタイプは静。特A級の静の武道家だが、相手の挑発にも普通にのる。 兼一とは師弟であると同時にエロ仲間でもあり、恋愛方面の師でもあると自負している。なので修行以外でも兼一との絡みが多い。 そして実は若い時はかなりのイケメンである。 また武術家としての圧倒的な実力と強烈なエロ関係の煩悩は、対戦相手が女性の時にその衣服を脱がすことに向けられる。 しぐれと並び、この漫画の読者サービスに貢献してくれている達人。ありがとう師父。 実は鳳凰武侠連盟という中国有数の武術組織のトップだが、飽きたので梁山泊にいる。 美羽の盗撮等を餌に兼一を騙したりする為、彼から「梁山泊の品位を一人で落としてる」と言われたが、それ以上に尊敬されている。 鍼や漢方で兼一の肉体強化や治癒を行い、梁山泊のお昼では中華料理作り、占いも出来る等、秋雨程ではないが割と多才。 尚、娘の裸は赤ん坊の頃から見ている為、誘惑されない。 アパチャイ・ホパチャイ ◆裏ムエタイ界の死神◆ ムエタイの達人。項目参照よ。 ・香坂しぐれ ◆剣と兵器の申し子◆ 香坂流武器術の達人。詳細は項目を参照し…ろ。 収入は秋雨の接骨院や剣星の鍼灸院(近くに大病院が出来た為最近は客が少ない)、逆鬼は警察からの依頼による臨時収入、長老は世直しの収入(一部を鳥獣戯画に使っている)で、賄っている。 それと時折やって来る道場破りからかなりの挑戦料をぼったくってる。 しぐれとアパチャイは何もしていない様に思えるが、超特殊なバイトをしたり、温泉の件や競馬でズルをする等によってかなりデカイ額を稀に稼いでいる。 兼一は月謝として月に5000円を払っている他、一度地下格闘場(*4)で弱そうな外見と態度のおかげで結構なファイトマネーを荒稼ぎした。 造り 正門 来訪者を威圧する巨大な門。とてつもなく重い。 母屋 2階には美羽と長老の部屋がある。食事はここで皆一緒にとる。 離れ 師匠や兼一の部屋がある。以前に酔った逆鬼と剣星が階段を壊した為、代わりにロープが垂れ下がっている(弟子一号は足の使用禁止)。 道場 毎日地獄の修業が行われている場所。屋根の上は美羽さんお気に入りのスポット。 裏庭 都心のど真ん中にある粱山泊だが、非常に広大な裏庭がある。 アパチャイの掘り出した温泉が有り、節約に貢献している。 覗き(剣星)を殺す為、しぐれが様々な罠を大量に仕掛けているので物凄く危険。 他にも長老が発見しだ風林寺島゙を所有しており、ログハウスまである。 以下ネタバレ 不在の達人とは鬼幽会本部長、空手の達人であるアラン須菱である。 以下更にネタバレ * * * + うそです n ∧_∧ n+ (ヨ(*´∀`)E) Y Y * アラン須菱は逆鬼に憧れ、勝手に名乗っていただけ。てか兼一に負ける程弱い。 作中の描写から、本当は長老の息子で美羽の父、秋雨の親友であった風林寺砕牙の可能性が高い(*5)。 追記・修正は重い門を開け、月謝の5000円を払ってからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 豪華声優陣よハズなんだけど何か違和感あるんだよなー。合ってないのか演技のつけ方なのか -- 名無し (2014-04-24 18 52 50) ↑そうすか?個人的には能登さん以外はハマり過ぎっ‼ #65038;って感じなんだけど… -- 名無しさん (2014-04-24 20 16 58) どんな時でも女性を剥く中国オヤジはもう流石としか…… -- 名無しさん (2014-05-23 16 50 41) 財政破綻した回は腹筋崩壊した、特に秋雨パートの洗脳の下りが酷すぎるww -- 名無しさん (2014-08-01 00 56 42) 剣聖、いつも通りすぎてゲラゲラ笑ったわwww エロがからむとマジ最強やね… -- 名無しさん (2014-12-18 08 41 20) 「スポーツ化した武術に馴染めない達人たち」ってあるけど、そもそも、武術とスポーツの違いって何? -- セイ (2017-08-14 22 53 17) 競技として行う趣味か、武術の為の人生かの違いかな -- 名無しさん (2017-08-15 12 00 38) 毎回無茶苦茶な稽古させられてるけどケンイチと師匠達は体育会系ではないフランクな付き合い方してるよな。師匠はケンイチが真摯に稽古に励んでいること、ケンイチは師匠達が真摯に自分を鍛えてくれてることが理解できてるからだろうな。そこが見ていて楽しかった。 -- 名無しさん (2018-05-13 22 27 21) フランクな(遠慮なくうっかり臨死体験させるけど、ちゃんと蘇生させるからいいよね!)突き合い -- 名無しさん (2018-05-13 23 11 17) 道場の可愛い1人娘と仲良くなれます。空手、柔術、中国拳法、ムエタイ、武器術から好きな武術を選べます(ミックスも大歓迎)、内弟子大歓迎。かかりつけの接骨医、鍼灸医もいます。汗はかけ流しの温泉で流せます。月謝5,000円より・・・こう書くと別に変な道場とも思えないな。胡散臭い挙句、生死に関わる稽古させられるけどw -- 名無しさん (2018-05-13 23 31 05) ↑但し付き合うには長老を倒す必要があります(最終巻で結婚していたと言う事はケンイチは成し遂げたのだろう) -- 名無しさん (2018-05-14 00 43 43) 活人拳って、殺すのはNGだけど、ケガをさせるのは必ずしも御法度じゃないみたい。 -- セイ (2020-05-13 01 59 55) 何気に、時雨の父親との闘いが秋雨にとって一番「危なかった」んじゃないだろうか。正当防衛だし、相手が望んだ事とはいえ下手したら手を掴むことすら出来ずに「殺していた」かもしれなかった闘いじゃないかな -- 名無しさん (2020-05-17 10 17 41) 月謝5,000円って安すぎない?というかケンイチ一人だとマジで金取る意味もない値段だ。なんで5000円? -- 名無しさん (2022-11-11 13 49 19) ↑空手、柔術、中国拳法、ムエタイ、武器術の5種で5000円ってことじゃないかな -- 名無しさん (2022-11-11 14 16 42) 馬が入門時に2万円要求してケンイチが難色を示したから1万円→5000円と値下げした ケンイチが2万円に無反応だったらそのまま2万円で通していたと思うよ にしても中盤から住み込みで修行するようになったのに食費や住居費込みで8000円は安すぎるから別途に払っているのかな -- 名無しさん (2022-11-17 21 19 21) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/366.html
ページ:1 2 3 作品 ■▲▼ 寿司食いねぇ どこから来たんだい 東京かあ そりゃまた遠いとこから はるばるこんな田舎まで ホントによく来たね 都会は嫌いってわけかい しかしね 田舎暮らしも甘いもんじゃない 夢破れた人間が戻ってきて 夢追いの人間もやって来る 仕事は少ない それなのに時間は余ってる 夢に未練があったり 夢がまだ転がってると思ったり そんな人間には耐えられない場所さ なんでここに住んでるのかって? それは夢なんかに興味はないからさ 夢さえ見なければこんな楽なところはない 空気がきれいで海は近い 渋滞もなければ満員電車もない それがあんたの夢なんだって? そんなの夢とは言えないな ただの当たり前さ 寿司でも食いながらよく考えてみな 十年くらいかけてゆっくりとね 667 名前:寿司食いねぇ [] 投稿日:2005/12/27(火) 23 55 36 ID w8K54KcT 【コメント】 684 名前: ◆i4HecktchA [] 投稿日:2005/12/30(金) 10 15 09 ID maZcNzmV 寿司食いねぇ、リズミカル会話の中にでてきた夢の話にはぐっときました。 694 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2006/01/05(木) 02 28 59 ID ccVVprmL 667さん。 一読して、何故か拭えなかった違和感。内容は充分練られている筈なのに。 理由は…口語体。語尾の「~さ」等、実際の話し言葉と乖離したものが選ばれているから。 自身の扱うことばを、徹底して吟味するのも推敲だと思います。 698 名前:Canopus[] 投稿日:2006/01/05(木) 13 45 17 ID c4JmHU9/ 667 結論を急ぎすぎたかも。寿司屋の大将が、初対面の人間にいきなり夢 について語るというのは、現実には起りにくいと思います。最終連は、いい。 702 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/01/05(木) 22 02 29 ID JXSNVKaG 667 寿司くいねえ 寿司やの亭主の一人語り。夢破れて山河あり。。。 32 名前:にいちぇ ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2006/01/06(金) 12 24 21 ID Bg5/3SjP 今回「寿司食いねぇ」書きました。 「旅」と聞いて「旅行けば~♪」と広澤虎造の清水次郎長伝を思いつき、でっちあげました。 毎度のことなんすけど俺、5分で書きたい人なんでねぇ(笑)推敲不足です。雨さんのご指摘はその通りでやんす。 しかし今回他の審査員の方二名に寿司屋の会話と読まれちゃったのはどう解釈すればいいのかねぇ。 「寿司食いねぇ」の台詞、意外に知られてないのかなあ。江戸を東京に変えてわかり易くしたつもりだったんだが。 一応、自作解説させてもらうと寿司屋はまったく関係ないっす。(笑) でも読んでくださった方々、ありがとうございました。点を入れてくれた方に至っては最敬礼したい心境っす。 自分の書いた人様の評価については辛口でごめんちゃい。(爆) 54 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/01/07(土) 01 04 42 ID gI4JD4Ri 32 「江戸っ子だってね」「神田の生まれよ」これがなきゃあね…。 57 名前:にいちぇ ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2006/01/07(土) 05 05 35 ID efNUrD8l 54 うーむ。なるほど。森の石松の名前も出すべきだったか。 いや、でもさ、どう考えても寿司屋の会話ではないだろ、っての。 ・・・・・などと自分の拙さをあくまでも読み手のせいにしようとする俺。(爆) 58 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/01/07(土) 05 14 07 ID TCsQvNU7 ニィチェ・ニィー〔注釈:兄の格調高い呼び名〕 隠れてても見つかるね~ 寿司食いねぇ の意味わかった 笑 読みやすかったし しかし シブガキ隊の寿司食いねぇが耳からはなれんのはなぜ? 59 名前:にいちぇ ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2006/01/07(土) 06 08 25 ID efNUrD8l 58 わ、すまんどす、評価やってて真夜中の竹輪VSにーちぇのレスバトルに乗り遅れました! シブがき隊の「スシ食いねぇ!」は罪な歌だよねぇ。俺もついそっちの音楽鳴っちゃうのよ、頭ん中で。 でも本当に広澤虎造好きなんだよね、俺。(爆) 浪曲って黒人のブルースに匹敵するのではないか、と。それくらい渋くていい声なんだよなあ。 だからちょっと浪花節普及の意味も兼ねまして今回Canopus氏に絡んだりしております。(笑) 【得点】 1点 ◆i4HecktchA:1点 ■▲▼ シンプルに旅 二十億光年の旅は ただ様式美だけが天を駆け 人々の血と肉を飲み込んで ワアプ・アウト地点に吐き出してゆく 君の人形が植えた種のなか 圧縮された極限は根を伸ばし 揺りかごのように くうらり くうらり 死神の子を育てるだろう アッ、キミハ136aww14amain()916*astr"F/A18392350番地ノ住人ダネ 何進数の表記だったか 幽霊のように五三世紀の懐古趣味的ブラウン管へ突入したら 砂嵐と交接せよ 複製しないと脳味噌が腐るぞさあ発射まで二のマイナス三十二乗 すべて灰色になるまで 二十億光年の旅は きりきり巡っててっ巡りきりき きり切りきりきりきりきりきりきりきりきりきりきりきりきりきりきりきりきり きりきりきりきりきりきりきりきりきりきりきりきり きりきりきりきりきりきりきりきり きりきりきりきり きり。 そして暗い日が来る 668 名前:シンプルに旅 [sage] 投稿日:2005/12/28(水) 05 45 10 ID Nkn1iCaa 【コメント】 694 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2006/01/05(木) 02 28 59 ID ccVVprmL 668さん。 有り得ない風景は、有り得ない言葉で綴る。圧巻です。 個々の単語が表す意味を超える作業は、生易しいものでは無い筈なのですが、 更に破壊を進めて欲しい、と願ってしまいます。 698 名前:Canopus[] 投稿日:2006/01/05(木) 13 45 17 ID c4JmHU9/ 668 二十億光年で連想するのは、やっぱ谷川俊太郎なんだけど…明らかな 繋がりはないように思えるね。SFチックだけど、世界はあまり見えなかった。 702 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/01/05(木) 22 02 29 ID JXSNVKaG 668 シンプルに旅 そして暗い日がくるってのがものすごく説明不足。 なんせ詩の中で20億光年も使ってその果てなもんだからさ。そんだけ経ったらもうお腹いっぱいじゃん って気がしましたです。 【得点】 2点 ◆L4LyBSss3w:2点 ■▲▼ なんとなく新しい傘が欲しかった日 よっぱらったような空気を 置き去りにして、 どこかへ通じるバスへ (循環バスじゃあなく) 雪がチラツイテ コートが薄くて 靴も薄くて 世の中って寒いなっ と 思うだけでも家へ帰れる 669 名前:なんとなく新しい傘が欲しかった日 [sage] 投稿日:2005/12/28(水) 09 40 23 ID XpiQKPiP 【コメント】 694 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2006/01/05(木) 02 28 59 ID ccVVprmL 669さん。 心象風景の断片を並べて、水彩画を思わせる風景を仕立てています。 ただ、きつく焦点を結んだ部分を持たない分、淡い印象で流れてしまうのが残念。 何処かに毒を仕込むのも一興かと。 698 名前:Canopus[] 投稿日:2006/01/05(木) 13 45 17 ID c4JmHU9/ 669 バスに乗ったと思ったら、次の瞬間には歩いてて、これもまた詩の為 せる業なんだろうけど、少し展開に無理を感じたかなあ。詩情は感じました。 702 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/01/05(木) 22 02 29 ID JXSNVKaG 669 なんとなく新しい傘が欲しかった日 ちょっと手抜きなんじゃあないかな。 ■▲▼ 遠くへ そういうつもりでカラダを使えば コトバよりはラクにたどりつける そんな場所もあるけれど そこにだってやはり、約束はなかった 一本の視線を共有する瞬間 それだけが魔法 魔法の時間をつぎはぎにつなげて おれだけが永遠になっていくのですか? そうです そうやってすべての人が ひとりで生まれてきて ひとりで還っていく 残されたのは永遠のひとりぶんの空白 です 670 名前:遠くへ [sage] 投稿日:2005/12/28(水) 16 18 46 ID cdb6+bkC 【コメント】 694 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2006/01/05(木) 02 28 59 ID ccVVprmL 670さん。 言葉を削る、というのは、単に説明を減らす事では無い、 最も的確で簡易なことばを選択する、と言う事、なのですね。 透徹した諦観、堪能しました。 698 名前:Canopus[] 投稿日:2006/01/05(木) 13 45 17 ID c4JmHU9/ 670 人生そのものが旅のようなもの、ってんで、最終行が印象的です。そ こに到るまでに、どうことばを紡いでいくか…苦心の跡が見える作品です。 702 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/01/05(木) 22 02 29 ID JXSNVKaG 670 「遠くへ」 この孤独感はいいなあ。。 48 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2006/01/06(金) 17 53 36 ID ZTh4FbdV ところで、「遠くへ」を書きました。 審査員のみなさま、読んでくれてありがとうございました。 【得点】 1点 ◆L4LyBSss3w:1点 ■▲▼ 雪だよピギー 明日朝の気温 週末の予報 いつ見直しても 雪は雪だなあ いつもだったら 機上の人に 好きな買い物や 土地の名物や 目新しい音 言葉 匂い そういう数々に ニューイヤーを言う 君もそろそろ 落ち着いたら? 落ち着くって 何が何かなあ 夜遅い店で ゆっくり飲むこと 街で歌ったり 笑ったりしないこと 子どもを子どもと はっきり分けて 言い切れないがと 語尾を濁すこと? 縦巻きの時間 型を思い出し 毎日 毎日 そして 毎日 自分を保つのは 至難の業だから いいこと考えたり するのは 次の 次の そして 次の 次? ガイドブックを手にしてた昨日 旅の窓口に繋いでいる今日 明日朝にはもう新聞止めて 水道締めて留守電入れて 年賀状なんかどうでもよくなる そうだそうだよ 旅に出ようよ 671 名前:雪だよピギー [sage] 投稿日:2005/12/28(水) 19 03 58 ID kyerqCnZ 【コメント】 694 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2006/01/05(木) 02 28 59 ID ccVVprmL 671さん。 この詩で語られる「旅」は、表向きには行動力と開放を詠いながら その実“逃避”の側面を色濃く滲ませる、多重構造の言葉です。 これは作者の意図なのか、それとも無意識なのかが知りたいな。 702 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/01/05(木) 22 02 29 ID JXSNVKaG 671 :雪だよピギー なにげに楽天的な雰囲気がよかった。 704 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/01/05(木) 22 55 35 ID 4LaAjlTk 671 外の世界と自己の内面が巧くブレンドされてるね。ただ、内面は非常 によく書けているのに、外界の描写はあやふや。なので入っていきづらい。 73 名前:c[sage] 投稿日:2006/01/09(月) 11 57 17 ID vTgdguZ2 亀です「雪だよピギー」を書きました。読んでくださり評をくださり加点してくださり ありがとうございます。何てありがたいスレなんでしょう・・・・・。 雨さん 丁寧に読んでくださりホントにありがとうございます。 旅に出る動機にも色々あるかと思いますが、雨さんの言葉で言うなら 書いたのは日常からの「逃避」と結果の「開放」両方ですね。 で、それは一続きのもので、相反するものではないです。 カノープスさん 外面の描写不足とバランスのイマイチさ、はい~その通りだと思います。 微妙に自分でない人物として書こうとして失敗。 設定があいまいになってしまいトホホのホです。精進します。 リーフさん ありがとうです。地の自分は実にアホたらしいので、これでも書くもので 目指してるのはいつもメランコリック・・・・・なんですよ!よ! 取り急ぎ失礼します。またよろしくです・・・。 【得点】 1点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 ■▲▼ カニパン おいカッツォ またハナザァさんから電話が来た お前まだ帰らないのか お前何やってんだ ワカミはもう結婚したぞ お前は結婚したのか したならお前 親不孝者が ちゃんと出すところに届けを提出しないと認められない わかるか みんな心配してるんだ お前がどこにいこうとこっちは平和な国 しかしやはり年に一度はお前と会うのも悪くはないだろうと みんな思ってるだろう だからお前は今帰れないなら いつか適当な時間を見つけて帰りなさい ワカミやタラスに会うくらいなら時間も それほどかからんしサザサにも会ってやれ 今回はこれまで 気長に待つ間に誰か死ぬかもしれんし 今くらいがちょうどいい時期だと 誰かが言ってたぞ 672 名前:カニパン [sage] 投稿日:2005/12/28(水) 19 44 18 ID Cv7lTi9E 【コメント】 683 名前:虫 ◆Yh5.nC8OlA [] 投稿日:2005/12/29(木) 15 18 31 ID 3d3NGWMW 672 カニパン 2点 どんなに時間と場所が離れても待っててくれる人がいるなんて カツオは幸せものだ。たまには帰れよ。 695 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2006/01/05(木) 02 29 41 ID ccVVprmL 672さん。 え、と、予備知識として「サザエさん」を知らないと成立し難い詩、です。 読み手に何処までの共通概念を求めるか、は常に課題として意識すべきもの、でしょう。 ぎりぎりのボーダーを読みきったのか、それとも外したのか。 702 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/01/05(木) 22 02 29 ID JXSNVKaG 672 かにパン 自虐的な人が多い。 704 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/01/05(木) 22 55 35 ID 4LaAjlTk 672 「こっち側」と「あっち側」の世界の対比は魅力的なんだけど、それ は仄めかすだけに終ってるのがもったいないなあ。 706 名前:にいちぇ ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2006/01/05(木) 23 19 15 ID PjCrYj/6 672に1点。 笑えた。しかしカニパンの意味がわからなかったのでぜひ作者は解説して欲しい。 【得点】 3点 虫 ◆Yh5.nC8OlA:2点 にいちぇ ◆UQRl.WeFEk:1点 ■▲▼ ウーパールーパー 俺の部屋のアパートの壁は薄い。 だけど隣の部屋に住む未亡人のばあさんは耳が悪いため、常に演歌を大音量で流している。 俺はそれのせいで眠りを妨げられたり、結構迷惑を被っているのだが、 未亡人のばあさんの顔が、 昔母さんと水族館で見た、ウーパールーパーにあまりに似ているため、 俺はばあさんの顔を見た途端なにも言えなくなってしまう。 ばあさんの演歌は俺が彼女とセックスしているときにだって例外なく襲ってくる。 演歌聴きながらのセックスは、なんでか 「おかあさんごめんなさい、ごめんなさい」って気持ちにさせられて、 いい歳してんのにばかだな、俺って、 母さんなんて俺にはいないのにって、 相当惨めな気分に追いやられる。 演歌聴きながら腰振り 腰振りながら演歌 セックスしながらごめんなさい ウーパールーパーに呪われたセックス 無心に帰ろうと必死な俺 おかまいなしな演歌 やっとのおもいで彼女の子宮に貼りつけた俺の遺伝子は恐らくウーパールーパー。 あぁ、なんておぞましい。 母さんは俺と水族館でウーパールーパーを見た半月後、俺を置いて家を出てった。 俺はそのときまだ幼かったため、母さんの記憶なんてほとんどないのに、 なぜかあの水族館で見たウーパールーパーの顔だけはよく覚えている 母さんもよく笑っていて、 その時話題の的だったウーパールーパーは少し気持ち悪かったけど、 次の日学校でみんなにじまんした。 まわりの反応おかまいなしで、 それから2週間は永遠その話ばかりしていた。 母さんの記憶 隣のばあさんの流す演歌 彼女との長いセックス 俺の残した遺伝子、ウーパールーパー。 673-675 名前:ウーパールーパー [sage] 投稿日:2005/12/28(水) 21 00 26 ID lZ1iHnco 【コメント】 695 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2006/01/05(木) 02 29 41 ID ccVVprmL 673-675さん。 これもまた「ウーパールーパー」と、鍵になる言葉が微妙な位置付けに有ります。 にも関わらず、充分に詩として成り立つのは、“ウーパールーパー”の持つイメージに 詩が依存していない、逆に、「母」を刷り込もうとさえする構造に有るのでしょう。 最後の一行が美しく決まり過ぎてて、かえって勿体無い気もしますが。 702 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/01/05(木) 22 02 29 ID JXSNVKaG 673-675 ウーパールーパー 好きです。 704 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/01/05(木) 22 55 35 ID 4LaAjlTk 673-675 ぼくはアホロートルの世代。そのドーブツと世界との関りは若干 強引さを感じるんだけど、いい味を醸し出してるよね。 39 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:2006/01/06(金) 15 48 48 ID WD3bbRCG 審査員の皆様お疲れ様です。 ウーパールーパーかきました。 自分はウーパールーパーを見たことがなく、 それがどんなものなのかもいまいちよくわからずにあの詩をかきました。 それでも丁寧に審査してくださった方々本当にありがとうございました。 【得点】 3点 ◆L4LyBSss3w:2点 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点 ■▲▼ 灯台 夕焼けとまじわり 灯りを放つ 挨拶もなく夜は始まるから 灯りを送る 送りつづける さっき港を出た船が 合図を鳴らす ボーッ… ボーッ… 天気は良好 波穏やかにして 航海日和り 今度はどこの 異国へ向かう 行っておいで 帰航を待とう 灯りを送る 灯りを送る 見守りながら 遥かの国の港から港 巡って帰る船が 汽笛をかえす ボーッ… ボーッ… ボーッ… 長い航路も あとわずか 久方ぶりの港まで 標が欲しいから ボーッ… ボーッ… 灯りを送る 灯りを送る 無事を喜び 夜を行き交う船たちは 万難克した強者ばかり 荒波幾万 漂流幾千 それが故にも 愛し海を渡ってゆくから 灯りを送る 送りつづける 見送り 出迎え 幾度なりとも 再び海が朝焼けに染められ 灯りを消して眠りにつけば この灯台に 異国土産の 海ゆく旅の夢が降る 676 名前:灯台[] 投稿日:2005/12/29(木) 00 00 32 ID Kppk1AQR 【コメント】 695 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2006/01/05(木) 02 29 41 ID ccVVprmL 676さん。(32秒差だったのにね。うん、本当に残念) 「異国」と言う、少しレトロな単語のチョイスが、良い香りを漂わせる詩ですね。 港に立つと分かるんだけど、汽笛にも様々な音色が有るんですよ。 「取材」なんて大袈裟だけど、自分の肌で感じる事は何より大事。 702 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/01/05(木) 22 02 29 ID JXSNVKaG 676 灯台 歌を聞いているようなよい気持ちになりました。 定型ではないんだけど古風な趣がいいですね。 704 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/01/05(木) 22 55 35 ID 4LaAjlTk 676 作者の優しさは伝わってきます。が、パノラマ的な名跡案内といった 印象で、ありがちな感傷に陥っているかなあ。 706 名前:にいちぇ ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2006/01/05(木) 23 19 15 ID PjCrYj/6 676に1点。 読みやすかった。ボーッの繰り返しが良かった。 62 名前:カコ ◆kaco/250tg [sage] 投稿日:2006/01/07(土) 17 58 03 ID 8vQrjQFQ (遅くなりましたが…) 審査員のみなさま、忙しい時期の大変な審査お疲れさまでした。 今回初参加させて頂こうと思い投稿したのですが、時間に間に合わず失格となった、 「灯台」(本スレ・676)を書きました。 投稿直前に規制に合ってしまい、詩板を知らない友人の協力を得ての書き込みだった のですが色々手間取っている間に、結局遅刻という結果になってしまいました。 そのせいで、投稿作品まとめの際にお手間をとらせて申し訳ありませんでしたm(__)m 失格であるにも関わらず、評まで下さった雨さん、リーフレインさん、カノプスさん、そして にいちぇさんのお心遣いに心から感謝いたします。 雨さんのご指摘 港に立つと分かるんだけど、汽笛にも様々な音色が有るんですよ。 その通りなんですネ(笑)。 学生時代の毎年の灯台近くの海辺の合宿所での体験をもとに描いてみましたが 汽笛の音の違いについてはもっと工夫がするべきだったと正直思っています。 失格での梁山泊デビューとなってしまいましたが、ともあれ 御四方の評を頂けたことで 投稿に協力してくれた友人までが、喜んでくれています。 次回、参加できる機会がある時には、もっと余裕をもち規則に反さないよう気をつけます。 錚々たる作品と、審査・評価を堪能させてもらうことが出来たことに、重ね重ねお礼申し上げます。 ありがとうございました! 67 名前:にいちぇ ◆UQRl.WeFEk [sage] 投稿日:2006/01/08(日) 06 27 28 ID pSou4HWq 62 ありゃま、あれ、カコぐどん先生の作でしたか。 作風変えてきたなあ。いや、そんなこともないか。 失格ではないんじゃないの?何分も遅れたわけじゃないし。 ボーッが良かった。(笑) 【得点】 1点 にいちぇ ◆UQRl.WeFEk:1点 ページ:1 2 3 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/sangokushi11/pages/1709.html
タイソウ 列伝 水滸伝一〇八星の1人。天速星。席次第二十位。あだ名は「神行太保」。2枚のお札を両脚に結び、日に五百里走った。(4枚結ぶと八百里)。江州の牢役人時代に宋江に出会い、意気投合。宋江が反逆の罪で捕らえられると、東京に処置を問う役目を担った。その道中で梁山泊に捕まり、旧友の呉用と謀って江州に偽の返書を持ち帰るが、見破られて投獄される。宋江と共に処刑される直前、梁山泊軍に救い出された。以後は、梁山泊の諜報官として、中国全土を疾走。方臘(ホウロウ)征討後、朝廷の辞令を返上して泰山で出家し、余生を過ごした。 能力値 統率 武力 知力 政治 魅力 総合 軍事能力 統+武 統+武+知 素質 48 60 79 74 78 339 108 187 順位 偏差値 成長期 維持 維持 維持 維持 維持 - - - 能力持続 短い 短い 短い 短い 短い - - - 兵種 槍兵 戟兵 弩兵 騎兵 兵器 水軍 適性 B B B C B B 部隊 攻撃 防御 攻撃 防御 攻撃 防御 攻撃 防御 攻撃 防御 攻撃 防御 値 50 40 48 44 45 38 48 33 48 32 48 36 順位 偏差値 部隊攻撃力/防御力は技巧研究を全て終えた時点での値。兵器は木獣、水軍は闘艦。 特技 強行 兵器、輸送部隊を除く陸上部隊の移動力+5 マスクデータ 相性 出身地 起用 戦略傾向 地元執着 義理 野望 漢室 生年 登場 没年 死因 性格 音声 口調 75 4/5 1/5 2/3 166 184 264(99歳) 剛胆 冷静 普通 舌戦 得意話題 保有話術 大喝 詭弁 無視 鎮静 逆上 ○ ○ 親愛・嫌悪 状態 武将名 戴宗 親愛 宋江、呉用、李逵、張順、燕青 宋江、呉用、公孫勝、李逵、張順、燕青 嫌悪 高俅、童貫、蔡京 なし 能力値よりも適性よりも特技よりも、何よりも寿命が凄い (^O^) 義理も高く、野望も低い。 親愛が多いのも嬉しい。 -- (名無しさん) 2012-06-21 12 46 25 通信、偵察、リキのおもりと原作では重要な仕事を請け負ってたけど、ゲームで表現するのは難しいね -- (名無しさん) 2014-09-08 18 41 28 信長の野望の忍者みたいな技能があれば…と言った所。 基本は内政官だろう。 特技は有用と言えば有用だが好漢達の中にあっては他の特技が優先される可能性も高い。 適正も良くないので、無理に戦場に出す必要もないだろう。 -- (名無しさん) 2018-02-02 11 57 29 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/429.html
前へ ← 1 2 3 4 作品 ■▲▼ Di/stance 先に子どもたちの声が消えた。流氷のひしめく冷たい海に放り出された私たち は互いに励ましあったが同時に互いに無力であることを思い知らされるのだっ た。この冷たい氷の海のなかでは。 脱出を試みようと身をよじらせるたびに流氷は体躯にふかく突き刺さり私たち の自由と体温をじわじわと奪っていった。互いの名を呼び合う声。私の名前を 父を母を呼ぶ声。先に子どもたちの声が消えた。目蓋を閉じてこらえる。 子どもたちの次に彼女の声が消えた。次いでひとりまたひとりと氷の海は静謐 を取り戻していく。私の名前を呼ぶ者はどこにもいない。凍える紫色の唇を開 いて誰かの名前を叫ぼうとするがもうすでに声にならない。遠のく意識のなか でひとりまたひとり私の名前を呼ぶ声がふたたびきこえてくる。 夕食後に突然なった電話は子どもたちの保育園の同級生の死を伝えるものだっ た。「ぱんだぐみのりおちゃんが今朝がたなくなりました」インフルエンザが 彼女の命を奪っていった。まだ三歳だった。 電話を受け取った妻にまとわりつくようにして息子が走り回っている。まだ 「ぱぱ」も「まま」もうまく言えなくて微熱が下がらなくて昨日今日と保育園 を休ませた。 息子は駆けよってきて鼻汁を垂らしたまま顔を近づける。ぼくは息子を抱き上 げて息子はけたけた笑っている。そういえばこの子が死ぬかもしれないなんて 考えてもいなかった。 ネパールは世界の最貧国のひとつである。下痢や風邪が原因で信じられないく らいの人々が簡単に死んでいく。そのほとんどは子どもたちである。 老人は少ない。老人になる前にみんな死んでしまうから。 ボランティアでネパールを訪れた我々の眼前で実際に起った出来事である。乗 合バスがひとりの若者を轢いた。バスの後方で若者がまだ動いてるのを確認し た運転手はバスをまっすぐバックさせ若者をもういちど轢きなおした。 ネパールのような国では人の命より医療費のほうが遥かに高い。バスの運転手 は高額な医療費の賠償を払うよりも殺人者となることを自ら選んだ。 われわれのなかには医療の専門家もいた。その眼前で起った出来事である。 「しあわせ ってね さむくないこと。それからおなかがすいてないこと。」 きょうも愛を知らずに子どもがどこかで死んでいく。物乞いをするために腕や 脚をへし折られる。不治の病で保護器にはいったままレスピレーターが回って いる。泥水をすすりながら糞便にまみれてぐったりと母の腕に抱かれる。振り 上げられた拳に頭と腹をおさえるがそれでも容赦なく体罰はいつまでも続く。 生きたまま丁重に肝臓腎臓角膜を取り出され残りは豚のエサにされる。小ギレ イな服を着たのも束の間すべて脱がされてあらゆる穴にペニスを突っ込まれる。 「しあわせ ってね さむくないこと。おなかがすいてないこと。それから だれかがそばにいること。」 ぼくは君たちのことを思い続けよう。顔も名前も知らない会ったこともない君 たちのことを。ぼくは君たちのことを思い続けることしかできないけれども。 今は。 510-512 名前:Di/stance [sage] 投稿日:05/02/09(水) 00 45 52 ID QhvJhb/y 【コメント】 537 名前:脇 ◆eBWUIXUMPI [sage] 投稿日:05/02/11(金) 10 58 09 ID 0kRGZv08 510-512 Di/stance 力強いなぁと思います。しかし、詩と呼ぶにはためらいを覚えます。 (add.)というのがかっこいいです。ですが、付け加えられたその「今は。」は、どうだろう……。 ひとひとりの、力の無さを書いていた気がしていたのに、"今は"ということは、 ではいつか、"思い続ける"ことの他の何かが、できると考えているということかな。 いつかできることは、今だってできること。でも、とんでもなく難しくて、 やっぱりできないんですよね。だけど願うことだけ、思い続けることだけならできて。 この作品を書く人は、そういう人なのではないかとわたしは考えるものですから、 だから"今は"というのが、矛盾をするような一言だというふうに思えて、 そこが一番に、ひっかかってしまうところでした。 523 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:05/02/13(日) 22 43 08 ID MSpCywst 皆さん、お疲れさまでした。今回はぼくも投稿。『di/stance』を書きました。 まあ、いわゆる「書かずにはいられなかった」というヤツです。 今回は残念ながら0点でしたが、出来にはまあまあ満足。ただ、推敲が足らん かな、という部分は多々あり、そこがマズかったのかなあ、と。 もう少し練り直してみようかなあ、と思います。 ■▲▼ frozen 吐く息は白く 喉が凍てつく いつかの願いは凍りついて 降る雪は白く 道が凍てつく 密かな思いも雪に埋もれ 痛い 痛い 素肌に突き刺さる感情の無い吹雪 痛い 痛い 心に突き刺さった行き場の無い恋心 春が来れば 少しは楽になる 独りでも凍えはしない 冬が無ければ きっと楽になる 温もりを求めずにすむ 枯れ葉を踏み 微笑みはこわばる 明日もきっと 全てを照らす太陽を見上げる 明日はきっと 痛い 痛い 素肌に舞い落ちる感情の無い桜吹雪 痛い 痛い 凍りついたままの行き場の無い恋心 身動きのとれない恋心 513 名前:frozen [sage] 投稿日:05/02/09(水) 01 45 15 ID NttXe3Ut 【コメント】 537 名前:脇 ◆eBWUIXUMPI [sage] 投稿日:05/02/11(金) 10 58 09 ID 0kRGZv08 513 frozen どうしてそんなに、痛い冷たいばっかりなのか。わたしにはピンと来ませんでした。 恋をして、その時、魂魄の芯の部分には、あたたかいもの熱いものも、あるのではないかなぁと。 ■▲▼ 四行詩 ・冬 睫毛の先から夜は凍り セーターの下の胸は薄い ペディキュアはつけたまま眠る 誰も訪ねては、来ない 514 名前:四行詩 ・冬 [487の盗作] 投稿日:05/02/09(水) 17 19 47 ID OHODXRaU 【コメント】 537 名前:脇 ◆eBWUIXUMPI [sage] 投稿日:05/02/11(金) 10 58 09 ID 0kRGZv08 514 四行詩 ・冬 確かに、 487「冬の家」を読んだ人が書かれたのでしょうね。別にそのことは、いいかなぁと思います。 問題は、リライトとしても、独立した作品としても、いまひとつだなぁ(とわたしが思う)ということです。 一行目は説明のようで、「冬の家」のほうでもわたしは感心をしなかった二行目。 わざわざ落として眠る人がいるのかというほうが疑問のペディキュアの三行目。 書いてしまわないほうが良い気がした四行目。 再考の余地が、随分とあるのではないかと、わたしは思いました。 ■▲▼ お母さんといっしょ ちょっとだけのぞいた外が あんまりまぶしかったので慌てて両目を押さえたら 爪が少しささって瞼が痛かったです 今はお前もそんな色なんだよと笑いながらお母さんが舐めてくれました まぶしい色は痛い色 僕たちがおんなじ白い色なのなら誰もお互い見つめあえませんね だから僕たちもお母さんとはなれて みんなひとりで生きていくのですか もう少し僕たちはここにいられます ずいぶん痩せてきたお母さんは遠い目をして お前たちには本当は お父さんもあるんだよと言いました 大きくなったお前たちに出会ったら きっとお父さんは怒るだろう 自分のテリトリーを荒らすなと 息子だとは知らないで威嚇の声をあげるだろう お前たちは若いのだから 少しだけ、取っ組み合って、それから すごすご逃げてあげなさいね お父さんが自分の老いを悲しまないように もう少し僕たちはここにいられます 今はまだやさしいお母さんが唸り声で僕たちを追い払うまで お父さんの思い出話を聞きながら まだ見ぬ春の森の夢を見ながら 515 名前:お母さんといっしょ [sage] 投稿日:05/02/09(水) 17 38 39 ID s/Vtpd3z 【コメント】 537 名前:脇 ◆eBWUIXUMPI [sage] 投稿日:05/02/11(金) 10 58 09 ID 0kRGZv08 515 お母さんといっしょ 冬……という感じがしませんでした。そして、あまり、やさしい感じがしなくて、 わたしは評価できないなぁと思います。 (あと、わけがわからん感想ですが、韓流の感じがしました。口調がそう思わせるのかしら。) 548 名前:猛禽 [sage] 投稿日:05/02/13(日) 16 45 16 ID Qyj2swGq 脇様 515「お母さんといっしょ」を書いた猛禽と申します。 評価もできないものにまで、コメントを書いていただいて申し訳なく思っております。 お伺いしたいことがあって、審査が終わる今まで待っておりました。 「やさしい感じがしない」とあなたがお言葉を下さったこの文は、決してやさしさを 書いたつもりではなく、生まれた年の冬の間だけ、母親といられるこぐまが、あんまり ものはわからないけど、自分がひとりで生きなければならない動物なのは何だかわかって、 それでも、もう少しだけ、この冬だけはひとといっしょにいられる、という寂しい幸福感を 書いたんですけど(それは、今独りでいる自分が、かつて親に守られていたことの あたたかさをつくづく感じていることと重なっています) 「韓流」の感じがする、とお書きになられていたので、、以前からたびたび耳にするこの言葉を 検索して確かめたのですが、「韓国大衆文化の流行現象」とありました。 「口調のせい」とおっしゃっていますが、わたしの使っている言葉は両親から習い覚えた ものであり、ずっとおとなになるにつれて育っていったものであり、そして これでも責任を持って今現在も使い続けているものです。自身にないものは書けませんから、 書くものはすなわち私自身に他ならず、わたくしにとっては、わたくし自身が「韓流」 であると言われたと同じことです。 そしてその意味が、ここ一両日いろいろ本屋さんなどで調べたのですが、わかりません。 お前の書いたもの(即ちお前)は韓流の感じだ、という意味をもう少し、 真意を読み取る力の欠如したわたくしにもわかるように教えていただけないでしょうか? わたくしは、韓国大衆文化の流行現象だ、と言われて、どう受け止めればいいのですか? これを読んで、ほかのかたが無粋さを不快にお感じになられるのは承知しております。 つつしんでお詫び申し上げます。 552 名前:脇 ◆eBWUIXUMPI [sage] 投稿日:05/02/13(日) 20 05 28 ID e6AHWIy1 猛禽さん、こんにちは。 まずはわたしの発言で、不快さを感じてしまったとのことで、 そのことを申し訳無く思っています、とお伝えしたいと思います。 "韓流"という言葉ですが、これは、作中の主人公の姿が、 ペ・ヨンジュンさんに見えた、というようなことが真意です。 お母さんにたいして、敬語で話をするところなども、韓国(のドラマ)をわたしは思い出したので、 そのような発言になりました。今このままの表現で、書けば良かったなぁと反省をしています。 そして、猛禽さんは、今回のこのわたしの発言は、不快ではないでしょうか? これでも不快であるとお感じであれば、わたしは、すべて撤回をします。 わかってもらえたらいいなぁと切に願うのは、何の悪意も他意もないということです。 "お前の書いたもの(即ちお前)は"…というふうに、猛禽さんは仰っていますが、 わたしは"お前"という言葉で、誰にも語りかけることはしません。 また、わたしは詩の批評に限らず、どんな場合でも、どなたかの存在についての発言はしません。 それは、特別な肯定も、否定も、です。そんな高い場所には、わたしはいないからです。 また、否定に関していえば、そんな心はわたしには微塵もありません。もしもわたしのなかに、 そういった心を見つけたならば、わたしは、恥ずかしさに、立っていられないでしょう。 詩を書く意味も意義もなく、ただ、沈黙に戻ります。 553 名前: ◆AkLpDEqeQc [sage] 投稿日:05/02/13(日) 20 07 16 ID e6AHWIy1 わたしは、猛禽さんの作品を読んで、実はすぐさま、そこから立ち去りたくなりました。 わたしの発言はこうでした。 冬……という感じがしませんでした。そして、あまり、やさしい感じがしなくて、 わたしは評価できないなぁと思います。 (あと、わけがわからん感想ですが、韓流の感じがしました。口調がそう思わせるのかしら。) わたしは、実際、このように書いてすぐに、逃げるように立ち去っています。そのことを、 自分自身では、よくわかるんです。 これは実は、猛禽さんの作品に、わたしがとても反応をしているからです。 "この冬だけはひとといっしょにいられる、という寂しい幸福感"と、自ら解説していらっしゃいますが、 それが、"生きていくことの厳しさ"というものを、際立たせています。そう感じます。 そして、ごく個人的な話で恐縮なのですが、今の脇は、"生きることの厳しさ"を感じさせるものの前に、 立っているのが、ちょっとつらい。今は見たくない、という心の状態なのでした。 "やさしい感じがしない"という、わたしの発言は、つまり、*わたしに*やさしくない、ということでした。 猛禽さんご本人から、そんなふうに仰って頂く前から、 今回のわたしの寸評のなかの、あの三行が、実はわたくしの傷です。 真意を伝えようとする気持ちを、見失ったままで、逃げるように立ち去ってしまったことを、 自分では知っていました。 そのことを、反省をしています。また、"やさしい感じがしな"かったのは、あなたの作品ではなく、 他ならぬ自分の件の発言であったのだと、今は感じています。 ごめんなさい。お詫びします。 また、誠実に、面と向かって、真意をお尋ね下さったことに、感謝します。 554 名前:脇 ◆eBWUIXUMPI [sage] 投稿日:05/02/13(日) 20 08 56 ID e6AHWIy1 553 は脇の発言です。何度もすみません。(Firefoxでの投稿は、やめようかなぁ。) 556 名前:猛禽 [sage] 投稿日:05/02/13(日) 23 59 51 ID DZigBqVI へっへっへっへっ(あまりの恥ずかしさにこのように登場するしかない) 脇さま わたくしが引っかかっていたのは、実に「わけのわからん感想ですが○○の感じ」 の部分だったのです。 「韓流」を検索して、冬ソナに代表されるとかKPOPとか韓国映画とか、だばだばと 出てくるものを頼りにかたっぱしから読んでいったのですが、読んでもさっぱり わからなくなるばかりで、脳みそが溶けそうになりました(わたくしは屁よんじゅんも、 冬のソナタの筋も知りませんでしたから)。KPOPの歌詞の中に似た歌詞があるのかと 思って探したのですが、それも見つかりませんでした。 「お前は」という書き方をしたのは、わたしの中で「説明はできんがお前のかいたものは 韓流である」という神の声のようなものがとどまっていて、「韓流って一体なになになに」 と、どうしても知りたい気持ちがとまらなくなったたもので、決して見下ろされたとか、 感じたものではありません。 また、わたくしはあなたのことばに不愉快な思いをしたとかではなく、ただ、 「言われていることがわからないどういうことなの教えて教えて自分で訳がわからない感想と 言ってて○○だってどういうことじゃあわたしに通じなくてもいいと思って書いてるんかい そんな無責任なこと言っていいんかい」……すみませんすみません。 ゼッケンさま わたくしの頭の中には、「自分と作品を同一視すること」などについての深い思考もなく、しかも 「矜持」も読めませんでした。でも、いまマジメに読み返しています。 梁山泊のみなさまご迷惑をかけたこと、お詫びの言葉もございません。 でもひとつだけ言わせてほしい こぐまは母親に話してたわけじゃないから、母親に敬語を使ってたんぢゃないやい (脇さま 怒っちゃだめですよ) 最後にリーフレインさま 自首しておきます わたくしはこの年まで、熊はてっきり保護色だと思い込んでおりました。 だから、「今お前もそんな色なんだよ」などと書いたのです。 熊は、冬には雪のいろになると思っておりました(最強のバカ お邪魔いたしました できれば、なかったことにして下さい。もう北極に篭りたいです。 515 名前:ゼッケン ◆DgT0G2eW4I [sage] 投稿日:05/02/13(日) 20 15 32 ID eXypetr3 時間があるので、無駄口たたきます。 本スレ548の猛禽さんのレスを読んでなのですが(典型的な横槍ですが)、 「書くものはすなわち私自身に他ならず」というこの部分が非常に気になった。 ちょっと言わせてくださいね。 私の書いた言葉が詩になるのはそうでしょう。しかし、 私の書いた詩が私と完全に一致する(私自身に他ならず)とはあまりに巨大な矜持であり、 また、過剰な信頼ではないでしょうか。 言葉は音か文字です。したがって、言語を使用する際には必ず他者の想像力に頼ります。 私を知らない他人に私自身を押し付けようとしても、その想像力は私を裏切ることでしょう。 相手だって神さまじゃないんだから。 つまり、読者にとって詩人の実際など知ったことではないという言わずもがなのことです。 さらに私の書いた詩が私以外のものを含まないかというと、 私と他人の境界がはっきり引ける人間がいれば、 純度100パーセントの少なくとも私の一部は再構成できるかもしれない。 でも言葉を使う人間には不可能。言葉そのものが他者との共感によってしか流通しないのだから。 言葉を知ってしまったときから、私の中には言葉を使う他人がすんでいるのではないでしょうか。 つづく。 516 名前:ゼッケン ◆DgT0G2eW4I [sage] 投稿日:05/02/13(日) 20 16 51 ID eXypetr3 つづき。 もう息切れしたので言いたいこと言うと、猛禽さん、もちつけ。 作品に愛着をもつことと、自分と作品を同一視することは似て非なることだと思います。 「詩」を「私」から解放しない限り、その詩は私という檻から出られず、 他人と共有するには至らないんじゃないですかね。すなわち、発表する理由がないんじゃないですかね。 あるいは自分が詩から自由でないと自由に詩も書けないということかもしれない。 だから 「わたくしにとっては、わたくし自身が「韓流」であると言われたと同じこと」 という論法は、日記ではなく詩を書いたという自覚のある人間は用いてはならないと思う。 わざと作品の中に使うのはありだろうけど。作品に毒を入れたいときだってあるから。 これはわたくしことゼッケンにとっては、揚げ足取りの類ではなく、 私にとっても切実な問題であったのでつい長々と書いてしまいました。 つまらない詩を書く人間はつまらない人間なのか? 明確に否と答えたい。 未熟ながら詩に魅入られつつある人間の最後の防衛線がここにあります。 いちいち断るけど、上の最後の二行は猛禽さんやその他の方々の為ではなく、私個人のためにのみ書いてます。 518 名前:リーフレイン [sage ] 投稿日:05/02/13(日) 20 54 13 ID NhDNS4tz 猛禽さん 私あれね、猫だとばっかし思って読んでましたよ。。。 背景描写をあえて抜いているんだと思ったんですが、そのせいで、 妙に詩が表面的な感じに読めてしまいました。 (それによって、人でも熊でも、猫でもいいように読めるっていう 騙し絵的な要素が入ってるんですが、色のない絵みたいな感じ) 519 名前: ◆AkLpDEqeQc [sage] 投稿日:05/02/13(日) 20 59 00 ID e6AHWIy1 516 ゼッケンさん わたしの今回のあの三行の寸評は、自分が見ても、あまり感心をしてません。 あれを読んで、(ああ、嫌だな)と思ってしまった方が、 いらっしゃったというのは、わたしにとっては不思議ではないことでした。 ゼッケンさんの発言も、共感をしますが、わたしは、猛禽さんの反応も、少し共感しています。 なんとなく、わたしのためにも書いてくださったような気がして、一言申し上げました。 【得点】 1点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 ■▲▼ 二月 二月ってのは寒いな 窓の外も部屋の中も 空気がしんと張り詰めてはひとを脅かす ぼくは貧乏ゆすりに気付いては止めるのを繰り返している 熊はまだ寝ているだろう 鮭は海でそれを待つだろう 街ではひとが行き交っている その表情には迷いと眠気が見い出される 遅い朝と早すぎる夕闇は黙って暮らしている双子みたいだ それに挟まれている曇り空や朝刊、草むらたちの 何だか全てが厳かになるのを不思議に思いながら ひとは手をこすり合わせ空を見上げる 冬は待っているのだ だから冬のなかでみなも凍えながら待っている 母親の強さと大きさで 夕食の匂いを背におかえりといって、微笑をまとうそのときを ひとだけが忙しく動き回り 静かで厳かになったものをつっついている 夕暮れの強情な迷子のよう じきに泣き出して楽になるのだろう そして力強い手の平のような春がやってくる 516 名前:二月 [] 投稿日:05/02/09(水) 22 39 22 ID sJOFS/fI 【コメント】 538 名前:脇 ◆eBWUIXUMPI [sage] 投稿日:05/02/11(金) 10 59 22 ID 0kRGZv08 516 二月 良いなぁと思いました。 読者を導いて、流れにのせ、納得させる力がある。 ただし、最初の二連は、頭の先で書いている感じが、少ししました。 542 名前:ななほし# [] 投稿日:05/02/12(土) 00 56 08 ID r49iD7ES 1点 516 :二月 :05/02/09 22 39 22 ID sJOFS/fI 熊やしゃけで、スケールが広がったかなぁ、冬、母のぬくもりなら、父の厳しさ といくのは尋常過ぎたのかなぁ??? 546 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage ] 投稿日:05/02/12(土) 21 43 29 ID KPv0B+J8 516 二月 1点 すっきりと素直に読めました。 530 名前:GON [] 投稿日:05/02/15(火) 23 49 10 ID DMpfV+hC おつ、おひさです。 二月書きましたGONです。またぼちぼち参加していくので よろしくお願いします 【得点】 4点(準チャンプ作品) 脇 ◆eBWUIXUMPI:1点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点 ■▲▼ 長い冬 最後に春の夢を見たのは いつだったろうか もう忘れてしまったのに 無意味な希望は僕に 毎朝窓の外を覗かせる 昨日と変わらぬ 刺さるような吹雪 もう落胆もしない 本当は気づいているから じきに大洋も氷りつくだろう 家の薪も尽きるだろう それでもこの長い冬の 終わりが来ることはないのだ 太陽は申し訳なさそうに 弱々しい陽光をくれるのだが それすらもまるで冷気のようで 全てを少しずつ 削りとっていく ああもうこの命は 僕を支えきれずに ちぎれてしまいそうだ 皆が虚しい抵抗をやめ 最後の命が終るとき それがわれわれに訪れた 本当の冬なのだろうか それともそれは 未だ誰も見たことのない この世ではじめての 永く静かな季節だろうか 517-518 名前:長い冬 [sage] 投稿日:05/02/09(水) 22 45 41 ID vMdJDmCG 【コメント】 538 名前:脇 ◆eBWUIXUMPI [sage] 投稿日:05/02/11(金) 10 59 22 ID 0kRGZv08 517-518 長い冬 状況の説明が続いて、その後で、すぐ結論が来てしまう。 流れに心地よく乗り、いつか無心になって、酔わせてもらいたいけれども、 そういうものになるには、この場所の、その先の話ではないかなぁと。 この先の場所に、詩が待っているのではないかなぁ。 とわたしは思う、です。 542 名前:ななほし# [] 投稿日:05/02/12(土) 00 56 08 ID r49iD7ES 1点 518 :長い冬 2/2:05/02/09 22 46 20 ID vMdJDmCG 戦争にねらいを絞って書いているのだろうか?? 視点を持っているのを感じる。 ■▲▼ 長い冬 長い冬がやってくるよ とても とても 長い 長あい ああ 長い冬がやってくる 鉄と終わりの花火があがった 東から西から ポンポンポンポン それを見た男の子はワーワー騒いで 泣いたり 喜んだり 女の子は何も言わなかったよ 何も言えなかったよ それから雲がやってきた 大きな雲だ 世界は一つの雲の下 急に何かの宗教に勝手に入って 神様 神様 って言ってる人がいる 神様はもう僕達の事なんか見えやしないよ 窓の外は時折うるさくなり また望みの消え去った静寂が戻るの繰り返し ああ 南の島にも雪が降った 僕はあの子に会いにいこうと 真っ白な大地を トボトボトボトボ 倒れた雪だるまが あちこちに転がってた 兵隊さんの銃は杖代わり まだ弾は出るだろうか もう夜だか昼だかわからない もうここはどこだかわからない 海は凍って 行こうと思えば海外旅行もできるなあ でもあの子は海の向こうには無いだろうな ゴーゴーゴーゴー まだ何とかできると 色を奪われた極楽鳥が 僕の頭の上を飛んでった 僕はあの子の目ん玉さえ見つけられず 機械的な音を放ちながら飛んでいく極楽鳥を眺めてた 長い冬がやってきたよ とても とても 長い 長あい 次の春はいつだろうか ああ 長い冬がやってきた 519-522 名前:長い冬 [sage] 投稿日:05/02/09(水) 23 14 15 ID CczNReAA 【コメント】 538 名前:脇 ◆eBWUIXUMPI [sage] 投稿日:05/02/11(金) 10 59 22 ID 0kRGZv08 519-522 長い冬 普段のしゃべり言葉をそのまま使っているような気がします。 そして、感傷的になっている作者の心を、見ている気がします。 もっと醒めて、もっと見つめて、そしてもっと遠い目で、書ける題材ではないでしょうか。 ■▲▼ 風の冬が解けて 雪の降らない夜に くじらの夢を見た 会うことのない海は いつかも寂しかっただろう 雪の積もらない夜に アスファルトの黒さを知った 響くことのない足音は いつかも寂しかっただろう 眠りという名の兎が急いでやってくる頃 夢という名の小鹿が誰かを忘れる頃 暖炉がネクタイをする前に きっと春が来てしまったのだろう 雪の降った夜には サンタクロースの夢を見た 会うことのない優しさは いつかも温かかったのだろう 雪の積もった夜には にんげんの赤さを知った 続くことのない幸せは いつかも温かかったのだろう ― 澄み切った空気は 寒さ以外を運ぶ 524 名前:風の冬が解けて [sage] 投稿日:05/02/09(水) 23 59 02 ID q7/gPtKq 【コメント】 538 名前:脇 ◆eBWUIXUMPI [sage] 投稿日:05/02/11(金) 10 59 22 ID 0kRGZv08 524 風の冬が解けて "いつかも~"の繰り返しが、なかなか心地よかったのですが、 どうにも、鮮烈さには欠けるのかなと思います。ばらけている気がします。 気がきいているフレーズよりも、一貫した物語、旋律を、 見せてもらいたい、というふうに思いました。 題名と、最終行が、全体を意味不明に、している気がしましたが、どうでしょうか。 ■▲▼ 鉄が夢を見ていた 黄土色に枯れた草が残る大地に 粉雪が舞い散っている。 身体の芯まで突き刺してくるような 風に乗って。 茫漠なる、荒涼なる、立ち枯れの木々が 点々と転がる大地に、 粉雪が舞い散っている。 花が咲かない、緑が消えた。 生けるものの気配が 地表から消えうせ、 躍動する生命が 無機質な結晶へ変化し、 硬く落ちていく。 心がかたくなにこわばり、 言葉が口を出ることもなしに、凍りつく。 静寂と鎮魂。 春を待つ。 ただ、内側深くに燃える何かをじっと抑え込みながら、 息を殺して 待つ。 溶鉱炉を開け、斜めに傾けた炉の出口から、 どうっと鉄が流れ出す。 噴出する熱、飛沫する鉄、 焼け爛れる肉塊、熱く濡れた子宮。 阿鼻叫喚のうめきとともに、歓喜の叫びが発せられる。 夢を見るのだ。 待ち続ける冬の中で、 525 名前:「鉄が夢を見ていた」 [sage チコク?] 投稿日:05/02/10(木) 09 34 06 ID IMq9/qFm 【コメント】 538 名前:脇 ◆eBWUIXUMPI [sage] 投稿日:05/02/11(金) 10 59 22 ID 0kRGZv08 審査対象外 525「鉄が夢を見ていた」 固さを感じます。情景を思い浮かべることができるのならば、それでも構わないと思いますが、 そうではない、ということですね。漢字に、頼りすぎていると思います。 "茫漠なる、荒涼なる、立ち枯れの木々"、"躍動する生命が 無機質な結晶へ変化し" こういう書き方は、きっと作者の心のなかでは、嘘の無い、ぴったりな言葉なのかもしれない のですが、読者……というかわたくしには、それほど、伝わらないものなのですよね。 541 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:05/02/12(土) 00 47 32 ID r49iD7ES 2点 525 :「鉄が夢を見ていた」:05/02/10 09 34 06 ID IMq9/qFm なぜ? 鉄なのだろうか? なぜ? 溶鉱炉なのか? いま・現在・Now ……タマこもっているしかなぁ?? いま一つ完成していないかも…… 前へ ← 1 2 3 4 ページ先頭へ トップページ